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 晩ごはんのおかずは何――発表学習クラスの授業のあとで Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
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晩ごはんのおかずは何――発表学習クラスの授業のあとで as/3611.html
森川林 2019/03/07 07:11 

 昨日3月6日(水)18;00のクラスは、やり方を少し変える必要があったので、中根が司会をしました。
 その授業の終了後、子供たちが数人残っていたので、勉強から脱線して、みんなに晩ごはんのおかずを聞いてみました。
 その脱線の話が面白かったので、その動画です(笑)

<動画は省略>

 さて、本題。
 発表学習クラスの今後の新しいやり方は、次のようにする予定です。

(1)発表は1人5分(大体5分あれば十分に発表できるようです。)

(2)発表の間、他の人にはメモをとってもらう。(あとで質問や感想を言えるようにするためです。)

(3)感想の時間は1人2分(これも2分ぐらいあれば十分にできます。)

 以上で、8人のクラスになっても60分弱、7人のクラスで50分、6人のクラスなら40分ちょっととなります。
 発表学習クラスの授業のあとミニ懇談会をするときは、7人以上のクラスでは感想を少し短めに言ってもらえば十分に対応できます。

(4)読書紹介は、1人1~2分を目安に、子供たちで司会運営をしてもらい、先生は退出します。
 1~2分で紹介するためには、5年生以上は短くあらすじを言うことができますが、3年生以下ではあらすじを言うのは難しいので、いちばん面白かったところだけを言うようにします。幼長や1年生の場合は、口で言わずに面白かったページを見せるだけでもかまいません。
 子供たちだけで読書紹介の司会運営をやると、エラーやトラブルがあったときは対応できません。そのときは、家庭で近くにいるお母さんに察知していただき、対応していただくようにします。お母さんから事務局に電話で相談していただいてもいいし、最悪の場合は、読書紹介は終了して次回に延期ということにしてもいいと思います。

(5)暗唱発表も、子供たちで司会運営をしてもらいます。暗唱は、長くなりすぎないように、自分が覚えて言えるところの最後の300字以内ということにします。これなら1~2分でできます。
 暗唱がつっかえたとき、思い出そうとすると、思い出すことが癖になってしまうので、紙を見てもいいことにします。あるいは、ほかの子や近くにいるお母さんが助け舟を出してもいいことにします。
 昨日はすぐに暗唱をさせてしまったので、よく言えるはずの子も少しつっかえる場面がありましたが、本当は暗唱の発表の前に1~2分時間をとってみんなで練習をしてから始めればよかったと思います。

 以上が4~7人の少人数の発表学習クラスの新しい運営の仕方です。

 この発表学習クラスで何を目指しているかというと、第一に、勉強の内容面では、東大推薦入試型の学力を作ることです(別に東大を受けなくていいのですが、わかりやすく)。
 それは、これからの学力にそういう方向が求められているからです。
 そしてまた、そういう勉強の方が、知識を詰め込み記憶を再現するだけの勉強よりもずっと面白いからです。
 知識の勉強は、試験前に集中してやれば間に合うので、普段は思考力と創造力を育てる勉強を中心にしていくのです。

 発表学習クラスの意義は、第二に、勉強の内容面以外に、勉強の方法というところにあります。
 少人数クラスでは、全員が発表し、感想を述べ、読書紹介をするという自主的なコミュニケーションをとることができます。
 社会に出て活躍する人に共通するのは、自主性があることと、個性や創造性があることと、コミュニケーション力があることです。コミュニケーション力の中には、相手に対する思いやりなども含まれます。
 そういう勉強力以外の文化力を育てるのが、発表学習クラスのもうひとつの意義です。

 毎回の子供たちの発表を見ると、お母さん方が忙しい中、協力してくださっていることがよくわかります。
 今は共働きの家庭がほとんどなので、どなたも子供と関わる時間を作るのに苦労されていると思います。
 しかし、過ぎ去ってしまえば親が子供と関われるような子供時代はほんのわずかです。
 10年後、20年後に、今の苦労が子供にとっても、親にとってもいい思い出になると思ってがんばってやっていってくださるようお願いします。


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コメント欄

森川林 2019年3月7日 7時32分  
 発表学習クラスの意義は、一つは東大推薦入試型の学力を作ること、もう一つは勉強力以上にコミュニケーション力をつけることです。
 これをできるだけ面白くやっていけるといいと思っています。

nane 2019年3月7日 7時40分  
 今の時代は、子供とたっぷり遊べる時間を取れる人は少ないと思います。
 まして、子供と知的な対話を楽しむというような時間はほとんど取れないと思います。
 しかし、それを苦労してやることが、あとで子供にとっても親にとってもいい思い出になるのです。

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