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入賞する楽しさよりも、表現する楽しさを――本日はプレゼン作文発表会 as/2960.html
森川林 2017/05/27 08:23 


 本日は、午後1時半より、インターネット上でプレゼン作文発表会を行います。
 この発表会は、全員に豪華な参加賞が出ます。

 この日は、学校の運動会と重なってしまった人が多かったため、動画だけの発表の人もかなりいましたが、その人たちにももちろん参加賞が出ます。

 発表会というと、優秀作品を選び表彰するようなことがよく行われていますが、言葉の森の発表会は特にそういうことはせず、全員が同じ参加賞で、それぞれの発表そのものを楽しむ会にしたいと思っています。

 言葉の森を長年やっていた生徒に共通するのが、書くことに抵抗がなくなったということと、書くことが好きになったということです。

 最初は苦手だった子も、長年やっていると、表記のミスなども自然になくなり、自分の書いたものをみんなの前で発表することが抵抗なくできるようになるのです。

 これをもし、間違いを早く直そうとしたり、上手な子を表彰したり、その上手な作文をみんなに見せてほかの作文と比較したり、ということをすれば、確かに一部の子は短期間で上達します。
 しかし、大部分の子は作文が苦手になり、書くことに抵抗感を持つようになってしまいます。

 作文指導に熱心な先生に教わるほど、そのクラスで作文が苦手な子が増えるというのは、こういう事情があるからです。

 だから、私は、作文発表会を、たとえはちょっと変かもしれませんが、盆踊りのようなものと考えています。
 盆踊りでは、踊りに慣れている人も、慣れていない人も、それぞれ自分なりに楽しく音楽に合わせて踊ります。
 誰がうまいとか、誰が下手だとかいう比較をしたり評価をしたりする人はいません。
 それよりも、自分なりに表現すること自体が楽しいのです。

 このプレゼン作文発表会は、今度の読書作文キャンプでも行います。
 発表は初めてという人も多いと思いますが、すぐにみんなの雰囲気に慣れると思います。

====
勝つための習い事から、楽しむための習い事へ――スポーツも、作文も
https://www.mori7.com/index.php?e=2788


 小学生の習い事に関する調査(2016年11月VSN)によると、子供に習わせたい習い事の1位はスポーツ系、2位は英会話、3位は音楽系という結果が出ています。

 親の動機は、スポーツや英語や音楽のプロになることではないと思います。その分野が、苦手にならないように、そしてできれば楽しめるように、ということでさせているのです。

 しかし、教える側は、それだけでは物足りないと思うのか、「勝つ」という方向で目標を立てがちです。
 そして、実際に習い事の成果を発表する場は、試合や、検定試験や、コンクールなどですから、そこでどうしても優劣がつきます。

 特にスポーツの場合は、負けたチームはかなり屈辱感を味わいます。逆に言えば、勝ったチームは大きな優越感にひたります。だから、親も子供もどうしても、勝つためのスポーツという方向に進んでしまうのです。

 本当は、子供時代は、いろいろな運動を楽しむべきなのに、サッカーならサッカー、野球なら野球といったように、最初に参加した特定のスポーツに特化するような取り組み方になってしまいうのです。

 しかし、多くの人がそういう今のスポーツのあり方のおかしさに気づきはじめていると思います。

 作文の勉強も似ています。
 言葉の森の生徒は、よく新聞に入選したり、コンクールに入選したりしています。
 しかし、教室としてそういう入選の目標に取り組んでいるわけではありません。家庭で自由に取り組んでもらうという立場です。

 入選は、子供にとって大きな自信になります。そして、小学生なら誰でも年に何回かは素晴らしい作文を書くことがあります。
 しかし、教室として、子供たちの作文を入選させるために手直しするようなことはしません。先生が手を加えて上手な作文にしても、子供にとっては喜びにならないからです。

 そのかわり、言葉の森では、生徒それぞれが作文を発表するプレゼン作文発表会のような企画を充実させたいと思っています。
 賞や級を全く出さないわけではありませんが、それらはあくまでもきっかけ作りで、それらの賞や級を目標にして競わせるようなことはしません。
 そうして、ひとりも苦手な子がなく、多くの子が作文が得意になるような教室を目指しています。

 ただし、進歩のあとがわかることは必要ですから、森リン点の集計や作文検定の実施などには取り組んでいます。
 しかし、これも競争を煽らない形で進めています。
 それでも、小学生新聞の入選者数などは、たぶん毎年全国1位になっているのだと思います。
====


 本日は、午後1時半より、インターネット上でプレゼン作文発表会を行います。
 この発表会は、全員に豪華な参加賞が出ます。

 この日は、学校の運動会と重なってしまった人が多かったため、動画だけの発表の人もかなりいましたが、その人たちにももちろん参加賞が出ます。

 発表会というと、優秀作品を選び表彰するようなことがよく行われていますが、言葉の森の発表会は特にそういうことはせず、全員が同じ参加賞で、それぞれの発表そのものを楽しむ会にしたいと思っています。

 言葉の森を長年やっていた生徒に共通するのが、書くことに抵抗がなくなったということと、書くことが好きになったということです。

 最初は苦手だった子も、長年やっていると、表記のミスなども自然になくなり、自分の書いたものをみんなの前で発表することが抵抗なくできるようになるのです。

 これをもし、間違いを早く直そうとしたり、上手な子を表彰したり、その上手な作文をみんなに見せてほかの作文と比較したり、ということをすれば、確かに一部の子は短期間で上達します。
 しかし、大部分の子は作文が苦手になり、書くことに抵抗感を持つようになってしまいます。

 作文指導に熱心な先生に教わるほど、そのクラスで作文が苦手な子が増えるというのは、こういう事情があるからです。

 だから、私は、作文発表会を、たとえはちょっと変かもしれませんが、盆踊りのようなものと考えています。
 盆踊りでは、踊りに慣れている人も、慣れていない人も、それぞれ自分なりに楽しく音楽に合わせて踊ります。
 誰がうまいとか、誰が下手だとかいう比較をしたり評価をしたりする人はいません。
 それよりも、自分なりに表現すること自体が楽しいのです。

 このプレゼン作文発表会は、今度の読書作文キャンプでも行います。
 発表は初めてという人も多いと思いますが、すぐにみんなの雰囲気に慣れると思います。

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勝つための習い事から、楽しむための習い事へ――スポーツも、作文も
https://www.mori7.com/index.php?e=2788


 小学生の習い事に関する調査(2016年11月VSN)によると、子供に習わせたい習い事の1位はスポーツ系、2位は英会話、3位は音楽系という結果が出ています。

 親の動機は、スポーツや英語や音楽のプロになることではないと思います。その分野が、苦手にならないように、そしてできれば楽しめるように、ということでさせているのです。

 しかし、教える側は、それだけでは物足りないと思うのか、「勝つ」という方向で目標を立てがちです。
 そして、実際に習い事の成果を発表する場は、試合や、検定試験や、コンクールなどですから、そこでどうしても優劣がつきます。

 特にスポーツの場合は、負けたチームはかなり屈辱感を味わいます。逆に言えば、勝ったチームは大きな優越感にひたります。だから、親も子供もどうしても、勝つためのスポーツという方向に進んでしまうのです。

 本当は、子供時代は、いろいろな運動を楽しむべきなのに、サッカーならサッカー、野球なら野球といったように、最初に参加した特定のスポーツに特化するような取り組み方になってしまいうのです。

 しかし、多くの人がそういう今のスポーツのあり方のおかしさに気づきはじめていると思います。

 作文の勉強も似ています。
 言葉の森の生徒は、よく新聞に入選したり、コンクールに入選したりしています。
 しかし、教室としてそういう入選の目標に取り組んでいるわけではありません。家庭で自由に取り組んでもらうという立場です。

 入選は、子供にとって大きな自信になります。そして、小学生なら誰でも年に何回かは素晴らしい作文を書くことがあります。
 しかし、教室として、子供たちの作文を入選させるために手直しするようなことはしません。先生が手を加えて上手な作文にしても、子供にとっては喜びにならないからです。

 そのかわり、言葉の森では、生徒それぞれが作文を発表するプレゼン作文発表会のような企画を充実させたいと思っています。
 賞や級を全く出さないわけではありませんが、それらはあくまでもきっかけ作りで、それらの賞や級を目標にして競わせるようなことはしません。
 そうして、ひとりも苦手な子がなく、多くの子が作文が得意になるような教室を目指しています。

 ただし、進歩のあとがわかることは必要ですから、森リン点の集計や作文検定の実施などには取り組んでいます。
 しかし、これも競争を煽らない形で進めています。
 それでも、小学生新聞の入選者数などは、たぶん毎年全国1位になっているのだと思います。
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森川林 2017年5月27日 8時32分 1 
 発表会に暗い顔をして参加する人はいません。自分の愚痴をこぼしに来る人もいません。
 みんな、自分のいいところを表現するために参加します。
 すると、自然にそのいいところに合わせた自分になっていきます。
 審査員が評価をしたり表彰をしたりする必要はありません。
 発表することそのものが、その子を成長させていくのです。


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