小1親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文クラスと森林プロジェクトの講師 日曜朝の「親子作文」体験学習の1回目の授業の説明動画 森リンの作文評価の基準は語彙の多様性とバランス 国語のテストはなぜ100点が取りにくいか。それは答えが間違っていることがあるから 7月の森リン大賞、小6、中2,高2の作文――森リン点の高い子は学力も高い

記事 3240番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/9/19 
子供の勉強は、やらせることよりも、やらせないことを先に考える
森川林 2018/03/14 05:58 


 幼児のころから、勉強も、スポーツも、音楽もといろいろなことをやって、どれも優秀な成績を収めている子がいました。

 しかし、その子が、高学年になったころ、どれもほどほどにやるようになっていたのです。
 どれも、一応合格点ぎりぎりのところまでやるが、決してそれ以上はやろうとしない、つまり熱中するような取り組みなどはなく、言われたことを言われた範囲できちんとこなすというやり方になっていたのです。

 こういう子と反対の子もいました
 大人が見て、いかにも無駄で無意味だと思われるようなことに熱中する子です。
 しかし、その子が学年が上がり、入試に取り組むようになると、その集中力であっという間に実力をつけていきました。

 小学校時代の子供の生活で大事なことは、今の成績を上げることではありません。
 能率は悪くてもいいから、自分の意志でやることと、何かに熱中できる生活をすることです。

 親は、子供の生活をコントロールする前に、まず自分が子供のころ、どういうことがうれしかったかを考えてみることです。
 そして、自分にないものを子供に求めるのではなく、自分の今につなかっていることと同じことを子供にも認めてあげることです。
 今の自分を形成しているものの中には、当時は無駄だと思われていたようなこともたくさんあったはずです。

 そうすれば、さまざまな勉強や習い事で子供の時間を埋めるのではなく、もっと役に立たないように見える時間を大切にすることができるのではないかと思います。

▽昔の関連記事
「勉強をコントールする力をつける――そのための親の勉強観」
https://www.mori7.com/as/2921.html
====
 今、子供たちの身の回りには、さまざまなやらなければならないことが押し寄せています。
 それは、大人も同様です。
 最近、時間が不足するという人が増えているのは、生活の本質に関係のないような雑事があまりにも増えてきたためです。

 大人の場合は、それでも自分で計画を立てて自分の生活をコントロールすることができます。
 しかし、子供はこれからそういうことを学ぶ時期にいるのですから、自分で生活をコントロールすることはまだできません。

 だから、親が子供に、大事なことで継続することと、大事でないことで適度に抑制することを教えてあげる必要があります。
 それは食べ物の好みのコントロールと同じで、子供が好きな甘いものばかり食べさせるのではなく、野菜などもきちんととることをすすめることと共通しています。

 子供の時間のコントールを考えるときに、大事になってくるのが、親の勉強観です。
 学校や塾で言われたとおりにやっていると、子供の勉強時間はどんどん長くなります。
 どの先生も、自分の教えていることが大事だと思っているからです。
 その結果、誰からも何も言われない読書の時間が削られてしまう子も多いのです。

 小学生のころは、長い目で見れば、勉強よりも読書の方が大事です。
 今の成績をよくすることに追われて、読書を後回しにしている子は、かえってあとで伸びなくなります。

 例えば、漢字の書き取りテストなどをすれば、出来不出来の結果がすぐに出ます。
 結果が出るものは、誰でもつい優先してしまいます。
 しかし、読書はしてもしなくても、結果として出てくるものはありません。
 だから、読書は置いておいて、まず漢字の勉強をということになってしまいがちなのです。

 両方できるのがもちろんいいのですが、どちらが大事かと言えば、明日の漢字のテストより今日の読書の方です。
 これは、異論のある方も多いと思いますが、これまでいろいろな子供たちを見ているとそういうことがわかるのです。
 だから、親は、できるだけ長期的な視野で子供の成長を考え、子供の生活時間を考えていく必要があります。

 思考発表クラブでは、毎週、子供たちに今読んでいる本を紹介してもらいます。
 互いの本の紹介が刺激になるのか、どの子もいい本を選んできます。
 こういう読書を柱とする勉強をしていくことが、将来の子供たちの大きな力になっていくと思います。
====


 幼児のころから、勉強も、スポーツも、音楽もといろいろなことをやって、どれも優秀な成績を収めている子がいました。

 しかし、その子が、高学年になったころ、どれもほどほどにやるようになっていたのです。
 どれも、一応合格点ぎりぎりのところまでやるが、決してそれ以上はやろうとしない、つまり熱中するような取り組みなどはなく、言われたことを言われた範囲できちんとこなすというやり方になっていたのです。

 こういう子と反対の子もいました
 大人が見て、いかにも無駄で無意味だと思われるようなことに熱中する子です。
 しかし、その子が学年が上がり、入試に取り組むようになると、その集中力であっという間に実力をつけていきました。

 小学校時代の子供の生活で大事なことは、今の成績を上げることではありません。
 能率は悪くてもいいから、自分の意志でやることと、何かに熱中できる生活をすることです。

 親は、子供の生活をコントロールする前に、まず自分が子供のころ、どういうことがうれしかったかを考えてみることです。
 そして、自分にないものを子供に求めるのではなく、自分の今につなかっていることと同じことを子供にも認めてあげることです。
 今の自分を形成しているものの中には、当時は無駄だと思われていたようなこともたくさんあったはずです。

 そうすれば、さまざまな勉強や習い事で子供の時間を埋めるのではなく、もっと役に立たないように見える時間を大切にすることができるのではないかと思います。

▽昔の関連記事
「勉強をコントールする力をつける――そのための親の勉強観」
https://www.mori7.com/as/2921.html
====
 今、子供たちの身の回りには、さまざまなやらなければならないことが押し寄せています。
 それは、大人も同様です。
 最近、時間が不足するという人が増えているのは、生活の本質に関係のないような雑事があまりにも増えてきたためです。

 大人の場合は、それでも自分で計画を立てて自分の生活をコントロールすることができます。
 しかし、子供はこれからそういうことを学ぶ時期にいるのですから、自分で生活をコントロールすることはまだできません。

 だから、親が子供に、大事なことで継続することと、大事でないことで適度に抑制することを教えてあげる必要があります。
 それは食べ物の好みのコントロールと同じで、子供が好きな甘いものばかり食べさせるのではなく、野菜などもきちんととることをすすめることと共通しています。

 子供の時間のコントールを考えるときに、大事になってくるのが、親の勉強観です。
 学校や塾で言われたとおりにやっていると、子供の勉強時間はどんどん長くなります。
 どの先生も、自分の教えていることが大事だと思っているからです。
 その結果、誰からも何も言われない読書の時間が削られてしまう子も多いのです。

 小学生のころは、長い目で見れば、勉強よりも読書の方が大事です。
 今の成績をよくすることに追われて、読書を後回しにしている子は、かえってあとで伸びなくなります。

 例えば、漢字の書き取りテストなどをすれば、出来不出来の結果がすぐに出ます。
 結果が出るものは、誰でもつい優先してしまいます。
 しかし、読書はしてもしなくても、結果として出てくるものはありません。
 だから、読書は置いておいて、まず漢字の勉強をということになってしまいがちなのです。

 両方できるのがもちろんいいのですが、どちらが大事かと言えば、明日の漢字のテストより今日の読書の方です。
 これは、異論のある方も多いと思いますが、これまでいろいろな子供たちを見ているとそういうことがわかるのです。
 だから、親は、できるだけ長期的な視野で子供の成長を考え、子供の生活時間を考えていく必要があります。

 思考発表クラブでは、毎週、子供たちに今読んでいる本を紹介してもらいます。
 互いの本の紹介が刺激になるのか、どの子もいい本を選んできます。
 こういう読書を柱とする勉強をしていくことが、将来の子供たちの大きな力になっていくと思います。
====

コメント欄

森川林 2018年3月14日 6時13分 1 
 うちの子供がまだ小学校低学年だったころ、子供たちがほしいとも何とも言っていないのに、私は子供たちを連れて近所のゲームショップに行き、端末とソフトを買ってきました。それから、みんなで熱中してやりました。「ゼルダの伝説」と「ファイナルファンタジー4」でした。自分が子供だったら、そういうことをしたいだろうと思ったからです。
 それから、いかにも面倒で退屈そうな学校の宿題が出たときは、代わりにやってやるからやらなくていいよと言いました。自分が子供だったらやりたくないだろうと思ったからです。小1で、足し算の同じ答えのところに同じ色を塗るという宿題でした。面倒でした(笑)。
 そういう育て方をして、好きなことしかやらない怠け者になったかというとそんなことはありませんでした。
 子供は子供らしく成長するのがいちばんいいのだと思います。

nane 2018年3月14日 6時22分  
 人間には誰にも向上心があり、知的好奇心があります。
 自然に成長すれば、誰もがそういう能力を発揮していきます。
 今は少子化で、子供はいろいろなところから管理されて育っています。
 無駄に熱中できる時間をもっと大切にしてもいいのではないかと思います。


コメントフォーム
子供の勉強は、やらせることよりも、やらせないことを先に考える 森川林 20180314 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
ふへほま (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ふへほま」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント1~3件
9月4週に発表 森川林
 9月4週に発表交流会と保護者懇談会を行 9/18
小1親子作文を nane
 子供たちを教える先生という仕事では、知 9/17
小1親子作文を 森川林
 寺子屋オンラインの教育は、google 9/17
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の31~60件目を表示
……先の30件
■夏休み朝の作文体験学習の2回目始まる――子供との対話を生かす作文の勉強 8月9日
■2018読書作文キャンプの記録 8月8日
■夏休み朝の作文作文体験学習の授業の動画 7月31日
■夏休み朝の作文体験学習の資料 7月28日
■経験と学問と創造を楽しむ――発表学習コースの問題点と今後の対策 7月13日
■森林プロジェクトと寺子屋オンライン――これから生まれる新しい教育(動画) 7月12日
■読書は細切れ時間も利用して毎日50ページ以上を目標に 7月11日
■よその子を褒めるのではなく、自分の子を褒める 7月10日
■【合格速報】 東京学芸大学付属国際中等教育学校 (編入) 7月9日
■ユニークな夏休みの朝の作文体験学習 7月9日
■読書作文キャンプ、まだ参加できます――先生の引率も一部可能に 7月6日
■「夏休み朝の作文体験学習」は曜日変更もできるようにしました 7月6日
■本当に読書第一、勉強第二でいいんですか 7月6日
■創造力は教えられて育つものではなく、創造する人の後ろ姿を見て育つ 7月5日
■作文のオンライン授業の予習用の動画を公開(小1~中1、中学入試・高校入試ハイパー作文) 7月4日
■勉強の本来の面白さを味わうために 7月3日
■教えない勉強によって、子供の成長は途中から加速する 7月1日
■5月の森リン大賞から――小5から高2までの成長の跡 6月28日
■読書作文キャンプ打ち合わせ会【7/2更新】 6月27日
■【再掲】読書感想文の書き方 6月27日
■夏休み朝の作文体験学習募集中――3週連続。親子作文、読書感想文、受験作文の3コースから【7/6更新】 6月26日
■漢字の読みを先行させる漢字集の勉強法 6月25日
■小学校高学年からの本格的な受験作文の勉強は言葉の森で 6月24日
■6月22~28日「子供の読書についてのオンライン懇談会」参加自由 6月21日
■ゲームは飽きるが友達は飽きない 6月21日
■海外帰国子女枠の作文と面接なら言葉の森 6月20日
■繰り返し読むのは、やはり紙の本 6月19日
■誰でも暗唱ができるようになる方法――成長期の子供の日本語力育成に有効 6月18日
■6月のオンライン懇談会、6月の発表交流会、7月のオンライン面談の予定 6月15日
■人に教わるのではなく、自ら学ぶことによって真の実力がつく 6月15日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare