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幼児や小学1年生の作文指導は、書かせるよりも読ませることを as/1768.html
森川林 2013/03/19 18:01 



 幼児や小学校1年生から作文の勉強をする子が増えています。
 小学校でも、書くことに力を入れるということで、低学年から日記などの宿題を出すところが増えてきているようです。

 しかし、小学生のころの作文指導は、大人はつい間違いを直すこと中心に見てしまうので注意が必要です。
 これは、お母さんでも同じです。
 真面目で熱心な先生やお母さんほど、間違いがあるとすぐ直してしまいたくなるのです。

 ところが間違いは、そこで直さなくても読む力がつけば自然に直るものがほとんどです。
 間違いを直すことによって、せっかく褒められると思って書いた子供の作文をけなすかたちになってしまうところに大きな問題があります。

 しかし、間違いを直さないと、その間違いが定着しやすくなるのも事実です。
 では、どうしたらいいかというと、最初から間違って書かないようにすればいいのです。

 最初から正しい書き方をするためには、正しい書き方をよく読んでおく必要があります。
 だから、作文を書く前に、読書をたっぷりしておく必要があるのです。

 低学年のころの作文指導は、上手に書くことを目的としません。
 正しい書き方を身につけ、楽しく書くことを学ぶために勉強していきます。
 低学年のときに楽しく書くためには、できるだけ直す注意をしないことです。
 そして、この楽しく書いた土台の上に、中学年になってからの表現を工夫した作文、高学年になってからの考える作文。中学生や高校生になってからの創造性のある作文と続いていくのです。

====facebook記事より====

 昔、教室に浪人生がひとり、お母さんと一緒に来ました。
 「作文というのが苦手で、実は小学生以来今まで、夏休みの宿題などは母が全部代筆していた」と言うのです。
 お母さんも、大変でしたね。

 「でも、今回浪人になったのをいい機会に、小論文の勉強をしようかと思って」ということでした。
 そこで、いつものように、「大丈夫ですよ」(笑)

 早速、その場で体験学習。
 子供も、親も不安そうです。特に、子供の方は作文を書いたことがない……。

 しかし、小6相当の課題(といっても、実はかなり難しい)を説明して、書いてもらうと、何と書けるではありません。
 親子でびっくり!
 というか、何が何でも書けるように説明してしまうのです。

 その後、教室に通うようになり、1年間毎週しっかり作文(小論文)を書いて、大学も無事に合格。
 毎週休まず来て、毎回力作を書いていました。

 どうしてそれまで作文を書けなかったかというと、小学生の低学年の時期に、作文に関するトラウマがあったのです。
 最初に作文を書いて喜んで先生に見せたら、自分が褒めてもらいたいところは全然褒めてもらえず、逆に自分が予想もしなかったところで注意されたのです。
 「文の終わりには、まるをつけなきゃね」とか何とか。

 文章を書く上でルールなどは、誰も教えなくても、本を読んでいるうちに自然に身につけます。
 だから、低学年のうちは、直さなくていいのです。

 そして、低学年のうちほど、作文はすぐには直りません。本を読んでいる量がまだ少ないからです。
 小学校低学年のうちは、作文に力を入れるよりも、読書や対話に力を入れていくのがいいのです。

====引用ここまで。====

【参考記事】
対話を生かした、幼児と小学校低学年の作文学習
https://www.mori7.com/as/1764.html



 幼児や小学校1年生から作文の勉強をする子が増えています。
 小学校でも、書くことに力を入れるということで、低学年から日記などの宿題を出すところが増えてきているようです。

 しかし、小学生のころの作文指導は、大人はつい間違いを直すこと中心に見てしまうので注意が必要です。
 これは、お母さんでも同じです。
 真面目で熱心な先生やお母さんほど、間違いがあるとすぐ直してしまいたくなるのです。

 ところが間違いは、そこで直さなくても読む力がつけば自然に直るものがほとんどです。
 間違いを直すことによって、せっかく褒められると思って書いた子供の作文をけなすかたちになってしまうところに大きな問題があります。

 しかし、間違いを直さないと、その間違いが定着しやすくなるのも事実です。
 では、どうしたらいいかというと、最初から間違って書かないようにすればいいのです。

 最初から正しい書き方をするためには、正しい書き方をよく読んでおく必要があります。
 だから、作文を書く前に、読書をたっぷりしておく必要があるのです。

 低学年のころの作文指導は、上手に書くことを目的としません。
 正しい書き方を身につけ、楽しく書くことを学ぶために勉強していきます。
 低学年のときに楽しく書くためには、できるだけ直す注意をしないことです。
 そして、この楽しく書いた土台の上に、中学年になってからの表現を工夫した作文、高学年になってからの考える作文。中学生や高校生になってからの創造性のある作文と続いていくのです。

====facebook記事より====

 昔、教室に浪人生がひとり、お母さんと一緒に来ました。
 「作文というのが苦手で、実は小学生以来今まで、夏休みの宿題などは母が全部代筆していた」と言うのです。
 お母さんも、大変でしたね。

 「でも、今回浪人になったのをいい機会に、小論文の勉強をしようかと思って」ということでした。
 そこで、いつものように、「大丈夫ですよ」(笑)

 早速、その場で体験学習。
 子供も、親も不安そうです。特に、子供の方は作文を書いたことがない……。

 しかし、小6相当の課題(といっても、実はかなり難しい)を説明して、書いてもらうと、何と書けるではありません。
 親子でびっくり!
 というか、何が何でも書けるように説明してしまうのです。

 その後、教室に通うようになり、1年間毎週しっかり作文(小論文)を書いて、大学も無事に合格。
 毎週休まず来て、毎回力作を書いていました。

 どうしてそれまで作文を書けなかったかというと、小学生の低学年の時期に、作文に関するトラウマがあったのです。
 最初に作文を書いて喜んで先生に見せたら、自分が褒めてもらいたいところは全然褒めてもらえず、逆に自分が予想もしなかったところで注意されたのです。
 「文の終わりには、まるをつけなきゃね」とか何とか。

 文章を書く上でルールなどは、誰も教えなくても、本を読んでいるうちに自然に身につけます。
 だから、低学年のうちは、直さなくていいのです。

 そして、低学年のうちほど、作文はすぐには直りません。本を読んでいる量がまだ少ないからです。
 小学校低学年のうちは、作文に力を入れるよりも、読書や対話に力を入れていくのがいいのです。

====引用ここまで。====

【参考記事】
対話を生かした、幼児と小学校低学年の作文学習
https://www.mori7.com/as/1764.html


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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幼児や小学1年生の作文指導は、書かせるよりも読ませることを 森川林 20130319 に対するコメント

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