小1親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文クラスと森林プロジェクトの講師 日曜朝の「親子作文」体験学習の1回目の授業の説明動画 森リンの作文評価の基準は語彙の多様性とバランス 国語のテストはなぜ100点が取りにくいか。それは答えが間違っていることがあるから 7月の森リン大賞、小6、中2,高2の作文――森リン点の高い子は学力も高い

記事 3335番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/9/20 
直すのが難しいが効果の薄い漢字、直すのが易しいが効果の高い読書
森川林 2018/06/07 10:40 

 発表学習クラスのミニ懇談会で、「作文を漢字を使わずにひらがなばかりで書いている」という相談がありました。
 これは、男の子には特によくあることです。

 漢字を使わずにひらがなばかりで書くというのは、とても目立つことなので誰でも直したくなります。
 また、漢字を書ける大人にとってみれば、漢字を使うことなど心掛け次第でわけなくできることのように思いがちです。
 ところが、これがなかなか直らないのです。

 漢字を書かない子というのは、ほかのことがすべてできて、漢字を書かないところだけができないというのではなく、ほかのことでもできていないことが結構あります。
 だから、直すことにかなり力を入れなければできないような漢字を書かせることに力を入れるよりも、もっと大事な学力の中心である読書に力を入れるということを最優先してやっていくのがいいのです。

 そして、漢字を書くことについては、すぐには直らないものの、毎回、「なるべく漢字を使って書いた方が見た目がよくなるよ」ということを優しく繰り返し言ってあげるのです。

 繰り返し同じことを聞かされることによって、子供はだんだんと、なるべく漢字で書こうという気持ちを持つようになります。
 そして、本当に少しずつ漢字を書く割合が増えてくるのです。

 これを、一挙に漢字を書くようにさせるというのは無理があります。
 少しずつ漢字を書くように仕向けていくことが最善の方法で、そして漢字とは一見関係がないように見える、しかし学力の中心となる読書に最重点を置いていくようにするといいのです。

 また、普段の作文はひらがなばかりで書いていたとしても、清書のときだけは、使える漢字は漢字で書くというふうにするやり方もできます。
 年中漢字を使うのは無理としても、焦点を絞って漢字を使うというのであれば、子供はそれなりに納得して取り組むからです。

 漢字を使えないことによるいちばんの問題は、間違えたまま覚えている漢字がわからないということです。
 これは、大人になってからでも、小学校中高学年で習ったはずの漢字を正しく書けない人がかなりいることを見ても分かります。

 漢字の書き取り力は、真面目に勉強しているかどうかということに比例するので、漢字を正しく書ける人は真面目に勉強した人です。
 漢字を正しく書けない人は、真面目に勉強していなかった人で、男の子のほとんどは、真面目に勉強していなかった方に入ります(笑)。
 小学校時代に、真面目に漢字の勉強をするというのは、よほど親がしっかりやらせないかぎり、決して自然にできることではないからです。
 漢字の書き取り力は、学力とは全く関係なく、ただ真面目に勉強したかどうかだけなのです。

 さて、話は先に進みますが、ひらがなを漢字に直す場合、辞書を引くというやり方はこれからはなくなっていくと思います。
 大人の場合は、キーボードで打って漢字変換をして確かめるというやり方をしている人がほとんどだと思います。
 今後、もっと広がるやり方は、音声入力で漢字変換を自動的に行うことです。
 更に先に進めば、アマゾンエコーやグーグルホームというロボットのようなものを横に置いて、「この漢字どうやって書くんだっけ」「コウデスヨ」というような時代になると思います。

 そして、人工知能を使った手書き認識の時代になれば、ひらがなで書いた文字も自然に正しい漢字に直るようになります。

 そう考えると、漢字が正しく書けるかどうかというのは、今の時点でこそその人の教養を測る尺度のようなものになっていますが、近い将来は、評価としてほとんど考慮されないものになってくると思います。

 ところが、では、漢字を勉強しなくていいかというと、ここで大逆転があるのです(笑)。
 それは、漢字、ひらがな、アルファベットなどを比較した場合、漢字だけは、同じ文字でも画像的な文字として認識されているからです。
 だから、漢字の書き取りはほどほどでもよいが、読み取りだけは学校で勉強する以上に進めていくのがいいのです。

 発表学習クラスのミニ懇談会で、「作文を漢字を使わずにひらがなばかりで書いている」という相談がありました。
 これは、男の子には特によくあることです。

 漢字を使わずにひらがなばかりで書くというのは、とても目立つことなので誰でも直したくなります。
 また、漢字を書ける大人にとってみれば、漢字を使うことなど心掛け次第でわけなくできることのように思いがちです。
 ところが、これがなかなか直らないのです。

 漢字を書かない子というのは、ほかのことがすべてできて、漢字を書かないところだけができないというのではなく、ほかのことでもできていないことが結構あります。
 だから、直すことにかなり力を入れなければできないような漢字を書かせることに力を入れるよりも、もっと大事な学力の中心である読書に力を入れるということを最優先してやっていくのがいいのです。

 そして、漢字を書くことについては、すぐには直らないものの、毎回、「なるべく漢字を使って書いた方が見た目がよくなるよ」ということを優しく繰り返し言ってあげるのです。

 繰り返し同じことを聞かされることによって、子供はだんだんと、なるべく漢字で書こうという気持ちを持つようになります。
 そして、本当に少しずつ漢字を書く割合が増えてくるのです。

 これを、一挙に漢字を書くようにさせるというのは無理があります。
 少しずつ漢字を書くように仕向けていくことが最善の方法で、そして漢字とは一見関係がないように見える、しかし学力の中心となる読書に最重点を置いていくようにするといいのです。

 また、普段の作文はひらがなばかりで書いていたとしても、清書のときだけは、使える漢字は漢字で書くというふうにするやり方もできます。
 年中漢字を使うのは無理としても、焦点を絞って漢字を使うというのであれば、子供はそれなりに納得して取り組むからです。

 漢字を使えないことによるいちばんの問題は、間違えたまま覚えている漢字がわからないということです。
 これは、大人になってからでも、小学校中高学年で習ったはずの漢字を正しく書けない人がかなりいることを見ても分かります。

 漢字の書き取り力は、真面目に勉強しているかどうかということに比例するので、漢字を正しく書ける人は真面目に勉強した人です。
 漢字を正しく書けない人は、真面目に勉強していなかった人で、男の子のほとんどは、真面目に勉強していなかった方に入ります(笑)。
 小学校時代に、真面目に漢字の勉強をするというのは、よほど親がしっかりやらせないかぎり、決して自然にできることではないからです。
 漢字の書き取り力は、学力とは全く関係なく、ただ真面目に勉強したかどうかだけなのです。

 さて、話は先に進みますが、ひらがなを漢字に直す場合、辞書を引くというやり方はこれからはなくなっていくと思います。
 大人の場合は、キーボードで打って漢字変換をして確かめるというやり方をしている人がほとんどだと思います。
 今後、もっと広がるやり方は、音声入力で漢字変換を自動的に行うことです。
 更に先に進めば、アマゾンエコーやグーグルホームというロボットのようなものを横に置いて、「この漢字どうやって書くんだっけ」「コウデスヨ」というような時代になると思います。

 そして、人工知能を使った手書き認識の時代になれば、ひらがなで書いた文字も自然に正しい漢字に直るようになります。

 そう考えると、漢字が正しく書けるかどうかというのは、今の時点でこそその人の教養を測る尺度のようなものになっていますが、近い将来は、評価としてほとんど考慮されないものになってくると思います。

 ところが、では、漢字を勉強しなくていいかというと、ここで大逆転があるのです(笑)。
 それは、漢字、ひらがな、アルファベットなどを比較した場合、漢字だけは、同じ文字でも画像的な文字として認識されているからです。
 だから、漢字の書き取りはほどほどでもよいが、読み取りだけは学校で勉強する以上に進めていくのがいいのです。

コメント欄

森川林 2018年6月7日 10時49分  
 作文で、よく相談されることが、「字をていねいに書かない」「漢字を使わない」です。
 しかし、このふたつは、直すのがきわめて難しいのです。
 そして、学力に関して言えば、直したことによる効果はほとんどありません。
 その反対に、毎日好きな本を10ページ読むというのは、誰でもできる簡単なことです。
 しかし、この効果は絶大で、誰でもここから学力が伸びていくのです。


nane 2018年6月7日 10時54分  
 漢字の書き取りは勉強時間に比例し、読み取りは読書力に比例します。
 だから、まず読み取りの力だけを先行してつけておくといいのです。
 言葉の森では、千字文のように、常用漢字をすべて使った漢字集を作っていますが、いつかこれで漢字先取り読み取り学習をしていきたいと思っています。


コメントフォーム
直すのが難しいが効果の薄い漢字、直すのが易しいが効果の高い読書 森川林 20180607 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
けこさし (スパム投稿を防ぐために五十音表の「けこさし」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント11~13件
コメントは24時間以内に表示
……前のコメント
7月の森リン大 nane
 森リン点の基準となっているものは、語彙 9/12
7月の森リン大 森川林
 作文の勉強のいちばんの問題点は、どのく 9/12
暗唱力のある子 nane
 暗唱を順調に続けていた子が、いちばんよ 9/11
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■9月4週に発表交流会と保護者懇談会 9月18日
■小1親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文クラスと森林プロジェクトの講師 9月17日
■日曜朝の「親子作文」体験学習の1回目の授業の説明動画 9月14日
■森リンの作文評価の基準は語彙の多様性とバランス 9月14日
■国語のテストはなぜ100点が取りにくいか。それは答えが間違っていることがあるから 9月13日
■7月の森リン大賞、小6、中2,高2の作文――森リン点の高い子は学力も高い 9月12日
■暗唱力のある子は何でもできるようになる 9月11日
■緻密に読む読解力、緻密に書く記述力・作文力 9月10日
■親子作文は、楽しい実験や工作が出発点 9月8日
■受験作文コースの受け付け開始、9月4週に保護者懇談会、9月17日は休み宿題、9月6日は言葉の森のホームページ記念日 9月7日
■日曜日朝の「親子作文」体験学習9月のご案内 9月6日
■自主的な勉強で能率のよい学習を進め、これからの時代に合った独学力、先取り力を育てる――自主学習コース 9月5日
■勉強や実践の成果の創造的な発表を通して、これからの学力に必要となる思考力、創造力、発表力を育てる――発表学習コース 9月4日
■これからの学力の要となる作文力を、友達との交流の中で個性て創造的に育てる――寺子屋オンライン作文 9月3日
■要素還元主義的な要約から全体論的な要約へ 8月31日
■レッドオーシャンで頑張るよりも新しいブルーオーシャンを見つけよう 8月31日
■幼児年長、小学1年生からの親子作文で日本語力を育てる 8月30日
■昼の間に夜がある 8月29日
■親子の対話は真面目さよりも楽しさを優先させて 8月28日
■近年の受験作文の傾向と対策 8月27日
■すべてをよかったことだと思うこと 8月24日
■読解力には段階がある(4)――論理的読解力の先にあるもの 8月23日
■読解力には段階がある(3) 8月19日
■読解力には段階がある(2) 8月18日
■読解力には段階がある――逐語的読解力、共感的読解力、論理的読解力、そして……(1) 8月17日
■言葉の森が森林プロジェクトで目指すもの――寺子屋オンラインの作文教育による教育改革で日本をよりよい国に 8月15日
■幼児や低学年の学習は、ドリルを解くようなものよりも、親子の対話を中心に――親子作文の意義と方法 8月14日
■森林プロジェクトの寺子屋オンライン「作文講師」実践育成講習会(9/14追加) 8月12日
■9月から、日曜日朝の「親子作文」体験学習。対象は幼長、小1。希望者には誰でもできる暗唱検定指導あり 8月11日
■未来の地球と言葉の森の教育 8月11日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare