小学5年生の課題は、急に難しくなります。
それは、受験作文に対応できるモードになるからです。
小4までの作文は、子供が似た話を親に取材したときでも、その場で簡単に答えることができました。
例えば、「がんばったこと」とか、「痛かったこと」とか、「私の大好物」とかいう課題だったからです。
しかし、小5からは、親も準備をしておかないと、とっさには答えられないような話を聞かれるようになります。
例えば、「創造とは」とか、「科学の発達について」とか、「里山の自然」とかいう課題になるからです。
このときに、お母さん(時にはお父さん)が話してくれる似た話は、子供にとって初めて聞くことが多いものです。
それは、家庭の日常会話で、親が突然、「あのね、創造とはね……」というような話をすることはまずないからです。
子供はもちろん、友達どうしでもそういう会話はしません。
読んでいる本も、そういう話題の本であることはまずありません。
ところが、受験の作文課題や、国語の問題では、そういう抽象的な分野が出てきます。
そのときに、問題集だけで勉強してきた子と、親と話してきた子では、問題の消化の仕方がかなり違ってくるのです。
先日の作文発表交流会で、やはり小学校高学年の子が発表した作文の内容は、どれもそういうお母さんに聞いた具体的な話が入っていました。
こういう会話が毎週あるというのは、親にとっては負担があるかもしれませんが、同時に子供と話す楽しい時間でもあると思います。
そして、この親との対話の中で、子供の語彙力や思考力が育っていくのです。
▽先日の作文発表交流会の作文から(面白い作文がたくさんありましたが、その中からひとつだけ)
小学5年生の課題は、急に難しくなります。
それは、受験作文に対応できるモードになるからです。
小4までの作文は、子供が似た話を親に取材したときでも、その場で簡単に答えることができました。
例えば、「がんばったこと」とか、「痛かったこと」とか、「私の大好物」とかいう課題だったからです。
しかし、小5からは、親も準備をしておかないと、とっさには答えられないような話を聞かれるようになります。
例えば、「創造とは」とか、「科学の発達について」とか、「里山の自然」とかいう課題になるからです。
このときに、お母さん(時にはお父さん)が話してくれる似た話は、子供にとって初めて聞くことが多いものです。
それは、家庭の日常会話で、親が突然、「あのね、創造とはね……」というような話をすることはまずないからです。
子供はもちろん、友達どうしでもそういう会話はしません。
読んでいる本も、そういう話題の本であることはまずありません。
ところが、受験の作文課題や、国語の問題では、そういう抽象的な分野が出てきます。
そのときに、問題集だけで勉強してきた子と、親と話してきた子では、問題の消化の仕方がかなり違ってくるのです。
先日の作文発表交流会で、やはり小学校高学年の子が発表した作文の内容は、どれもそういうお母さんに聞いた具体的な話が入っていました。
こういう会話が毎週あるというのは、親にとっては負担があるかもしれませんが、同時に子供と話す楽しい時間でもあると思います。
そして、この親との対話の中で、子供の語彙力や思考力が育っていくのです。
▽先日の作文発表交流会の作文から(面白い作文がたくさんありましたが、その中からひとつだけ)