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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:○一日の長さ
 「一分(ぷん)は六十秒(びょう)、一時間(じかん)は六十分(ぷん)、では一日は?」と聞か(き )れたら迷わ(まよ )ず「二十四時間(じかん)」と、わたしたちは答え(こた )ます。けれども本当に(ほんとう )一日は二十四時間(じかん)なのでしょうか? 「一日二十四時間(じかん)」という答え(こた )は、必ずしも(かなら   )どの時代(じだい)でも正解(せいかい)とは言え(い )ないようです。

   一日というのは、地球(ちきゅう)が地軸(ちじく)を中心(ちゅうしん)にぐるっと一回転(かいてん)するのにかかる時間(じかん)をいいます。けれども、その動き(うご )を狂わす(くる  )存在(そんざい)があります。その一つが月です。

   月にも引力(いんりょく)があり、月の引力(いんりょく)は、地球(ちきゅう)の海(うみ)の水を引っ張り(ひ ぱ )ます。地球(ちきゅう)がお父さん( とう  )だとすると、月という子供(こども)がお父さん( とう  )の海(うみ)を引っ張っ(ひ ぱ )ているので、お父さん( とう  )は回転(かいてん)しにくくなります。その結果(けっか)、少し(すこ )ずつですが一日の長(なが)さが伸び(の )ていくのです。

   オーストラリアにある約(やく)六億(おく)年前(まえ)の堆積岩(たいせきがん)に残さ(のこ )れた地層(ちそう)には、潮(しお)の満ち(み )干(ひ)が縞(しま)模様(もよう)として残さ(のこ )れています。それを見ると、当時(とうじ)一年はだいたい四百日あり、一日は約(やく)二十二時間(じかん)あったと考え(かんが )られています。六億(おく)年前(まえ)に比べる(くら  )と、

  今(いま)の世の中(よ なか)はゆっくりと自転(じてん)しているのです。一日たった二時間(じかん)しかちがいませんが、毎日(まいにち)いそがしく過ごし(す  )ている人にとってこの二時間(じかん)は大きな差(さ)に感じる(かん  )ことでしょう。

   地球(ちきゅう)が誕生(たんじょう)したばかりのときは、さらに自転(じてん)速度(そくど)は速く(はや )、一年は二千日あったとされています。ということは一日が四時間(じかん)くらいしかなかったことになり、朝(あさ)起き(お )て学校へ行(い)ったと思っ(おも )たら、給食(きゅうしょく)を急い(いそ )で食べ(た )てもう寝る(ね )。そんな生活(せいかつ)をしなければならなかったのです。今(いま)の世の中(よ なか)でよかった、と思わ(おも )ずにはいられません。

   さて、地球(ちきゅう)の自転(じてん)の回転(かいてん)速度(そくど)に影響(えいきょう)を与え(あた )ている月ですが、月もまた地球(ちきゅう)からの影響(えいきょう)を受け(う )ています。地球(ちきゅう)の周り(まわ )を回転(かいてん)しているうちに、月は一年間(ねんかん)に約(やく)三センチメートルずつ地球(ちきゅう)から遠ざかっ(とお   )ているのです。

   十億(おく)年前(まえ)の月は今(いま)より少し(すこ )大きく見えており、逆(ぎゃく)に十億(おく)年後(ご)には今(いま)よりも少し(すこ )小さく見えるようになるといわれています。肉眼(にくがん)で見る限り(かぎ )あまり大きなちがいには感じ(かん )ませんが、もしかすると、かぐや姫(ひめ)は日がたつごとに月が地球(ちきゅう)から離れ(はな )てしまっていることを知っ(し )ていたのかもしれません。

  「もうすぐおばあさん、おじいさんと離れ(はな )なければならない。」

  と、泣い(な )ているのではなく、

  「早くしないと月に帰れ(かえ )なくなる。」

  と、思っ(おも )ていたとも考え(かんが )られます。だから月を見ては涙(なみだ)を流し(なが )ていたのかもしれません。

  「これでおむかえがこなければ、わたしも運(うん)のつき(月)かしら……。」

 

   言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(Ω)

問(とい)1 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)1番(ばん)「一日の長(なが)さ」を読ん(よ )で次(つぎ)の問題(もんだい)に答え(こた )ましょう。
 正しいものを選び(えら )、番号(ばんごう)の数字(すうじ)を書き(か )なさい。
1 昔(むかし)の一日は、二十四時間(じかん)より短かっ(みじか  )た
2 月が地球(ちきゅう)の周り(まわ )をぐるっと一回転(かいてん)するのが一日である
3 月の引力(いんりょく)が地球(ちきゅう)をひっぱるので、地球(ちきゅう)の回転(かいてん)はだんだん速く(はや )なった

解答選択:

問2 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)1番(ばん)「一日の長(なが)さ」を読ん(よ )で次(つぎ)の問題(もんだい)に答え(こた )ましょう。
 正しいものを選び(えら )、番号(ばんごう)の数字(すうじ)を書き(か )なさい。
1 月は、少し(すこ )ずつ地球(ちきゅう)に近づい(ちか  )ている
2 月は、遠い(とお )将来(しょうらい)には今(いま)よりも小さく見えるようになる
3 月は、昔(むかし)に比べ(くら )てだんだん小さくなっている

解答選択: