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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:○体の軽い鳥
 大昔(おおむかし)の鳥の祖先(そせん)は、ほかの動物(どうぶつ)と同じように四本足を使っ(つか )て歩いていました。長い年月のあいだに、前足が翼(つばさ)に進化(しんか)し、今のように空を飛べる(と  )ようになったのです。鳥は、爬虫類(はちゅうるい)の仲間(なかま)から進化(しんか)してきたので、トカゲの前足の骨組み(ほねぐ )と鳥の翼(つばさ)の骨組み(ほねぐ )は、たいへんよく似(に)ており、この二つをくらべると、前足が翼(つばさ)に変わっ(か  )たことがよくわかります。また、前足だけではなく、体をおおっている羽毛の一部(いちぶ)も翼(つばさ)に変わり(か  )ました。風に向かっ(む  )て進む(すす )と、何枚(まい)も重なっ(かさ  )た風切羽(かざきりばね)によって、鳥は体を空中に浮かせる(う   )ことができます。

   しかし、翼(つばさ)だけがいくら立派(りっぱ)でも、飛ぶ(と )ことはできません。翼(つばさ)を動かす(うご  )部分(ぶぶん)も大事(だいじ)です。鳥の胸(むね)の骨(ほね)には大きな出っ張り(で ぱ )があり、船底(ふなぞこ)のような形をしています。そこに、翼(つばさ)をはばたかせる筋肉(きんにく)がついています。鳥の胸(むね)の筋肉(きんにく)は、たいへん発達(はったつ)しており、この筋肉(きんにく)の力で大きな翼(つばさ)をはばたかせることができます。

   自由(じゆう)に空を飛ぶ(と )ためには、体が重く(おも )てはいけません。普通(ふつう)、体を作っているもので、いちばん重い(おも )のは骨(ほね)です。そこで鳥の骨(ほね)は、竹のように中が空洞(くうどう)になっていたり、スポンジのようにスカスカになっているなど、体を軽く(かる )するための工夫(くふう)が見られます。しかし、スカスカの骨(ほね)といっても、すぐ折れ(お )てしまうような弱いものではなく、たいへんかたくて丈夫(じょうぶ)にできています。

   また、体全体(ぜんたい)を軽く(かる )するために、骨(ほね)の数も少なくなっています。あごの骨(ほね)は歯(は)と一緒(いっしょ)になって、くちばしに変わり(か  )ました。歯(は)がないため、鳥は食べ物(た もの)をすべて丸のみにしてしまいます。「鵜(う)のみ」にするのは、鵜(う)だけではなかったということです。ただ、そのままではたいへん消化(しょうか)が悪い(わる )ので、おなかの中で食べた物(もの)を砕く(くだ )ことができるようになっています。その役目(やくめ)をするのが砂肝(すなぎも)です。砂肝(すなぎも)は砂嚢(さのう)とも呼ば(よ )れ、その名のとおり砂(すな)が入っています。砂粒(すなつぶ)によって食べ物(た もの)をすりつぶすのです。

   変わっ(か  )ているのはくちばしだけではありません。背骨(せぼね)の数も少なくなっていて、しかも棒(ぼう)のようにまっすぐです。首が自由(じゆう)に動く(うご )のに比べ(くら )て、背骨(せぼね)は自由(じゆう)な動き(うご )がほとんどできません。羽(は)づくろいをする鳥を見ると、体全体(ぜんたい)をひねることができないので、首だけをぐるりとうしろに回しています。しかし、そのおかげで、空を飛ぶ(と )ときに体が安定(あんてい)する上、離着陸(りちゃくりく)の衝撃(しょうげき)から体全体(ぜんたい)が守ら(まも )れるようになったのです。

   体を軽く(かる )しなくてはいけない一方で、鳥は飛ぶ(と )ために多くのエネルギーを必要(ひつよう)とし、どんどん食べ物(た もの)を食べなくてはなりません。そこで鳥は、食べてすぐエネルギーに変わる(か  )ような食物(しょくもつ)をとるようになりました。多くの鳥は草食ではなく肉食です。植物(しょくぶつ)性(せい)のものを食べる鳥もいますが、種子(しゅし)や果実(かじつ)など、すぐにエネルギーになるものを食べます。

   鳥は、少しでも体を軽く(かる )するために、もう一つ工夫(くふう)をしています。それは、フンをためこまないということです。もし、鳥が便秘(べんぴ)になったら大変(たいへん)なことです。フンの重(おも)さで飛べ(と )なくなってしまうからです。公園などでハトにフンをかけられてハッと驚い(おどろ )ても、「フン!」などと憤慨(ふんがい)せずに、「フーン、飛ぶ(と )ためには仕方(しかた)がないのだな」と優しく(やさ  )理解(りかい)してあげましょう。

 

   言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(κ)

問7 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)4番「体の軽い(かる )鳥」を読んで次(つぎ)の問題(もんだい)に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。 
A 鳥の祖先(そせん)は、最初(さいしょ)から二本足で歩いていた
B 鳥は体を軽く(かる )するために、骨(ほね)の数は減らさ(へ  )ずに、骨(ほね)の中身(なかみ)を空洞(くうどう)にした
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択:

問8 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)4番「体の軽い(かる )鳥」を読んで次(つぎ)の問題(もんだい)に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。 
A 鳥は、消化(しょうか)をよくするために、食べ物(た もの)をすぐにフンとして出すようになった
B 鳥が首だけを自由(じゆう)に回せるようになったのは、背骨(せぼね)が自由(じゆう)に動か(うご )ないためである
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択: