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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:○音のしくみ
 暗い(くら )夜道を一人で歩いているとき、後ろから誰か(だれ )が近づいてきたら、何となく気配(けはい)でわかるものです。何も見えないのに、後ろの様子(ようす)がわかるのはなぜでしょう。このとき感じる(かん  )気配(けはい)というのは、実は(じつ )音なのです。真っ(ま )暗闇(くらやみ)の中では、目よりも耳が活躍(かつやく)して、音によって周り(まわ )の様子(ようす)を感じ取っ(かん と )ています。

   目隠し(めかく )をしていても、どの方向(ほうこう)から音がするのか私(わたし)たちは知ることができます。それは、耳が二つあるおかげです。右耳と左耳で聞いている音の大きさの違い(ちが )から、音のする場所(ばしょ)を判断(はんだん)することができるのです。これをうまく利用(りよう)したのが、ステレオスピーカーです。目をつぶってステレオから流れる(なが  )音楽を聴い(き )ていると、自分の前でオーケストラが演奏(えんそう)しているような感じ(かん )がします。一つ一つの楽器(がっき)の左右の音の強さを、位置(いち)に応じ(おう )て変え(か )ているため、いろいろな位置(いち)から音が聞こえてくるように思えるのです。たとえば、右のスピーカーと左のスピーカーから同じ強さでピアノの音が聞こえれば、ピアノは舞台(ぶたい)の中央(ちゅうおう)にあるように感じ(かん )ます。また、左のスピーカーからバイオリンの音が強く聞こえれば、左のほうにバイオリニストがいて演奏(えんそう)しているように感じる(かん  )のです。

   音の正体は、空気の振動(しんどう)です。空気の濃い(こ )部分(ぶぶん)と薄い(うす )部分(ぶぶん)が、リズミカルにくり返さ(かえ )れると、それが音になります。たいこを叩く(たた )と、たいこの皮(かわ)が押さ(お )れて、反対(はんたい)側(がわ)の空気を押しつぶし(お    )ます。すると、その部分(ぶぶん)の空気が濃く(こ )なります。次に(つぎ )、押さ(お )れた皮(かわ)は反動(はんどう)で元にもどります。このときに空気をひきもどし、その部分(ぶぶん)の空気は薄く(うす )なります。皮(かわ)が元にもどる力で、この動き(うご )がくり返さ(かえ )れると、空気の濃い(こ )部分(ぶぶん)と薄い(うす )部分(ぶぶん)がリズミカルに現れ(あらわ )ます。たいこを叩く(たた )と音が鳴るのは、このためです。

   バイオリンやギターなどの弦(げん)楽器(がっき)も、たいこと同じ原理で音を出します。ただ、弦(げん)は細いので、たいこのように周り(まわ )の空気をたくさんふるわせることができません。そこで、弦(げん)の振動(しんどう)を板(いた)に伝え(つた )て、板(いた)全体(ぜんたい)がふるえるように工夫(くふう)されています。そうすることで、細い弦(げん)を使っ(つか )ていても大きな音を出すことができるのです。

   空気が振動(しんどう)すれば、それはすべて音になって聞こえるのでしょうか。空気の濃い(こ )薄い(うす )がくり返さ(かえ )れる速(はや)さの単位(たんい)を、ヘルツといいます。たとえば、一秒間(びょうかん)に百回くり返さ(かえ )れれば、百ヘルツです。このヘルツが大きければ大きいほど、音は高くなります。人間が聞き取れる(き と  )音は、二十ヘルツから二万ヘルツの間で、それよりも高い音や低い(ひく )音は聞こえません。ところが、こうもりはもっと高い音を聞き取る(き と )ことができます。昔(むかし)は、こうもりには声がないと思われていましたが、調査(ちょうさ)の結果(けっか)、人間には聞こえない高い声を出しているということがわかりました。コウモリはこの音の反射(はんしゃ)を利用(りよう)して、暗闇(くらやみ)の中でもぶつからずに飛ぶ(と )ことができたのです。昔(むかし)の人は、コウモリがこうもりこうな動物(どうぶつ)だとは知らなかったでしょう。

   私(わたし)たちの生活の中で、音は大切な役割(やくわり)を果たし(は  )ています。ものの位置(いち)を確かめる(たし   )レーダーの役目(やくめ)をしているのはもちろんですが、音はコミュニケーションの役割(やくわり)も担っ(にな )ています。言葉(ことば)を使え(つか )ば人と人の心を伝え(つた )あうことができます。さらに、生活を豊か(ゆた )な楽しいものにしてくれるのが音楽です。私(わたし)たち人間は、多くのすばらしい楽器(がっき)を作り出し、音の組み合わせを芸術(げいじゅつ)にまで高めたのです。楽器(がっき)は、音の世界(せかい)を豊か(ゆた )にする画期的(かっきてき)な発明(はつめい)だと言えるでしょう。

 

   言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(κ)

問(とい)3 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)10番「音のしくみ」を読んで次(つぎ)の問題(もんだい)に答えましょう。 
 次(つぎ)の文を読んで、○だったら1を、×だったら2を選び(えら )、その数字を書きなさい。 
■右耳と左耳は、いつも同じように音を感じる(かん  )。 
1 ○    2 × 

解答選択:

問(とい)4 読解(どっかい)マラソン集(しゅう)10番「音のしくみ」を読んで次(つぎ)の問題(もんだい)に答えましょう。 
 次(つぎ)の文を読んで、○だったら1を、×だったら2を選び(えら )、その数字を書きなさい。 
■コウモリの声は、人間が聞き取れる(き と  )限界(げんかい)の二万ヘルツより高い。
1 ○    2 × 

解答選択: