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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:★どんな生物のからだであっても
 どんな生物のからだであっても、細胞(さいぼう)という単位からできている。しかし、細胞(さいぼう)は小さいものだから、ほとんど目には見えない。血液のなかにある赤血球や白血球も、細胞(さいぼう)の一種である。その大きさは、約十ミクロン。ミクロンという単位は、一ミリの千分の一の長さである。それなら、細胞(さいぼう)を約百個並べる(なら  )と、一ミリになる。ずいぶん、小さいものだということがわかるであろう。

   細胞(さいぼう)には、たくさんの種類がある。人間のからだでも、数百種類が分けられている。それぞれ大きさや形や働きが、少しずつ、あるいは大いに、違っ(ちが )ているのである。

   これだけ小さいもので、人間のからだができているとすると、人間のからだは、何個の細胞(さいぼう)からできているのか。もちろん、全部数えた人はいない。ほぼこのくらいという見当でいえば、十兆の単位になるといわれる。

   人間が見ることのできる、いちばん小さいものは、大きさにしてどのくらいか。

   それはほぼ十分の一ミリと考えてよい。机(つくえ)の上をはっている、とても小さな虫、それでもたいていは一ミリを越える(こ  )。だから、目に見えないほど小さな昆虫(こんちゅう)というのは、じつはいない。昆虫(こんちゅう)なら、いくら小さくても、十分の一ミリよりは、普通(ふつう)大きいのである。なぜなら、昆虫(こんちゅう)もまた、細胞(さいぼう)からできているが、昆虫(こんちゅう)だからといって、細胞(さいぼう)の大きさは、とくに小さくならないからである。それなら、ある程度の数の細胞(さいぼう)を集めてできた生物は、細胞(さいぼう)の大きさよりは、かなり大きくなるはずである。一辺が十ミクロンの長さの立方体になっている細胞(さいぼう)があるとして、その細胞(さいぼう)を千個集めると、一辺が百ミクロンの立方体ができる。これなら、肉眼で、やっと点として見える。

   ところが、たとえ一匹(ぴき)の、点ほどの大きさの昆虫(こんちゅう)でも、昆虫(こんちゅう)である以上は、頭があり、足があり、えさをとり、動きまわり、子どもを生む。それなら皮膚(ひふ)も必要だし、筋肉(きんにく)もいるし、それを動かす神経もいる。そうしたものはすべて、皮膚(ひふ)細胞(さいぼう)や筋肉(きんにく)細胞(さいぼう)や神経細胞(さいぼう)という、それぞれ違っ(ちが )た種類の細胞(さいぼう)の集まりだから、細胞(さいぼう)の数がたくさん必要である。そう考えれば、いくら小さな虫でも、細胞(さいぼう)の大きさよりは、ずっと大きくなければならない。それがわかるであろう。

   細胞(さいぼう)一個で生きている生物もある。アメーバやゾウリムシがそれだが、これは単細胞(たんさいぼう)生物といって、人間や昆虫(こんちゅう)のような多細胞(さいぼう)生物とは区別される。単細胞(たんさいぼう)生物は、もちろん細胞(さいぼう)の大きさ、つまり十ミクロン、あるいはたかだか、その十倍の大きさ程度までである。これではなかなか、目には見えないことになる。

 

  (養老孟司(たけし)「解剖(かいぼう)学教室へようこそ」)

問3 読解マラソン集2番「どんな生物のからだであっても」を読んで次の問題に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。 
A 赤血球や白血球は小さいので、ほとんど目に見えない。
B 細胞(さいぼう)は、百個並べ(なら )ても、まだ人間の目で見ることは難しい(むずか  )。
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択:

問4 読解マラソン集2番「どんな生物のからだであっても」を読んで次の問題に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。 
A 小さい昆虫(こんちゅう)は、人間よりも小さい細胞(さいぼう)で作られている。
B アメーバやゾウリムシも、いくつかの細胞(さいぼう)でできている。
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択: