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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:★帰国生の教育体験調査を
 帰国生の教育体験調査をつづけるうちに、日本と欧米(おうべい)の授業方法の違い(ちが )が、だんだんにはっきりしてきました。それを、あえて一言でいえば、欧米(おうべい)では獲得(かくとく)型授業が、日本では知識注入型授業が一般(いっぱん)的だということになります。 

   では獲得(かくとく)型授業とはどういうものなのでしょうか。もう少し詳しく(くわ  )考えてみましょう。獲得(かくとく)型授業には二つの面が含ま(ふく )れます。一つは、生徒が自主的に学んでいけるように、その学び方を訓練していくことです。生徒一人ひとりが自分でテーマを決め、ある課題にとりくんでいくなかで、内容を学ぶだけでなく、リサーチの仕方も身につけてゆくというものです。生徒が自ら学ぶという意味で、これを「自学の訓練」とよんでもよいものです。たとえば、日本の学校の提出物にはレポートという一つの言葉が使われているだけですが、アメリカではプロジェクト、レポート、エッセー、リサーチ・ペーパーなどのようにたくさんの言葉が使われています。こうしたことからも、いかに自分で学ぶ学習がさかんに行なわれているかがわかるはずです。 

   獲得(かくとく)型授業のもう一つの側面は、参加型の学習です。授業のなかに生徒の発言、発表、討論(とうろん)などをさかんに組みこんで、生徒の授業への参加をはげますものです。よく言われることですが、欧米(おうべい)の授業では、先生がたえず「きみの考えはどうか」と生徒に問いかけ、意見の表明を求めます。また、講義式授業であっても、その途中(とちゅう)から、即興(そっきょう)ディベートに移っていくことなどもけっして珍しい(めずら  )ことではありません。 

   もちろん、調べたり、書いたりする自学の訓練の側面と、発表したり、討論(とうろん)したりする参加型授業の側面とは、たがいに密接(みっせつ)に関連し合うものです。調べたり、書いたり、発表したり、討論(とうろん)したりすることは、一連の学習活動となっているのです。そして、地球時代を迎え(むか )たいま、若者(わかもの)に求められる資質は、こうした獲得(かくとく)型の学習のなかでこそ育ってくるものなのです。日本に教育方法の国際化が必要だという理由は、こうしたことにもあらわれています。 

   では一方、日本の授業として一般(いっぱん)的な、知識注入型授業とはどのようなものでしょうか。その基本形態は、私(わたし)たちが日ごろよくなじんでいるもの、つまり一斉(いっせい)講義式の授業です。この授業では先生が教壇(きょうだん)の上から生徒に知識を注ぎこみます。まるで、花に水を注ぐように。知識は高いところから低いところへと流れていきます。生徒は懸命(けんめい)に板書内容をノートし、どれだけ内容を暗記できたかについて、試験でチェックを受けるという方式です。 

   この形態の授業は、たくさんの生徒に、系統的(けいとうてき)な知識を、限られた時間で、しかも大量に伝えるには有効な方法です。その意味では効率的な授業方法だと言ってもよいかもしれません。 

   このため、知識注入型授業は、日本と同じように一クラスあたりの生徒数が多い韓国(かんこく)、中国、台湾(たいわん)、シンガポールなどのような東アジア諸国(しょこく)でもごく一般(いっぱん)的な形態になっています。ただ、知識注入型の授業では、どうしても生徒側は受け身の姿勢(しせい)に終始してしまいがちです。獲得(かくとく)型の授業に慣れた帰国生が、知識注入型の授業に参加感がもてないという感想をもつのも、こうしたところからきています。 

   日本でもそうですが、いまあげたこれらのくにでは、授業で国定・検定教科書を使い、ほとんど同じ内容を全国一斉(いっせい)に教えています。またいずれの国にも激しい(はげ  )受験競争があり、勉強すること自体が受験のための手段(しゅだん)となっている状況(じょうきょう)が見られます。 

   ですから、いまの知識注入型授業から獲得(かくとく)型の方向へむけて授業の形態を移しかえていくことは、けっして容易なことではありません。なにしろ、働いている制約条件があまりにも大きいからです。しかし、そうはいっても国際化の波がおしよせるにつれて、知識注入型授業にもとづくつめこみ教育の弊害(へいがい)が、いよいよはっきり見えるようになったことも事実なのです。 

 

  (渡部(わたなべ)淳(あつし)「国際感覚ってなんだろう」)

問3 読解マラソン集4番「十年ほど前、ボルドーの近くを」を読んで、○と×の組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。
A 頭を下げてあやまるのは日本人だけである。
B 「自分が悪かった」という言葉について考えると、日本人のそれより、フランス人のほうが重みがある。
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択:

問4 読解マラソン集4番「十年ほど前、ボルドーの近くを」を読んで、○と×の組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。
A 日本では、言い訳をするより、潔くあやまる方が許しを得られることが多い。
B 日本通の外国人が、まず最初に習得するのは、頭を下げてあやまるという行為である。
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択: