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読解検定
 難しい文章を読み取る力をつける
 ドルくんの 読解検定  編集
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題名:○近頃、いろいろな分野で
 近頃(ちかごろ)、いろいろな分野で「二世」が目立つ。スポーツ界をはじめ、芸能界や政界にまで、二世の活躍(かつやく)する場は及ん(およ )でいる。人間のさまざまな能力について、「遺伝」と「環境(かんきょう)」のどちらが影響(えいきょう)を与える(あた  )のかというテーマは、古くから議論されてきたものである。二世の活躍(かつやく)などを見ると、人間の容姿や才能、性格などを決めるのに、やはり遺伝のほうが育った環境(かんきょう)より重要と言っていいのだろうか。

   いや、必ずしもそうとはいえない。ここでは、生まれてすぐに人間の手を離れ(はな )て育った「野生児」の例を取り上げてみよう。一九二〇年にインドの森で見つかり、カマラ(八歳(さい)半)とアマラ(一歳(さい)半)と後に名付けられた二人の少女は、オオカミに育てられた子供として知られている。発見当時、二人ともオオカミの住んでいる穴から出てきて、オオカミと同じように行動した。

   もしくは、四足歩行をおこない、舌を垂らしたままで何度もくり返し吠える(ほ  )のである。また、光を怖がる(こわ  )一方で、夜は活動的になり、毎日四時間ほどしか眠ら(ねむ )なかった。飲み物はペチャペチャなめ、食べ物は肉食に偏っ(かたよ )ていて、うずくまった姿勢で食べた。行動ばかりか、体の形にまで野生生活の影響(えいきょう)が現れていた。手のひらや肘(ひじ)、膝(ひざ)、足の裏の皮膚(ひふ)が、厚く硬い(かた )かたまりになっていたのである。

   二人は見つかってから孤児(こじ)院で育てられたが、二足歩行するまでに六年もかかるなど、ゆっくりとしか個性は現れなかった。

   この野生児の例をみると、容姿には遺伝が深く関わっているが、行動や性格の発達に関しては、生後まもなくからの、子供の置かれた環境(かんきょう)がきわめて重要なことがわかる。

 

  (大石正道『遺伝子組み換え(く か )とクローン』)

問7 読解マラソン集12番「近頃、いろいろな分野で」を読んで次の問題に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。
A カマラとアマラは、行動だけでなく、体の形も変わっていた
B 「二世」の活躍が目立つのは、遺伝が環境よりも重要だからである
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択:

問8 読解マラソン集12番「近頃、いろいろな分野で」を読んで次の問題に答えましょう。
 ○と×との組み合わせが合っているものの数字を書きなさい。
A カマラとアマラは、少しずつ人間の行動に近づいていた
B 形には遺伝の影響が大きいが、行動には環境の影響が大きい
1 A○ B○   2 A○ B×   3 A× B○   4 A× B×

解答選択: