未ログイン ログイン
記述の森の記述検定
★10月の問題だけができるようになっています。
 読む力、書く力、考える力を育てる
 記述の森の記述検定  編集
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※解答欄への入力は、音声でもテキストでもどちらでもできます。

題名:★われわれが歩いたり(感)
 【1】われわれが歩いたり、走ったりする運動を考えてみましょう。足を前後に往復(おうふく)させて前進します。犬や馬もそうです。足は四本ですが、やはり往復(おうふく)運動です。鳥はどうでしょう。烏(からす)も羽を上下に動かして進みます。【2】カエルが泳ぐのも往復(おうふく)運動ですし、魚も尾びれ(お  )を左右に往復(おうふく)させて推進(すいしん)力を生み出しています。神様がお造り(つく )になった生物は、みんな往復(おうふく)運動で前進します。
 それでは、人間が作った道具はどうでしょうか。【3】ノコギリも手で使うノコギリは、前後に往復(おうふく)させて板を切ります。しかし、これでは能率(のうりつ)が悪いということで、回転ノコが考え出され、製材(せいざい)所などでは大変なスピードで木を切っています。
 【4】ジェームス・ワットが発明し、産業革命(かくめい)のもとになった蒸気(じょうき)機関も、そこから取り出せた力は往復(おうふく)運動でしたが、蒸気(じょうき)機関車は、ピストンの往復(おうふく)運動を回転運動に変えて使っています。回転運動をフルに利用したものに自動車があります。
 【5】回転運動がふえるのは、速いからです。自動車と動物の走るスピードを比べ(くら )てください。いかに速い競走馬でも、大衆(たいしゅう)車のスピードにもかないません。このことは、自動車の方が馬よりはるかにすぐれているかのような印象をあたえます。【6】人間の知恵(ちえ)は、とうとう神様の知恵(ちえ)を追いぬいたと考える人もいるかもしれません。
 たしかに、車輪の発見は技術(ぎじゅつ)の発達史上における大きな発見で、四本足で走る馬より、回転する車の自動車のほうが楽だし、速くもあります。【7】しかし、実際(じっさい)に走ってみると、楽に走れて速いのは平らで道のよいところだけで、山あり谷ありといったデコボコ道では、必ずしも楽ではありません。道のないところは車では進めません。人間や動物なら、川は泳いで渡り(わた )ますし、ガケもよじ登ることができます。【8】やはり人間の知恵(ちえ)は神様の知恵(ちえ)にかなわないわけです。
 現代(げんだい)社会は、言ってみればどこも平らですが、それは人間が作ったもので、自然ではありません。平らなところがふえたので、世の中すべてが平らであると思いこむ人がふえてしまったようです。
 【9】舗装(ほそう)道路を車ですっ飛ばすように、世の中を突っ走れる(つ ぱし  )と思っていたところに、つまずきを生じたのが環境(かんきょう)破壊(はかい)であり、エネルギー危機(きき)だったといえます。
 自動車もスピードを出しすぎたので事故(じこ)がふえました。【0】そこで、高速道路でも事故(じこ)の多いところは少しデコボコをつけることが一部で考えられています。人間の知恵(ちえ)から再び(ふたた )神様の知恵(ちえ)に帰ろうというのでしょうか。
 人間の知恵(ちえ)にはおのずと限界(げんかい)があることをわれわれは十分に理解(りかい)しなければなりません。人間の作ったものは、たいへん便利で能率(のうりつ)的ではあっても、場合によっては案外落としあながあるものなのです。そういう意味で、われわれはもう一度、神様からあたえられた自然を見直す必要がありそうです。

問1:  ~字
文字数(もじすう):0字



問2:  ~字
文字数:0字



問3:  ~字
文字数:0字



問4:  ~字
文字数:0字