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記述の森の記述検定
★10月の問題だけができるようになっています。
 読む力、書く力、考える力を育てる
 記述の森の記述検定  編集
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題名:○アフリカの田舎を
 【1】アフリカの田舎(いなか)を自転車で訪れる(おとず  )と、珍客(ちんきゃく)が来たということで歓迎(かんげい)され、村にあるとっておきのゴリラ、サル、芋虫(いもむし)、ナマズ、ヤマアラシなど貴重(きちょう)な食べ物でもてなされた。
 【2】ある日、目的地の村に到着(とうちゃく)して泊め(と )てもらうことになり、いつものように晩(ばん)ご飯を待っていたが、日が暮れ(く )てもいっこうに声がかからない。おかしいな……、と思いながらお腹( なか)が空いていたので手持ちの食料を食べた。
 【3】そのときの体験を小学校の子どもたちに話して、「どうしてご飯を出してもらえなかったんだと思う?」と聞く。すると子どもたちは一生懸命(いっしょうけんめい)考えて、
 「村にご飯がなかったから」
 「知らない人だからご飯を出さなかった」
 【4】「ご飯を出さないで、達さんがどんな反応(はんのう)をするか見ようと思ったから」
 「獲物(えもの)を獲(と)りに行っていたから」
という答えをくれる。相手に理由や原因(げんいん)がある、という考え方だ。
 ところが質問(しつもん)をしていると、ひとりの男の子が小声で「自分の挨拶(あいさつ)が足りなかったから」と答えたことがあった。【5】これはとても大切な考えだと思う。自分の方にも何か原因(げんいん)があったかもしれない、何かできることがあったかもしれない、という考え方だ。
 僕(ぼく)の前述(ぜんじゅつ)の問いに対する答えは、「毎日ご飯を食べさせてもらうのがいつの間にか当たり前になってしまって、感謝(かんしゃ)の気持ちがなかった。【6】だからそんな人にはご飯を出さない、と思われたのかもしれない」というものだ。主張(しゅちょう)するのも大事だが、人の家で食べさせていただくのに感謝(かんしゃ)の気持ちがなかった、きちんと挨拶(あいさつ)していなかった、相手に失礼なことをしたなど、もしかしたらこちら側に問題があったかもしれないと考えることを伝えたい。【7】なんでも人のせいにしていると最後にはなにも見えなくなり、夢(ゆめ)や目標があっても実現(じつげん)させることができなくなってしまう。僕(ぼく)がそう話すと、子どもたちは静まり返って真剣(しんけん)な顔で聞いている。
 【8】自転車世界一周というと自分には関係のない話だと思われるかもしれないが、きちんと挨拶(あいさつ)したり、自分の行動に責任(せきにん)を持ったりする点では普段(ふだん)の生活と変わらない。子どもたちはこの辺を敏感(びんかん)に感じ取ってくれる。【9】そして、「これからは挨拶(あいさつ)をきちんとしよう」とか、「人のせいにするのはやめよう」という感想文をくれ、先生方も「子どもたちが前より挨拶(あいさつ)するようになりました」と言ってくださることがある。
 【0】また中高生になると、受験も、就職(しゅうしょく)も、クラブも、人間関係も、無意識(むいしき)でも最終的には全部自分で決めている、と話すことがある。挨拶(あいさつ)したらどうなるか? お礼をしなかったらどうなるか? 自分にできることはなかったか? いい答えを聞きたかったらいい聞き方をしなくてはいけないなど、自分の行動一つで展開(てんかい)に大きな違い(ちが )が出てくることを体験から伝える。つまり未来は自分次第でいくらでも変わるという考えだ。
 僕(ぼく)も最初はギニアで井戸(いど)を掘る(ほ )のは相当困難(こんなん)だと思っていた。経験(けいけん)も知識(ちしき)もネットワークもない自分が、ほとんど部族語しか通じない山村でひとりでプロジェクトを起こすのだから。
 でも目的を持ってできることを一つずつやっていたら、いろんな出会いや出来事に恵まれ(めぐ  )て井戸(いど)掘り(ほ )が実現(じつげん)に向かった。小さな行動を積み重ね、あきらめなければいろんなことができる。

(坂本達『やった。』より)

問1:  ~字
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問2:  ~字
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問3:  ~字
文字数:0字



問4:  ~字
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