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記述の森の記述検定
★10月の問題だけができるようになっています。
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 記述の森の記述検定  編集
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題名:★意志は、具体的には(感)
 【1】意志(いし)は、具体的には、我慢(がまん)をすることから強くなるのではないかと思います。大きなことを我慢(がまん)するということは、なかなかできませんが、小さな我慢(がまん)ならば、わりとたやすくできるでしょう。
 【2】昔の人は、たとえば、武者(むしゃ)修行(しゅぎょう)、滝(たき)に打たれるということをしました。あれは一つの大きな我慢(がまん)だったと思います。私(わたし)たちは、そんなことは、とても続かないと思います。
 【3】小さな我慢(がまん)をし続けることによって、だんだんと大きな我慢(がまん)ができるようになります。
 そして、それによって、私(わたし)たちは、意志(いし)が強められると思うのです。【4】小さな我慢(がまん)ができないものが、大きな我慢(がまん)ができるはずがないのです。
 人間の人間らしさといいましたが、たとえば、わかっているけれどもできない、悪いことだと知っていてもやってしまう、ということについては、こういう言い方ができるでしょう。
 【5】「私(わたし)たちが、やりたいと思うこと、善(ぜん)(いいこと)はできない。そして、やりたくないと思う悪はしてしまう」
 この、人間としての嘆き(なげ )は、私(わたし)たちすべての人の心からの叫び(さけ )、嘆き(なげ )なのです。
 【6】また、私(わたし)たちが、後悔(こうかい)する、しまったなと思うということは、自由意志(いし)がある証拠(しょうこ)だと思います。
 私(わたし)たち人間は、自動販売(はんばい)機のようなものではないのです。【7】百円を入れたら、ポンとジュースが出てくるというようなものではないのです。やってもいいし、やらなくてもいい。でも、悔()む、後悔(こうかい)する――ということがあるのはなぜでしょうか。【8】私(わたし)たちに自由意志(いし)があるからなのです。私(わたし)たちの行ないが不可抗力(ふかこうりょく)的なことであるなら、私(わたし)たちは、後悔(こうかい)し、悩む(なや )ということはないと思います。
 【9】たとえば、スイッチを入れれば電灯はつくのです。「ついてみたくない感じ」そんなものはないのです。スイッチを入れればつくのです。その電灯は後悔(こうかい)もしないでしょう。善(ぜん)もしないでしょうが、悪も行ないません。
 【0】私(わたし)たち人間は、すばらしい自由意志(いし)を持っていますが、それはある意味で大変恐ろしい(おそ   )ことです。それは善(ぜん)をしないで、悪を行ってしまう可能(かのう)性(せい)が常に(つね )あるからです。
 私(わたし)たちが一日の終わりに、あれはしまった、とか、嫌(いや)だったな、とか、思うことの多くは、やることができたのに、やれなかった、言わないでもすんだのに一言多すぎた、あるいは、言わなくてもいいことを言ってしまった、ということです。不可抗力(ふかこうりょく)ではなく、私(わたし)たちにはできたのです。しかし、やらなかった、ということなのです。
 『私(わたし)たちは、「それは不可能(ふかのう)だ」とか、「できない」とか、「そんなことは無理です」というようなことを、よく言うが、その原因(げんいん)は何か。それはそのことを心の底から望まないからだ』
――これは、ある人の有名な言葉です。
 確か(たし )に、私(わたし)たちは心の底から石にかじりついてもやりたいと思うことがあります。逆に(ぎゃく )どんなことがあっても、これはやらない、とほんとうに心の底から望んだ時には、やってはいけないことは、やらないですむ、と思うのです。問題は、心の底から望んでいるかどうかでしょう。ほんとうに心の豊か(ゆた )な、良い人になりたいと望んでいる人、すなわち、強い意志(いし)を持っている人は、それができると思います。

(浜尾(はまお) 実の文による)

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