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記述の森の記述検定
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 記述の森の記述検定  編集
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題名:○あし(感)
あし

 【1】二ひきの馬が、まどのところでぐうるぐうるとひるねをしていました。
 すると、すずしい風がでてきたので、一ぴきがくしゃめをしてめをさましました。
 ところが、あとあしがいっぽんしびれていたので、よろよろとよろけてしまいました。
【2】「おやおや。」
 そのあしに力をいれようとしても、さっぱりはいりません。
 そこでともだちの馬をゆりおこしました。
「たいへんだ、あとあしを一本、だれかにぬすまれてしまった。」
「だって、ちゃんとついてるじゃないか。」
【3】「いやこれはちがう。だれかのあしだ。」
「どうして。」
「ぼくの思うままに歩かないもの。ちょっとこのあしをけとばしてくれ。」
 そこで、ともだちの馬は、ひづめでそのあしをぽォんとけとばしました。
【4】「やっぱりこれは、ぼくのじゃない、いたくないもの。ぼくのあしならいたいはずだ。よし、はやく、ぬすまれたあしをみつけてこよう。」
 そこで、その馬はよろよろと歩いてゆきました。
【5】「やァ、椅子(いす)がある。椅子(いす)がぼくのあしをぬすんだのかもしれない。よし、けとばしてやろう、ぼくのあしなら、いたいはずだ。」
 馬はかたあしで、椅子(いす)のあしをけとばしました。
 椅子(いす)は、いたいとも、なんともいわないで、こわれてしまいました。
 【6】馬は、テーブルのあしや、ベッドのあしを、ぽんぽんけってまわりました。けれど、どれもいたいといわなくて、こわれてしまいました。
 いくらさがしてもぬすまれたあしはありません。
「ひょっとしたら、あいつがとったのかもしれない。」
と馬は思いました。
 【7】そこで、馬は、ともだちの馬のところへかえってきました。そして、すきをみて、ともだちのあとあしをぽォんとけとばしました。
 するとともだちは、
「いたいッ。」
とさけんでとびあがりました。
【8】「そォらみろ、それがぼくのあしだ。君(きみ)だろう、ぬすんだのは。」
「このとんまめが。」
 ともだちの馬は力いっぱいけかえしました。
 【9】しびれがもうなおっていたので、その馬も、
「いたいッ。」
と、とびあがりました。
 そしてやっとのことで、じぶんのあしはぬすまれたのではなく、しびれていたのだとわかりました。【0】

「新美(にいみ)南吉(なんきち)童話(どうわ)作品(さくひん)集(しゅう)」

問1:  ~字
文字数(もじすう):0字



問2:  ~字
文字数:0字



問3:  ~字
文字数:0字



問4:  ~字
文字数:0字