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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



 【1】しばさぶろうは、よろこんでくまもとの学校(がっこう)へはいりました。べんきょうをはじめました。
 けれども、おとうさんのいったとおり、がいこくのことばはたいへんむずかしいのでした。【2】がいこくの先生(せんせい)が、がいこくのことばでおしえてくれるのです。さっぱりわかりません。いまのように、字引(じびき)もありません。
 【3】しばさぶろうは、やっぱり、いやになりました。

「学校(がっこう)をやめて、うちへかえって、ひゃくしょうをしよう。」
 【4】先生(せんせい)のところへいって、「学校(がっこう)をやめさせてください。」といおうとしました。けれども、しばさぶろうがいうまえに、先生(せんせい)からさきにききました。
【5】「しばさぶろうくん。元気(げんき)がありませんね。どうしたのです。」
「はい。その……。」
と、しばさぶろうは、なみだがでそうになりました。

 【6】じっと、こらえているうちに、ふと、先生(せんせい)のつくえの上(うえ)のしゃしんが目(め)につきました。ぶらんこにのっている、がいこくの子ども(こ  )のしゃしんです。先生(せんせい)の子ども(こ  )にちがいありません。
 【7】はっとして、しばさぶろうはいいました。
「先生(せんせい)は、とおいがいこくから、ひとりで、日本(にっぽん)へきてさびしくありませんか。」
 【8】すると、先生(せんせい)はにっこりとしていいました。
「そうですね。ときどき、子ども(こ  )のことを、ゆめに見(み)ます。でも、日本(にっぽん)では、すぐなおる病気(びょうき)にかかっても、みんな死に(し )ます。わたしひとりのことなどかんがえておられません。はやく日本(にっぽん)のみなさんに、ながいきをしていただきたいのです。」

 【9】ああ、なんとりっぱな、先生(せんせい)のことばでしょう。
 しばさぶろうは、いっぺんにこころがかわりました。もううれしくてなりません。
【0】「そうだ。べんきょうがむずかしいなんていっていてはいけないんだ。はやくよいおいしゃさんになって、日本(にっぽん)のみなさんにながいきをしてもらわなければならない。」
 つよく、そう思い(おも )ました。

(二反長半(にたんおさなかば)編(へん) 白木(しらき)茂(しげる)著(ちょ) 「美しい(うつく  )話(はなし)・いじんの心(こころ)」より)