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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
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【長文が二つある場合、読解問題用の長文は一番目の長文です。】
 私(わたし)たちは、文字を使う(つか )ことで、自分(じぶん)の意思(いし)を相手(あいて)に伝える(つた  )ことができます。しかし、人類(じんるい)は最初(さいしょ)から文字を持っ(も )ていたわけではありません。私(わたし)たちの遠い(とお )祖先(そせん)は文字を持た(も )ず、話し言葉(はな ことば)や身ぶり(み  )、手ぶり、音楽(おんがく)や踊り(おど )まで使っ(つか )て、意思(いし)を伝え(つた )合っ(あ )ていました。
 文字が生まれる最初(さいしょ)のきっかけは、物(もの)の形(かたち)を絵(え)にかいたことでした。あるとき人間(にんげん)は、小さな絵(え)をいくつもかいて、意思(いし)を伝える(つた  )ことを思いつき(おも   )ました。けれども、絵(え)は人によって見方(みかた)が異なる(こと  )ので、うまく伝わる(つた  )こともありますが、誤解(ごかい)されることも多かっ(おお  )たことでしょう。また、いくら単純(たんじゅん)な絵(え)といっても、たくさんかくのはたいへんです。より簡単(かんたん)にかけるように、絵(え)の形(かたち)はだんだん単純(たんじゅん)化(か)されていきました。
 最初(さいしょ)の文字を発明(はつめい)したのは、いまのイラクの南部(なんぶ)、当時(とうじ)はバビロニアとよばれていた地域(ちいき)に住ん(す )でいたシュメール人だと言わ(い )れています。今(いま)から五千年も前(まえ)のことです。シュメール人の文字は、絵(え)を簡単(かんたん)にした記号(きごう)のようなもので、その一つ一つに意味(いみ)がありました。このような文字は、絵文字(えもじ)とよばれています。絵文字(えもじ)を使っ(つか )て文章(ぶんしょう)を書く(か )ためには、膨大(ぼうだい)な数(かず)の文字が必要(ひつよう)です。これを使う(つか )のはたいへん難しく(むずか  )、またわかりにくいという欠点(けってん)がありました。
 そこで、それぞれの文字に意味(いみ)を持た(も )せるのではなく、一つの文字に一つの音声(おんせい)をあてはめることを考え(かんが )た人々がいました。そうすれば、それほどたくさんの文字は必要(ひつよう)なくなり、話し言葉(はな ことば)をそのまま写せる(うつ  )ようになるので、簡単(かんたん)に使える(つか  )ようになります。このような音だけを表す(あらわ )文字を、表音(ひょうおん)文字といいます。文字は、どんどん絵(え)から遠ざかり(とお   )、単純(たんじゅん)な記号(きごう)になっていきました。
 一つ一つの記号(きごう)に意味(いみ)を持つ(も )表意(ひょうい)文字は、絵文字(えもじ)や象形(しょうけい)文字など、数多く(かずおお )ありましたが、どれもずっと昔(むかし)に使わ(つか )れなくなってしまいました。しかし、今(いま)でも使わ(つか )れている表意(ひょうい)文字があります。それは漢字(かんじ)です。中国(ちゅうごく)には、多く(おお )の文学作品(さくひん)や宗教(しゅうきょう)の書物(しょもつ)があり、漢字(かんじ)は、昔(むかし)からそれほど変わら(か  )ない形(かたち)で受け(う )つがれてきました。
 日本語(にほんご)には、表意(ひょうい)文字である漢字(かんじ)と、表音(ひょうおん)文字のひらがな、カタカナがあり、それらを混ぜ(ま )て文を書き表し(か あらわ )ます。これは、世界(せかい)の言語(げんご)の中でも特殊(とくしゅ)で、外国(がいこく)人から見ると、たいへん難しい(むずか  )言語(げんご)です。
 大昔(おおむかし)、日本には文字がありませんでした。日本人が初めて(はじ  )使っ(つか )た文字は、中国(ちゅうごく)から伝わっ(つた  )た漢字(かんじ)です。最初(さいしょ)は、話し言葉(はな ことば)は日本語(にほんご)、書く(か )文章(ぶんしょう)は中国(ちゅうごく)の漢文(かんぶん)という状態(じょうたい)でした。漢字(かんじ)ばかりの漢文(かんぶん)は、多く(おお )の日本人にとってちんぷんかんぷん(漢文(かんぶん))だったことでしょう。
 その後(  ご)、漢字(かんじ)の意味(いみ)を無視(むし)して、読み(よ )だけを日本語(にほんご)の音にあてはめた万葉仮名(まんようがな)が作ら(つく )れました。これによって、話し言葉(はな ことば)を文字で表記(ひょうき)できるようになりました。さらに、漢字(かんじ)の形(かたち)をくずして、一文字に一つ音をあてはめたひらがなができました。また、漢字(かんじ)の一部分(いちぶぶん)をとったり、簡単(かんたん)な形(かたち)にしたりすることによって、カタカナも作ら(つく )れました。
 現在(げんざい)では、漢字(かんじ)とかなをまぜて、自由(じゆう)に文を書き表す(か あらわ )ことができます。ひらがなの五十音だけで、文章(ぶんしょう)をつづることもできるし、どの言葉(ことば)を漢字(かんじ)で表す(あらわ )かは、書く(か )人の好み(この )で決める(き  )ことができます。これは、日本語(にほんご)の表記(ひょうき)のすばらしい特徴(とくちょう)と言え(い )るでしょう。
 ただ、面倒(めんどう)だからといって、すべてひらがなで書く(か )と、思わ(おも )ぬ誤解(ごかい)を招く(まね )ことがあるので注意(ちゅうい)しましょう。たとえば、次(つぎ)の文はどのように読める(よ  )でしょうか。「ははははははとわらった」(母(はは)はハハハと笑っ(わら )た・ハハハハハハと笑っ(わら )た)、「きのうおかあさんとぱんつくった」(パン作っ(つく )た・パンツ食っ(く )た) 長文(ちょうぶん)(κ)
 【1】蚊(か)は湿っ(しめ )た水のあるところが好き(す )です。遠く(とお )からでも人の体温(たいおん)や汗(あせ)からでる水分(すいぶん)を感じ(かん )てよってきます。そして、ちくりと刺し(さ )ます。【2】ですから、蚊(か)は「この人はおいしくなさそうだから、あっちの人にしよう」と人をみて刺す(さ )のではありません。【3】体温(たいおん)の高い(たか )人、汗(あせ)かきの人のほうが標的(ひょうてき)にされるのです。【4】また、スポーツをして汗(あせ)をかいたあとやお風呂(ふろ)あがりで体(からだ)がほてっているときなどは、蚊(か)に刺さ(さ )れやすくなります。
 【5】血(ち)をすう蚊(か)は卵(たまご)を持っ(も )たメスだけです。メスでも、卵(たまご)を持っ(も )ていないときは、花の蜜(みつ)や果物(くだもの)の汁(しる)などを食物(しょくもつ)としています。
 【6】蚊(か)が一回(かい)に吸う(す )血液(けつえき)の量(りょう)は、蚊(か)の体重(たいじゅう)の二倍(ばい)ぐらいです。そのため、血液(けつえき)をたっぷり吸う(す )と、よたよたして飛び(と )方(かた)が遅く(おそ )なることがあります。
 【7】たっぷり血(ち)を吸っ(す )た蚊(か)は、四、五日たつと数(すう)百個(こ)の卵(たまご)を産み(う )ます。卵(たまご)はボウフラからサナギになり、やがて成虫(せいちゅう)になります。【8】卵(たまご)から成虫(せいちゅう)になるまで十日ほどですから、夏(なつ)の間(あいだ)は次々(つぎつぎ)と蚊(か)が生まれてくるのです。
 【9】蚊(か)の天敵(てんてき)には、トンボやツバメやコウモリがいます。ツバメは、一日で数(すう)百から数(すう)千の蚊(か)を食べ(た )ます。夏(なつ)の空をトンボやツバメが飛ん(と )でいるときは、蚊(か)を捕まえ(つか  )ているのです。【0】

 言葉(ことば)の森長(ちょう)文作成(さくせい)委員(いいん)会(かい) β