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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



 「いちばん貧しい(まず  )人に仕える(つか  )ため、町に出て行こ(い )う。」
何(なに)不自由(ふじゆう)ない生活(せいかつ)を送っ(おく )ていたマザー・テレサが、そう決心(けっしん)して修道院(しゅうどういん)をあとにしたとき、持っ(も )ていたお金はわずか五ルピーのみでした。今(いま)の日本のお金にしてみると、およそ百五十円です。たったこれだけのお金でいったい何(なに)ができるというのでしょう。しかし、マザーはあきらめません。神(かみ)に与え(あた )られた自分(じぶん)の使命(しめい)を果たす(は  )ためにも、あきらめるわけにはいかないのです。
 カルカッタの町には、多く(おお )の子供(こども)たちが表情(ひょうじょう)もなく座り込ん(すわ こ )でいました。学校へ通う(かよ )お金もなく、食べる(た  )ものも満足(まんぞく)になく、ただじっと座り込ん(すわ こ )でいるのです。
 教育(きょういく)こそが貧し(まず )さから抜け出す(ぬ だ )鍵(かぎ)になると直感(ちょっかん)したマザーは、すぐさま子供(こども)たちを集め(あつ )て青空教室(きょうしつ)を開き(ひら )ました。もちろん机(つくえ)もいすもありません。地面(じめん)を黒板(こくばん)代わり(か  )にし、読み書き(よ か )の基礎(きそ)から指導(しどう)していきました。
 その噂(うわさ)はまたたく間(    ま)に広まり(ひろ  )、たくさんの子供(こども)たちがつめかけるようになりました。すると、マザーの活動(かつどう)に賛同(さんどう)し手助け(てだす )をしてくれる強力(きょうりょく)な協力(きょうりょく)者(しゃ)が次々(つぎつぎ)と現われ(あら  )ました。
 たった五ルピーしか持た(も )ないマザーが、その活動(かつどう)を大きく広げ(ひろ )ていったのは、こうした人々の愛(あい)によるところが大きいのです。
 多く(おお )の心(こころ)ある人々に支え(ささ )られ、マザーなき現在(げんざい)も、マザーの活動(かつどう)はカルカッタの町にしっかりと根づい(ね  )ています。
 私(わたし)たちはみな、愛(あい)を持っ(も )ています。ただ、十分(じゅうぶん)に人に与える(あた  )方法(ほうほう)がわからないだけなのかもしれません。
「いったい、いつ、まずしい人々の貧困(ひんこん)はやむのですか。」
そうたずねられたマザーは、
「あなたと私(わたし)が分かち(わ  )合い(あ )はじめたときに。」
と答え(こた )ました。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(ω)