未ログイン ログイン
音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



【長文が二つある場合、読解問題用の長文は一番目の長文です。】
 大昔(おおむかし)の鳥の祖先(そせん)は、ほかの動物(どうぶつ)と同じように四本足を使っ(つか )て歩いていました。長い年月のあいだに、前足が翼(つばさ)に進化(しんか)し、今のように空を飛べる(と  )ようになったのです。鳥は、爬虫類(はちゅうるい)の仲間(なかま)から進化(しんか)してきたので、トカゲの前足の骨組み(ほねぐ )と鳥の翼(つばさ)の骨組み(ほねぐ )は、たいへんよく似(に)ており、この二つをくらべると、前足が翼(つばさ)に変わっ(か  )たことがよくわかります。また、前足だけではなく、体をおおっている羽毛の一部(いちぶ)も翼(つばさ)に変わり(か  )ました。風に向かっ(む  )て進む(すす )と、何枚(まい)も重なっ(かさ  )た風切羽(かざきりばね)によって、鳥は体を空中に浮かせる(う   )ことができます。
 しかし、翼(つばさ)だけがいくら立派(りっぱ)でも、飛ぶ(と )ことはできません。翼(つばさ)を動かす(うご  )部分(ぶぶん)も大事(だいじ)です。鳥の胸(むね)の骨(ほね)には大きな出っ張り(で ぱ )があり、船底(ふなぞこ)のような形をしています。そこに、翼(つばさ)をはばたかせる筋肉(きんにく)がついています。鳥の胸(むね)の筋肉(きんにく)は、たいへん発達(はったつ)しており、この筋肉(きんにく)の力で大きな翼(つばさ)をはばたかせることができます。
 自由(じゆう)に空を飛ぶ(と )ためには、体が重く(おも )てはいけません。普通(ふつう)、体を作っているもので、いちばん重い(おも )のは骨(ほね)です。そこで鳥の骨(ほね)は、竹のように中が空洞(くうどう)になっていたり、スポンジのようにスカスカになっているなど、体を軽く(かる )するための工夫(くふう)が見られます。しかし、スカスカの骨(ほね)といっても、すぐ折れ(お )てしまうような弱いものではなく、たいへんかたくて丈夫(じょうぶ)にできています。
 また、体全体(ぜんたい)を軽く(かる )するために、骨(ほね)の数も少なくなっています。あごの骨(ほね)は歯(は)と一緒(いっしょ)になって、くちばしに変わり(か  )ました。歯(は)がないため、鳥は食べ物(た もの)をすべて丸のみにしてしまいます。「鵜(う)のみ」にするのは、鵜(う)だけではなかったということです。ただ、そのままではたいへん消化(しょうか)が悪い(わる )ので、おなかの中で食べた物(もの)を砕く(くだ )ことができるようになっています。その役目(やくめ)をするのが砂肝(すなぎも)です。砂肝(すなぎも)は砂嚢(さのう)とも呼ば(よ )れ、その名のとおり砂(すな)が入っています。砂粒(すなつぶ)によって食べ物(た もの)をすりつぶすのです。
 変わっ(か  )ているのはくちばしだけではありません。背骨(せぼね)の数も少なくなっていて、しかも棒(ぼう)のようにまっすぐです。首が自由(じゆう)に動く(うご )のに比べ(くら )て、背骨(せぼね)は自由(じゆう)な動き(うご )がほとんどできません。羽(は)づくろいをする鳥を見ると、体全体(ぜんたい)をひねることができないので、首だけをぐるりとうしろに回しています。しかし、そのおかげで、空を飛ぶ(と )ときに体が安定(あんてい)する上、離着陸(りちゃくりく)の衝撃(しょうげき)から体全体(ぜんたい)が守ら(まも )れるようになったのです。
 体を軽く(かる )しなくてはいけない一方で、鳥は飛ぶ(と )ために多くのエネルギーを必要(ひつよう)とし、どんどん食べ物(た もの)を食べなくてはなりません。そこで鳥は、食べてすぐエネルギーに変わる(か  )ような食物(しょくもつ)をとるようになりました。多くの鳥は草食ではなく肉食です。植物(しょくぶつ)性(せい)のものを食べる鳥もいますが、種子(しゅし)や果実(かじつ)など、すぐにエネルギーになるものを食べます。
 鳥は、少しでも体を軽く(かる )するために、もう一つ工夫(くふう)をしています。それは、フンをためこまないということです。もし、鳥が便秘(べんぴ)になったら大変(たいへん)なことです。フンの重(おも)さで飛べ(と )なくなってしまうからです。公園などでハトにフンをかけられてハッと驚い(おどろ )ても、「フン!」などと憤慨(ふんがい)せずに、「フーン、飛ぶ(と )ためには仕方(しかた)がないのだな」と優しく(やさ  )理解(りかい)してあげましょう。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(κ)
 【1】冷蔵庫(れいぞうこ)がまだあまり普通(ふつう)の家庭(かてい)にはなかったころ、冷蔵庫(れいぞうこ)には、毒(どく)があって危険(きけん)な物質(ぶっしつ)が使わ(つか )れていました。この物質(ぶっしつ)は、液体(えきたい)からガスに変わる(か  )ときに周り(まわ )を冷やす(ひ  )性質(せいしつ)を持っ(も )ていました。
 【2】しかし、このように危険(きけん)な物質(ぶっしつ)を、家庭(かてい)におく冷蔵庫(れいぞうこ)に使う(つか )わけにはいきません。そこで、何かいい方法(ほうほう)はないものかと、研究(けんきゅう)が行われました。その結果(けっか)、フロンという新しい物質(ぶっしつ)が見つかりました。
 【3】フロンは、色も匂い(にお )もない物質(ぶっしつ)で、安定(あんてい)した性質(せいしつ)を持っ(も )ています。性質(せいしつ)が安定(あんてい)しているということは、ほかのものといっしょにしても、ほとんど反応(はんのう)を起こさ(お  )ないということです。また、燃える(も  )こともないので、火事(かじ)の心配(しんぱい)がありません。【4】さらに、簡単(かんたん)に液体(えきたい)にしたりガスにしたりできるので、取り扱い(と あつか )も楽です。そして、安く(やす )作ることができるのも、大きな長所(ちょうしょ)でした。
 こうして、フロンは「20世紀(せいき)最大(さいだい)の発明(はつめい)」として歓迎(かんげい)され、世界中(せかいじゅう)で使わ(つか )れるようになっていきました。【5】フロンは、まさに時代(じだい)のフロンティア(最前線(さいぜんせん))でした。
 日本では特に(とく )、精密(せいみつ)機械(きかい)の工場で、部品(ぶひん)を洗う(あら )のに使わ(つか )れました。普通(ふつう)の水にはゴミやほこりが溶け(と )こんでいるため、精密(せいみつ)機械(きかい)の工場では使え(つか )なかったのです。
 【6】しかし、こんなに長所(ちょうしょ)ばかりがあると思われたフロンに、意外(いがい)な欠点(けってん)があることがわかってきました。地球(ちきゅう)の上空にあるオゾン層(そう)を、フロンが破壊(はかい)するということがわかってきたのです。
 【7】フロンの長所(ちょうしょ)である安定(あんてい)した性質(せいしつ)が、逆(ぎゃく)に欠点(けってん)にもなっていたのです。フロンは壊れ(こわ )にくく、ほかのものと反応(はんのう)もしないため、そのままガスとなって空気中に出て行きます。【8】そして空の高いところまで行くと、太陽(たいよう)の強力な紫外線(しがいせん)によって初めて(はじ  )分解(ぶんかい)されることになります。そのときに、フロンから出た塩素(えんそ)がオゾン層(そう)を壊し(こわ )ていくのです。
 【9】オゾン層(そう)は、太陽(たいよう)の強力な紫外線(しがいせん)から地球(ちきゅう)上の生き物(い もの)を守っ(まも )ているバリアのようなものです。このバリアが壊さ(こわ )れると、紫外線(しがいせん)が地球(ちきゅう)上に降り注ぎ(ふ そそ )、生き物(い もの)に大きな害(がい)を与え(あた )ます。【0】こうして、ヒーローだったはずのフロンは、いつの間にか悪者(わるもの)になってしまいました。
 しかし、人間が破壊(はかい)したものは、人間の手によって修復(しゅうふく)できるはずです。オゾン層(そう)を破壊(はかい)することは、人間にとってオーゾン(大損(おおぞん))ですから、今、世界中(せかいじゅう)でオゾン層(そう)を守る(まも )対策(たいさく)が進め(すす )られています。

「フロンさん、元気出してね。君(きみ)が悪い(わる )わけじゃなく、たまたまオゾン君(くん)と仲(なか)が悪かっ(わる  )ただけなんだから。」
「うん、フロン、がんばる。フロンでも(ころんでも)ただでは起き(お )ないわ。」
「そう。オゾン君(くん)も、だんだん元気が出てきたようだから。」
「オイゾンも、これからがんばって、紫外線(しがいせん)からみんなを守る(まも )でごわす。」
 フロー、フロー、オゾン!

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(τ)