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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



【長文が二つある場合、音読の練習はどちらか一つで可。】
【1】「やった! 跳べ(と )た。」
 高田さんが跳べ(と )たとき、クラス中のみんながざわめきました。高田さんはそのまま動き(うご )ません。じっと立っています。女子が何人かかけよりました。うれしそうな声をあげながら、高田さんの肩(かた)をゆすったり、背中(せなか)をたたいたりしています。【2】やっと、高田さんが顔をあげてこちらを向き(む )ました。
「みんな、ありがとう。」
 とても小さな声で、あまり聞きとれませんでしたが、確か(たし )に口がそう動き(うご )ました。誰(だれ)からともなく拍手(はくしゅ)が起こり(お  )ます。パチパチパチパチ。【3】このクラスで最後(さいご)の体育(たいいく)の授業(じゅぎょう)、ずっと跳び箱(と ばこ)を跳べ(と )なかった高田さんがついに跳ん(と )だのです。クラスの誰(だれ)もが待ち望ん(ま のぞ )でいた瞬間(しゅんかん)でした。
 跳び箱(と ばこ)の授業(じゅぎょう)は、二月に入ってから始まり(はじ  )ました。【4】みんなが大はしゃぎで段(だん)を上げている中で、高田さんは何度(ど)跳ん(と )でも、跳び箱(と ばこ)にまたがって止まってしまうのでした。
「まだ、跳べ(と )ないの。」
と言う人もいました。跳ぶ(と )前に、
「ドッスーン。」
などとからかう人もいました。【5】もし、ぼくが高田さんだったら、とっくに、できないと言って投げ出し(な だ )てしまったことでしょう。
 しかし、高田さんは、あきらめませんでした。何度(ど)も何度(ど)も挑戦(ちょうせん)していました。【6】放課後(ほうかご)、先生と練習(れんしゅう)している日もありました。その姿(すがた)に、それまで冷やかし(ひ   )たり笑っ(わら )たりしていた人も、だんだん応援(おうえん)するようになったのです。
 やがて体育(たいいく)は次(つぎ)の種目(しゅもく)になりましたが、特別(とくべつ)に高田さんのために跳び箱(と ばこ)が用意(ようい)されました。【7】高田さんは、毎回黙々と(もくもく )練習(れんしゅう)していました。クラスでいちばん早く七段(だん)を跳べる(と  )ようになった川上君(くん)が、何度(ど)もアドバイスしていました。
「踏み切り(ふ き )が大事(だいじ)だから。そう、もう一回やってみて。」
 【8】また、女子は声をそろえて、
「惜しい(お  )!」
「もう少し!」
と声をかけました。先生の出る幕(まく)は、もうないくらいでした。
 チャイムが鳴って、体育(たいいく)の時間が終わり(お  )ました。みんなで高田さんを取り囲む(と かこ )ようにして、体育館(たいいくかん)をあとにしました。【9】高田さんの顔は、まだ真っ赤(ま か)だけれど、何だか輝い(かがや )ているように見えました。やればできる。がんばればできないことなんかない、という声がどこからか聞こえてくるようでした。【0】

(言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会 φ)
 地球(ちきゅう)と月のひっぱりっこ――みち潮(しお)とひき潮(  しお)――

 【1】春になると、みなさんのなかには、おとうさんやおかあさんにつれられて、潮(しお)ひがりにいく人もあることでしょう。
 潮(しお)ひがりは、たのしいものですね。
 【2】ふだん水のあるときには、貝がみえないのに、潮(しお)がひくと、くまでで、ちょっとかいただけで、いくらでも、貝がでてくるのですからね。
 海の水は、へいきんして一日に二かいずつ、みちたり、ひいたりしています。【3】それは、まるで、海がゆっくりといきをしているみたいです。
 どうして、こんなことがおこるのでしょうか。
 潮(しお)のみちひは、月や太陽(たいよう)が、海の水をさかんにひっぱるために、おこるのです。
 【4】地球(ちきゅう)の運動(うんどう)のところで、引力のことをお話ししましたが、地球(ちきゅう)ばかりでなく、太陽(たいよう)でも月でも、そのほかの星でも、すべてのものはたがいにひっぱりあっています。【5】引力は大きなものほどつよいのですが、近くにあるものは、小さくても、遠くにあるものより、つよく引力をはたらかせます。
 【6】たとえば、太陽(たいよう)の引力は、月よりはるかに大きいのですが、地球(ちきゅう)からのきょりがずっと遠いので、海の水をひっぱる力は、小さな月のほうが、太陽(たいよう)より二ばい半もつよいのです。
 【7】ですから、潮(しお)のみちひは、おもに月の引力のためにおこるとかんがえて、さしつかえありません。
 月のひっぱる力は、近いところにあるものほどつよくはたらきます。【8】ですから、地球(ちきゅう)の上で、月とむかいあっているところには、月の引力がいちばんつよくはたらき、海の水が月のほうへひっぱられてもりあがり、みち潮(しお)となります。【9】これにたいして、地球(ちきゅう)の上で月と反対(はんたい)のがわにあるところは、月からいちばんはなれているので、月の引力はいちばんよわくなっていますが、ここでは、月とはんたいのほうこうに、地球(ちきゅう)の遠心力がつよくはたらいているので、月とはんたいのほうへ海の水がもりあがって、やはり、みち潮(しお)となります。【0】

(「世界(せかい)ふしぎめぐり三年生」より抜粋(ばっすい))