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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



 【1】「ここは通れません。」 
と菅原(すがわら)君(くん)が道をふさぎました。下校する時、いつも一組の菅原(すがわら)君(くん)はまちぶせして私(わたし)にいじわるをします。バスを降り(お )て、うちまでの道がずっといっしょなので、毎日帰りに会ってしまいます。 
 【2】オナモミの実(み)をたくさんポケットに入れていてそれをぶつけてきたり、たて笛(ぶえ)のふくろをふりまわしたり、本当に毎日いやなことをします。ランドセルと背中(せなか)の間にトカゲを入れられたり、わきに下げている給食(きゅうしょく)用のコップをとられたりもしました。【3】帽子(ぼうし)を上にひっぱって、ゴムをぱちんといわせるのなんかしょっちゅうです。私(わたし)は、とても悲しく(かな  )なるけれど、がまんして走って通り過ぎ(とお す )ます。そしてうちに着い(つ )て、お母さんの顔を見ると涙(なみだ)がぽろぽろ出るのでした。 
 【4】でも、お母さんは、 
「菅原(すがわら)君(くん)はさやかとお友だちになりたいからそういうことをするのよ。今度(こんど)、いっしょに遊ぼ(あそ )うと言ってみたら?」 
などとにっこり笑う(わら )のです。いっしょに遊ぶ(あそ )だなんて絶対に(ぜったい )いや! 私(わたし)は心の中でそう思いました。【5】そして、にくらしい菅原(すがわら)君(くん)の顔を思い浮かべる(おも う   )とくやしい気持ち(きも )でいっぱいになりました。 
 十二月のはじめ、風の冷たい(つめ  )日でした。私(わたし)は靖子(やすこ)ちゃんや典子(のりこ)ちゃんたちと五、六人で、公園でゴムとびをしていました。夢中(むちゅう)で遊ん(あそ )でいると、そこへ菅原(すがわら)君(くん)たちがやってきました。【6】私(わたし)は楽しかった気持ち(きも )が一気にしぼむ感じ(かん )がしました。思ったとおり、菅原(すがわら)君(くん)たちは列(れつ)に並び(なら )もしないで、じゃまするようにゴムにむかって走って来ます。そして、わざと、ピンとはったゴムにひっかかるまねをしました。【7】その時、ゴムを持っ(も )ていた私(わたし)は思わず向こう(む  )側(がわ)の典子(のりこ)ちゃんに、 
「まきつけちゃおう。」 
と呼びかけ(よ   )ました。そして、菅原(すがわら)君(くん)たちを伸ばし(の  )たゴムでぐるぐる巻き(ま )にしたのです。菅原(すがわら)君(くん)たちはギエッと変(へん)な声を出しました。【8】身動(みうご)きができなくなった菅原(すがわら)君(くん)を見て、私(わたし)はなんだかおかしくなって笑い(わら )出してしまいました。みんなもゲラゲラ笑い(わら )ました。ぐるぐる巻き(ま )にされた菅原(すがわら)君(くん)たちも、 
「ごめんなさあい。」 
と笑っ(わら )ています。そのあとはなぜか仲良く(なかよ )なって大勢(おおぜい)でゴムとびをしました。 
 【9】その日をさかいに、菅原(すがわら)君(くん)は帰り道のいじわるをぴたりとやめました。会っても、「おう」と言うだけで何もしてきません。それどころか、 
「おまえ、今日遊べる(あそ  )?」 
と誘っ(さそ )てくるようになったのです。いつかお母さんが言ったことは本当だったのだなあと私(わたし)は思いました。【0】

(言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会 φ)