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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
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 約(やく)六千五百万年前に恐竜(きょうりゅう)が絶滅(ぜつめつ)すると、哺乳類(ほにゅうるい)が急速(きゅうそく)に繁栄(はんえい)しはじめました。最初(さいしょ)の哺乳類(ほにゅうるい)は、今のネズミに似(に)ていました。哺乳類(ほにゅうるい)は、体温(たいおん)を一定(いってい)に保つ(たも )しくみを体の中に持っ(も )ていたので、いろいろな環境(かんきょう)で暮らす(く  )ことができ、多くの種類(しゅるい)に分かれていきました。
 アフリカでは、サルの仲間(なかま)である霊長(れいちょう)類(るい)が、さまざまな進化(しんか)をしていきました。その中でも、森の中で暮らし(く  )ていた霊長(れいちょう)類(るい)が、私(わたし)たち人類(じんるい)の祖先(そせん)だと言われています。彼ら(かれ )は、果物(くだもの)などを食べて、一日のほとんどを木の上で過ごし(す  )ていました。木の上は食料(しょくりょう)がたくさんあり、猛獣(もうじゅう)から身(み)を守る(まも )のにも都合(つごう)がよく、暮らし(く  )やすい場所(ばしょ)だったと考えられます。
 森の木の上に住ん(す )でいた霊長(れいちょう)類(るい)が、どのようにして人類(じんるい)の祖先(そせん)に進化(しんか)したのでしょう。これについては、次(つぎ)のような説(せつ)があります。
 ちょうどこのころ、火山が活発(かっぱつ)に活動(かつどう)し、大きな地震(じしん)が起こり(お  )、アフリカ大陸(たいりく)を南北に貫く(つらぬ )「アフリカ大地溝(ちこう)帯(たい)」が形成(けいせい)されました。富士山(ふじさん)よりも標高(ひょうこう)の高い、長い山脈(さんみゃく)ができたことによって、その東側(ひがしがわ)はだんだん乾燥(かんそう)し、もともとジャングルだった場所(ばしょ)が草原に変わっ(か  )ていきました。
 草原で生きていくために、霊長(れいちょう)類(るい)は木から下りなくてはなりませんでした。豊か(ゆた )な森と比べる(くら  )と、草原は食料(しょくりょう)が少ない上、猛獣(もうじゅう)にも見つかりやすく、おそわれる危険(きけん)がありました。獲物(えもの)をつかまえたり、敵(てき)をいち早く見つけて逃げる(に  )ためには、より遠くを見渡す(みわた )必要(ひつよう)があったのでしょう。草原で生活を始め(はじ )た霊長(れいちょう)類(るい)は、二本足で立って歩き始め(はじ )ました。これが人類(じんるい)の祖先(そせん)です。
 直立二足歩行を始め(はじ )たことで、人類(じんるい)の祖先(そせん)は、ほかのサルとは明らかに違う(ちが )道を歩み始め(はじ )ました。彼ら(かれ )は、自由(じゆう)になった前足を手として使う(つか )ことができるようになりました。今から三百万年前の猿人(えんじん)、アウストラロピテクスは、石器(せっき)を使っ(つか )ていました。これが道具(どうぐ)の始まり(はじ  )です。また、約(やく)五十万年前の原人は、火を使っ(つか )て生活していたことがわかっています。その後に出現(しゅつげん)した旧(きゅう)人のネアンデルタール人は、死者(ししゃ)を埋葬(まいそう)する習慣(しゅうかん)がありました。
 約(やく)四万年前に生活していた新人のクロマニヨン人は、現在(げんざい)の人類(じんるい)とほとんど変わら(か  )ない姿(すがた)をしていました。彼ら(かれ )はすでに言葉(ことば)を話し、協力(きょうりょく)して狩り(か )や漁(りょう)をして暮らし(く  )ていたのです。クロマニヨン人は、ナイフ、刀などの石器(せっき)や、美しく(うつく  )彫刻(ちょうこく)された骨角(こっかく)器(き)を作り、槍(やり)や弓矢を発明(はつめい)して集団(しゅうだん)で狩り(か )を行なっていました。わなをしかけることで、マンモスやシカなどの巨大(きょだい)な獲物(えもの)もつかまえることができました。彼ら(かれ )の暮らし(く  )ていた洞くつ(どう  )には、今も、狩り(か )の成功(せいこう)を祈っ(いの )て描い(えが )たと思われる動物(どうぶつ)の絵が残っ(のこ )ています。
 このように、アフリカ大地溝(ちこう)帯(たい)の東側(ひがしがわ)の厳しい(きび  )環境(かんきょう)が、人類(じんるい)の祖先(そせん)を生み出しましたが、西側(にしがわ)ではどうだったのでしょうか。食料(しょくりょう)が豊富(ほうふ)なジャングルの中で暮らし(く  )てきた霊長(れいちょう)類(るい)は、現在(げんざい)まであまり変わら(か  )ない姿(すがた)を保っ(たも )てきました。これが、ゴリラ、チンパンジー、ボノボなどの、人類(じんるい)と最も(もっと )似かよっ(に   )た生物(せいぶつ)とされている類人猿(るいじんえん)です。
 人間は木から下りることによって、サルと分かれました。しかし、今でも昔(むかし)の時代(じだい)が懐かしく(なつ   )なることがあります。公園の木を見るとふと登り(のぼ )たくなったり、木の上でキャッキャッと叫ん(さけ )でみたくなったりするのはそのためです。

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