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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



【1】「ハッピバースデートゥーユー。」 
お誕生(たんじょう)日が来るたび、私(わたし)はお母さんから自分の生まれた時のお話を聞きます。毎年同じ話を聞いても、なぜかまた聞きたくなるのです。お母さんは、 
「あなたが生まれたときはねえ。」 
となつかしそうな顔をします。【2】そして、 
「なかなか逆子(さかご)がなおらなくて、逆子(さかご)体操(たいそう)をいっしょうけんめいしたけれど、直前までなおらなかったの。でも、生まれそうになっておなかが痛く(いた )なって病院(びょういん)に行くと、なぜかくるっとなおっていたのよ。」 
と笑い(わら )ます。【3】私(わたし)は、赤ちゃんがおなかの羊水(ようすい)の中でくるっとシンクロナイズドスイミングみたいにまわっているのを想像(そうぞう)します。 
 ときどき、お父さんも話に入ってきて、 
「あの時は初めて(はじ  )の体験(たいけん)だったから、お父さんもあたふたしたよ。【4】お母さんは痛い(いた )、痛い(いた )と言うし、呼び出し(よ だ )ベルを押し(お )てもお医者(いしゃ)さんがなかなか来てくれないし。 生まれてきちゃったらどうしようと生きた心地がしなかったよ。」 
などと早口でまくし立てます。【5】その様子(ようす)を見ると本当にあせっていた様子(ようす)が想像(そうぞう)できます。 
 おばあちゃんにも聞きました。 
「それがねえ、いとこのけいちゃんやしんちゃんと比べ(くら )ても、信じ(しん )られないくらい大きな産声(うぶごえ)だったのよ。【6】おばあちゃんたちは廊下(ろうか)で今か今かと待っ(ま )ていたのだけれど、厚い(あつ )分べん室の扉(とびら)をつきぬけるような元気なオギャーだったわよ。」 
と大笑い(おおわら )していました。【7】そして 
「先生や看護(かんご)師(し)さんが、もう目をあいてますよと言ったのも忘れ(わす )られないわねえ。」 
と付け加え(つ くわ )ました。すると、お母さんたら 
「そうそう。それからね、生まれたとたん、ぴゅーっとオシッコしたんだったわ。」 
などと言うのです。【8】私(わたし)はこの話だけははずかしいので、いやだなあと思います。 
 去年(きょねん)まではあまりわからなかったけれど、今はこんな風に私(わたし)の生まれたときの話をみんなが覚え(おぼ )ていてくれて、聞かせてくれるというのは幸せ(しあわ )なことだなあと思います。【9】そして生まれたとき、みんなに見守ら(みまも )れていたのだなあとあたたかい気持ち(きも )になります。ときどき、お父さんやお母さんに反抗(はんこう)したり、わがままなことを言ったりしてしまう私(わたし)ですが、この話を思い出すと、やっぱりお父さんとお母さんの子でよかったなあと思います。【0】

(言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会 φ)