未ログイン ログイン
音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



 文字は、初め(はじ )石などに刻ま(きざ )れていました。しかし、それでは時間もかかるし、重(おも)すぎて持ち運ぶ(も はこ )こともできません。人間が、カイコのまゆから絹(きぬ)の布(ぬの)を作ったり、植物(しょくぶつ)から繊維(せんい)をとり出して布(ぬの)を作ったりすることができるようになると、その布(ぬの)を作る技術(ぎじゅつ)を利用(りよう)して、紙を発明(はつめい)することができるようになりました。紙は、安い(やす )上に、軽く(かる )て、しかも薄い(うす )ので、何枚(まい)も重ね(かさ )て使う(つか )ことができました。この紙の発明(はつめい)で、文字が人間の社会に広がるようになったのです。
 日本にも、一六〇〇年以上(いじょう)前に、中国から紙を作る方法(ほうほう)が伝わっ(つた  )てきました。日本には紙にするのにとてもよい植物(しょくぶつ)があり、日本人は工夫(くふう)が得意(とくい)だったので、あっというまに、厚い(あつ )紙、薄い(うす )紙、硬い(かた )紙、軟らかい(やわ   )紙、白い紙、色のついた紙、そして、金や銀(ぎん)をちらした紙、よい香り(かお )がする紙など、いろいろな紙が作り出されました。
 その時代(じだい)に書かれた本には、「いろいろな紙をもらうと、この紙にあわせて、どんなふうに工夫(くふう)して字や絵をかこうかと考えてとても楽しい」とか、「いやなことがあっても、真っ白(ま しろ)で上等(じょうとう)な紙のたばをもらうと、気持ち(きも )もはれて、ここに何を書こうかとうれしくなってくる」などという話が載っ(の )ています。今でも、きれいな折り紙(お がみ)や包み(つつ )紙、真っ白(ま しろ)なノートなどをもらったときに、同じような気持ち(きも )が感じ(かん )られるのではないでしょうか。
 日本では、古い紙をもう一度(  いちど)すきかえして新しい紙にする技術(ぎじゅつ)も発明(はつめい)されました。そのリサイクルの紙は真っ白(ま しろ)でなくしっかりもしていませんでしたが、普通(ふつう)の人も買うことができる安い(やす )本になりました。
 江戸(えど)時代(じだい)になると、紙の本はたくさんの人が持つ(も )ことができるようになりました。そればかりか、子どものための、紙細工のおもちゃまでたくさん作られるようになりました。これを、おもちゃ絵といいます。そこには豆(まめ)絵本のような、本のかわりになるものや、はさみで切ってくみたてて遊ぶ(あそ )紙おもちゃなどさまざまな種類(しゅるい)のおもちゃがありました。きせかえ人形や、おしばいごっこの立ち絵、紙ずもうやめんこ、そして組み立て絵というものができたのもこのころです。ほかにもすごろくやかるたなど、今の時代(じだい)にも伝わる(つた  )おもちゃがこの時代(じだい)に発達(はったつ)しました。。
 江戸(えど)時代(じだい)の子どもたちも、今の子どもたちが、ゲームのカードをためたりマンガを買いそろえたりするのと同じことをやっていたのです。
 破れ(やぶ )やすく、火には燃え(も )てしまう紙と知ってはいても、それでも紙でできたものには、集め(あつ )て愛さ(あい )ずにはいられない魅力(みりょく)があるようです。

「紙君(くん)って、えらいんだね。今度(こんど)から紙様(さま)って呼ぼ(よ )うか。」
「いやあ、もっと気楽に読んでくれた方がいいよ。」
「じゃあ。ヘイ、カミーン。」

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(λ)