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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
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 海水は塩辛い(しおから )もので、私(わたし)たちはそれを当たり前のことだと思っています。実際(じっさい)、そこに含ま(ふく )れる塩分(えんぶん)は大変(たいへん)な量(りょう)です。海水をすべて蒸発(じょうはつ)させ、残っ(のこ )た塩分(えんぶん)を陸地(りくち)に敷きつめる(し    )と、百五十メートルもの厚い(あつ )層(そう)ができると言われています。この大量(たいりょう)の塩(しお)は、一体どこから来たのでしょうか。
 塩分(えんぶん)のふるさとのひとつは川です。地球(ちきゅう)上に存在(そんざい)する川の大半は淡水(たんすい)なので、これは意外(いがい)な感じ(かん )がします。雨が降る(ふ )と水が地中にしみ込ん(  こ )で、土の中にあるミネラル分を溶かし(と  )ます。このミネラル分の中に塩分(えんぶん)が含ま(ふく )れています。溶け(と )出した塩分(えんぶん)は、川によって海まで運ば(はこ )れます。ただ、淡水(たんすい)の川に含ま(ふく )れる塩分(えんぶん)はごく少ないので、なめても塩辛い(しおから )とは感じ(かん )ません。
 塩分(えんぶん)のもうひとつのふるさとは、海底(かいてい)火山です。活動(かつどう)する海底(かいてい)火山の爆発(ばくはつ)や熱水(ねっすい)の噴出(ふんしゅつ)によって、地中からミネラル分が放出(ほうしゅつ)され、その中に含ま(ふく )れる塩分(えんぶん)が海水に溶け込む(と こ )のです。
 このように、塩(しお)はいろいろなところから海を目指し(めざ )てやって来ますから、海には塩(しお)がたまる一方のように思えます。その上、海からはどんどん水分が蒸発(じょうはつ)しミネラル分だけがあとに残り(のこ )ます。これでは、塩分(えんぶん)がどんどん濃く(こ )なっていったとしても不思議(ふしぎ)ではありません。しかし現実(げんじつ)には、海水の塩分(えんぶん)濃度(のうど)は、ほぼ一定(いってい)です。つまり、増える(ふ  )分と減る(へ )分とがうまく釣り合っ(つ あ )ているのです。では、塩分(えんぶん)は一体どこへ行くのでしょう。
 まず、海の生物(せいぶつ)が塩(しお)を体の中に取り込み(と こ )ます。例えば(たと  )サンゴやエビ、カニなどは、硬い(かた )殻(から)を作るために塩類(えんるい)を必要(ひつよう)とします。これらの生き物(い もの)が死ぬ(し )と、その殻(から)に含ま(ふく )れていた塩類(えんるい)は海底(かいてい)にたまります。こうして塩分(えんぶん)の一部(いちぶ)は取り除か(と のぞ )れます。このようにして、海水中の塩分(えんぶん)は、増える(ふ  )量(りょう)と減る(へ )量(りょう)のバランスがとれているのです。
 では、この海底(かいてい)にたまった塩分(えんぶん)はどうなるのでしょうか。海底(かいてい)を含む(ふく )地殻(ちかく)は巨大(きょだい)なプレートで成り立っ(な た )ています。それらのプレートは少しずつ移動(いどう)し、二つ以上(いじょう)のプレートが出合うところでは、一方が隣(となり)のプレートの下に入り込み(はい こ )ます。沈み(しず )込ん(こ )だ海底(かいてい)は高温(こうおん)のマントルの中で溶け(と )ていきます。当然(とうぜん)、海底(かいてい)にたまっていた塩分(えんぶん)も一緒(いっしょ)に溶け(と )てしまいます。
 地中から海へ、そしてまた地中へ。塩(しお)は、この壮大(そうだい)な旅(たび)を気の遠くなるような年月の間繰り返し(く かえ )てきました。今日の一杯(いっぱい)のお味噌汁(みそしる)にも、塩分(えんぶん)の長い旅(たび)の歴史(れきし)が刻ま(きざ )れているのです。

「塩分(えんぶん)さん、最初(さいしょ)の生まれはどこなんですか。」
「実は(じつ )、スーパーの食品(しょくひん)売り場なんだよ。」
「うそでシオ。」

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(Μ)