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音読検定
 楽しくできる音読で、読む力、考える力が育つ。
 音読検定

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2026/9/22

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 むかし、からからにかわいた砂漠さばくで、ある男が、十頭のラクダを水飲み場につれていこうとしていました。
 しばらくあるいたところで、男は一頭のラクダのにのり、あとなん頭いるか、かぞえてみました。ラクダは九頭しかいませんでした。男はあわててラクダのからおりると、いなくなった一頭をさがしに、いまきた道をてくてくあるいてもどりました。
 けれども、どこにも姿すがたが見えません。きっといなくなってしまったんだ。男は、そう思ってさがすのをやめ、大急ぎでラクダたちのところへもどりました。
 がっかりして、もどってきてみると、これは、またどうしたことでしょう。ラクダはちゃんと十頭いるではありませんか。大よろこびで、男は、そのうちの一頭の背なかせ  にのりました。
 ところが、しばらくすると、もういちど、数をかぞえてみたくなりました。九頭しかいない!男は、とほうにくれて、ラクダのからおりると、またいなくなった一頭をさがしにいきました。どこにもいません。
 男は、群れむ のところにとんでかえって、数をかぞえてみました。すると、おどろいたことに、十頭ぜんぶそこにいて、ぶらぶらあたりをあるきまわっています。
 男は、これは砂漠さばくの暑さのせいだと、もんくをいいながら、こんどは、いちばんうしろのラクダにのりました。そして、三度めの正直とばかりに、もういちど、のこりのラクダをかぞえました。さっぱりわけがわからない。また一頭たりなくなっている! 男は、悪魔あくまをののしりながら、ラクダからとびおりました。そして、のろのろと群れむ のあいだをあるきながら、一頭ずつかぞえていきました。ちゃあんと十頭います。
「わかったよ、わかったよ、この根性こんじょうまがりの悪魔あくまめ。」
と、男は吐きは すてるようにいいました。
「のって一頭をなくすくらいなら、十頭つれてあるくほうがましさ!」

(ユネスコ文化センターへん「アジアの笑いばなしわら    」)

 国家試験しけんを目前にひかえた三人の受験生じゅけんせいが、結果けっかをうらなってもらいに、ある占師うらないしのところへいきました。
 すると、占師うらないしは、なにもいわず、ただだまって指を一本立ててみせました。
 結果けっかが発表されてみると、三人のうちひとりだけが合格ごうかくしており、おかげで、この占師うらないし評判ひょうばんはぐんとあがりました。
 占師うらないしのわかい弟子は、どうしてそれがわかったのか知りたがりました。
成功せいこう秘訣ひけつは、ものをいわぬことじゃ。」
と、占師うらないしはいいました。そして、それをきいた弟子がぽかんとしているのを見て、こうつけくわえました。
「いいかね、おまえは、わしが指を一本だしたのを見ておったろう。それは、三人のうちひとりだけが合格ごうかくするという意味にも取れる。事実、そうなった。だが、もし、ふたり合格ごうかくしておったとしても、わしの見立ては、やっぱりただしい。指一本は、ひとりおちるという意味にとれるからな。三人ともとおっていたとしても、指一本は、三人そろっていちどに合格ごうかくという意味にとれる。その反対もおなじこと。どんなばあいも、わしはただしいんじゃ。」

(ユネスコ文化センターへん「アジアの笑いばなしわら    」)