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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
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 空気のよごれ、つまり大気汚染(おせん)を実感できるのは、まずお天気がいいのに見はらしが悪く、遠くが見えないとか、空が青くないというときでしょう。これは空気中をただようこまかいチリやスス(浮遊(ふゆう)粒子(りゅうし)状(じょう)物質(ぶっしつ)といいます)が原因(げんいん)です。この状態(じょうたい)がひどいときはスモッグといわれます。
 スモッグは目にみえる大気汚染(おせん)ですが、目にみえない物質(ぶっしつ)によってもたらされる大気汚染(おせん)もあります。みなさんは光化学スモッグということばを聞いたことがあるでしょう。こちらは硫黄(いおう)酸化(さんか)物とかチッ素(そ)酸化(さんか)物という目にみえない物質(ぶっしつ)が原因(げんいん)です。
 かつてはこうした大気汚染(おせん)の原因(げんいん)となる物質(ぶっしつ)は、主に工場の煙突(えんとつ)から出るけむりの中にふくまれていました。それで工場を中心とした都市では、ひどい大気汚染(おせん)が発生し、ぜんそくなどの病気がおこりました。
 これはたいへんだということで、工場の煙突(えんとつ)からはきれいなけむりしか出してはいけないということがきめられました。いまでは、煙突(えんとつ)の下にけむりをきれいにする機械(きかい)がついています。
 それで、以前(いぜん)よりはましになったのですが、それでも都市の空気はよごれていますね。そうです、問題は自動車の排気(はいき)ガスです。
 もちろん、自動車の排気(はいき)ガスも、きれいにして出すようにきめられています。ですから自動車の排気(はいき)ガスは、昔とくらべるときれいになっています。
 けれども、排気(はいき)ガスは二酸化(にさんか)チッ素(そ)と呼ば(よ )れる物質(ぶっしつ)がふくまれていて、これがいまの都市部の大気汚染(おせん)の主な原因(げんいん)となっています。また、トラックやバスなどの大型(おおがた)のディーゼル車から出る黒いけむりも問題になっています。
 自動車一台一台の排気(はいき)ガスをきれいにする技術(ぎじゅつ)的(てき)なくふうはどんどん進められています。でも、自動車の数は、どんどんふえています。たとえば、一九九二年(平成(へいせい)四年)度末(まつ)では、全国で六、四五○万台(トラックやバス、バイクをふくみます)にもなっています。
 その自動車の多くは、住宅(じゅうたく)街(がい)から都市の中心部への通勤(つうきん)に利用(りよう)されたり、都市の中での移動(いどう)に使われたりしています。また、人の移動(いどう)のためだけではなく、さまざまな品物をお店などに納める(おさ  )ことや、宅急便(たっきゅうびん)などでも使われています。
 コンビニエンス・ストアなどは、大きなスーパーやデパートなどとちがって、それぞれの店の倉庫(そうこ)が広くないので、品物を補充(ほじゅう)する納品(のうひん)のための車が、一日に何回もまわっています。
 こうしたこまめな配送のおかげで、わたしたちはつくりたてのおべんとうを買ってたべることができるのですが、その分、たくさんの自動車が走りまわっていることになります。
 その結果(けっか)、都市の中心部はもとより、住宅(じゅうたく)街(がい)の大きな道路でも、いつも渋滞(じゅうたい)がおこっています。渋滞(じゅうたい)がおこると、自動車は動いたり、とまったりをくりかえすことになります。
 自動車は動きはじめるときにエンジンの回転数があがり、排気(はいき)ガスが多く出ます。特に(とく )、トラックやバスなどの大型(おおがた)のディーゼル車ですと、ブワーッという感じで黒いけむりが出ます。ですから、スムーズに走っているときにくらべると大気汚染(おせん)がひどくなるというわけです。

(阿部(あべ)治(おさむ)・市川智史(さとし)「ふくれあがる大都市」)