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音読検定
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 音読検定

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2026/9/22

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 空気のよごれ、つまり大気汚染おせんを実感できるのは、まずお天気がいいのに見はらしが悪く、遠くが見えないとか、空が青くないというときでしょう。これは空気中をただようこまかいチリやスス(浮遊ふゆう粒子りゅうしじょう物質ぶっしつといいます)が原因げんいんです。この状態じょうたいがひどいときはスモッグといわれます。
 スモッグは目にみえる大気汚染おせんですが、目にみえない物質ぶっしつによってもたらされる大気汚染おせんもあります。みなさんは光化学スモッグということばを聞いたことがあるでしょう。こちらは硫黄いおう酸化さんか物とかチッ酸化さんか物という目にみえない物質ぶっしつ原因げんいんです。
 かつてはこうした大気汚染おせん原因げんいんとなる物質ぶっしつは、主に工場の煙突えんとつから出るけむりの中にふくまれていました。それで工場を中心とした都市では、ひどい大気汚染おせんが発生し、ぜんそくなどの病気がおこりました。
 これはたいへんだということで、工場の煙突えんとつからはきれいなけむりしか出してはいけないということがきめられました。いまでは、煙突えんとつの下にけむりをきれいにする機械きかいがついています。
 それで、以前いぜんよりはましになったのですが、それでも都市の空気はよごれていますね。そうです、問題は自動車の排気はいきガスです。
 もちろん、自動車の排気はいきガスも、きれいにして出すようにきめられています。ですから自動車の排気はいきガスは、昔とくらべるときれいになっています。
 けれども、排気はいきガスは二酸化にさんかチッ呼ばよ れる物質ぶっしつがふくまれていて、これがいまの都市部の大気汚染おせんの主な原因げんいんとなっています。また、トラックやバスなどの大型おおがたのディーゼル車から出る黒いけむりも問題になっています。
 自動車一台一台の排気はいきガスをきれいにする技術ぎじゅつてきなくふうはどんどん進められています。でも、自動車の数は、どんどんふえています。たとえば、一九九二年(平成へいせい四年)度まつでは、全国で六、四五○万台(トラックやバス、バイクをふくみます)にもなっています。
 その自動車の多くは、住宅じゅうたくがいから都市の中心部への通勤つうきん利用りようされたり、都市の中での移動いどうに使われたりしています。また、人の移動いどうのためだけではなく、さまざまな品物をお店などに納めるおさ  ことや、宅急便たっきゅうびんなどでも使われています。
 コンビニエンス・ストアなどは、大きなスーパーやデパートなどとちがって、それぞれの店の倉庫そうこが広くないので、品物を補充ほじゅうする納品のうひんのための車が、一日に何回もまわっています。
 こうしたこまめな配送のおかげで、わたしたちはつくりたてのおべんとうを買ってたべることができるのですが、その分、たくさんの自動車が走りまわっていることになります。
 その結果けっか、都市の中心部はもとより、住宅じゅうたくがいの大きな道路でも、いつも渋滞じゅうたいがおこっています。渋滞じゅうたいがおこると、自動車は動いたり、とまったりをくりかえすことになります。
 自動車は動きはじめるときにエンジンの回転数があがり、排気はいきガスが多く出ます。特にとく 、トラックやバスなどの大型おおがたのディーゼル車ですと、ブワーッという感じで黒いけむりが出ます。ですから、スムーズに走っているときにくらべると大気汚染おせんがひどくなるというわけです。

阿部あべおさむ・市川智史さとし「ふくれあがる大都市」)