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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



【1】「ごはんですよ。」
キッチンから、お母さんの声がしました。ソースを煮込む(にこ )ので、そのにおいでとっくにメニューはわかっています。だから本当は勉強していることになっているけれど、ぼくは気もそぞろで、今か今かと部屋のドアを開けて待っていたのです。
 【2】和食、中華(ちゅうか)、洋食、エスニック、日本では外国に行かなくても、各国(かっこく)の料理(りょうり)が楽しめます。お店で食べるだけでなく、いろいろな食材(しょくざい)が売られているので、家でも食べることができます。なんて幸せなのだろうと、ぼくはごはんのたびに思います。
 【3】ぼくが特に(とく )好き(す )なのは、イタリアンです。オリーブオイルとガーリックの香り(かお )や、トマトの酸味(さんみ)、複雑(ふくざつ)なハーブの味わいなどがぼくの五感を刺激(しげき)します。中でもパスタ類(るい)は特別(とくべつ)で、何もない時は、めんをゆで、オリーブオイルとパルメザンチーズだけで食べられるくらいです。
 【4】今夜は、野菜(やさい)もたっぷり入れたスペシャルミートソースです。ぼくは、フォークにスパゲティを巻き(ま )つけながら、うっとりと、
「どうしてこんなにおいしいのかなあ。本当に毎日でも食べたいよ。」
と言いました。
 【5】すると、
「啓介(けいすけ)は、お母さんのおなかにいるときから、スパゲティが好き(す )だったからね。」
 実はこの話は、毎回繰り返さ(く かえ )れるのですが、お母さんは話したことなど、すっかり忘れ(わす )て、まるでそれが初めて(はじ  )のようにいつも不思議(ふしぎ)そうに語ります。
【6】「お母さんはずっと和食党(とう)だったのに、どういうわけか、啓介(けいすけ)がおなかにいるとき、調子が悪くてもミートスパゲティだけは食べられたの。毎日でもいいくらいに。」
 そこで決まって、妹ののり子が、
「その話、何回も聞いた。」
と言います。
 【7】半分くらい食べた時点で、お母さんが立って、おかわりの分のめんをゆで始めます。ぼくは、たくさん食べるので、二回に分けないとめんが伸び(の )てしまうからです。
「アル・デンテでお願い(ねが )ね。」
ちょっと生意気に、そうオーダーします。
 【8】ぼくは、ちょっと固め(かた )のゆであがりが好み(この )です。最初(さいしょ)は、柔らかい(やわ   )ものだと思っていたのですが、いとこのお姉ちゃんといっしょにビストロに行った時、「絶妙(ぜつみょう)な歯ごたえ」のアル・デンテという状態(じょうたい)が最高(さいこう)なのだと教えてもらったのです。
 【9】友だちに人気があるのは、焼肉(やきにく)、お寿司(すし)、カレーというラインナップで、イタリアンなどという子はあまりいません。でも、本当においしいので、いつかイタリアンシェフになって、子どもにも人気のあるお店を作りたいと思っています。そんなことを考えながら、ぼくはおかわりしたお皿を両手で受け取りました。【0】

(言葉の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員会 φ)