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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
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 二種類(しゅるい)の生き物(い もの)が一緒(いっしょ)に暮らす(く  )ことを共生(きょうせい)といいます。その一例(れい)がイソギンチャクとクマノミです。普通(ふつう)、魚がイソギンチャクの触手(しょくしゅ)に触れる(ふ  )と、毒針(どくばり)によって麻痺(まひ)させられてしまいます。しかし、クマノミの体の表面(ひょうめん)には特殊(とくしゅ)な粘液(ねんえき)が分泌(ぶんぴつ)されていて、イソギンチャクの毒(どく)には反応(はんのう)しません。クマノミが出す粘液(ねんえき)の成分(せいぶん)はイソギンチャクの粘液(ねんえき)の成分(せいぶん)と似(に)ているため、イソギンチャクはクマノミをえさと見なしません。このため、クマノミはイソギンチャクの周り(まわ )をすみかにして、恐ろしい(おそ   )敵(てき)から身(み)を守る(まも )ことができるのです。
 クマノミの体は、どの種類(しゅるい)も赤、オレンジ、黄色、黒、白などが組み合わさった鮮やか(あざ  )な色をしています。歌舞伎(かぶき)役者(やくしゃ)の隈取り(くまど )した化粧(けしょう)に似(に)ているのでクマノミという名前がついたそうです。
 では、イソギンチャクにとって、クマノミが周囲(しゅうい)にいることにどんな利点(りてん)があるのでしょうか。クマノミは、イソギンチャクの周り(まわ )に縄張り(なわば )を持っ(も )ており、イソギンチャクの触手(しょくしゅ)などを食いちぎって食べる魚など、イソギンチャクの敵(てき)を追い払い(お はら )ます。また、イソギンチャクの触手(しょくしゅ)の間にえさを置い(お )ておくのですが、その一部(いちぶ)はイソギンチャクのえさにもなるようです。つまり、クマノミとイソギンチャクは、お互いに( たが  )身(み)を守っ(まも )てもらったり、えさの一部(いちぶ)を分けてもらったりして、ギブアンドテイクの関係(かんけい)を保っ(たも )ているのです。
 イソギンチャクカクレエビも、その名のとおり、イソギンチャクと一緒(いっしょ)に暮らす(く  )仲間(なかま)です。また、ヤドカリやカニの中には、自分のはさみや貝殻(かいがら)にイソギンチャクをつけて、身(み)を守る(まも )ものもいます。お互いに( たが  )えさのやりとりもしているようです。
 ハゼとエビも共生(きょうせい)しています。ハゼは、エビが苦労(くろう)して掘っ(ほ )た巣(す)穴(あな)に同居(どうきょ)します。視力(しりょく)のよくないエビにとって、自分の代わり(か  )に見張り(みは )をしてくれるハゼは歓迎(かんげい)すべき同居(どうきょ)人です。また、エビが外出するときも、ハゼは忠実(ちゅうじつ)なボディガードの役割(やくわり)を果たし(は  )ます。巣(す)穴(あな)の外にいるとき、エビは自分の触覚(しょっかく)をハゼの体に常に(つね )ぴたりとくっつけています。敵(てき)が近づいてくると、ハゼは、尾びれ(お  )をふるわせてエビに合図をします。エビは、危険(きけん)を察知(さっち)してすぐに巣(す)穴(あな)に入ります。もちろん、ハゼも一緒(いっしょ)に巣(す)穴(あな)に戻り(もど )ます。ハゼとエビは、同じ巣(す)穴(あな)の中で、ハーハー、ゼーゼーと息(いき)を切らしながら、「危なかっ(あぶ   )たね。」と話をしているのかもしれません。
 ホンソメワケベラとクエは掃除(そうじ)共生(きょうせい)する組み合わせとして知られています。クエは、本来、小魚をえさとしています。ホンソメワケベラは、クエに近寄っ(ちかよ )たら一口で食べられてしまいそうな小さな魚です。しかし、不思議(ふしぎ)なことに、ホンソメワケベラが近くに来るどころか、クエの口の中に入っても、クエは決して(けっ  )ホンソメワケベラを食べようとはしません。これは、ホンソメワケベラがクエの寄生虫(きせいちゅう)を掃除(そうじ)してあげているからです。クエは、口やえらなどにについた寄生虫(きせいちゅう)をきれいさっぱりホンソメワケベラに取っ(と )てもらって上機嫌(じょうきげん)というわけです。クエがホンソメワケベラを食えないわけはここにあるのです。ホンソメワケベラにとって、寄生虫(きせいちゅう)はえさにもなるし、大きな魚と一緒(いっしょ)にいることで敵(てき)から身(み)を守る(まも )こともできて一石二鳥です。 
 共生(きょうせい)関係(かんけい)にある生き物(い もの)たちは、違う(ちが )種類(しゅるい)であるにも関わら(かか  )ず、調和(ちょうわ)を保っ(たも )て、平和(へいわ)な関係(かんけい)を維持(いじ)しているのです。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(Λ)