未ログイン ログイン
音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
2.はじめに、音声入力を始めるのボタンを押してください。
3.音読が終わったら音声入力を止めるのボタンを押してください。
4.音声入力を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



 【1】十二月(じゅうにがつ)三日(みっか)、大(だい)事件(じけん)が起き(お )ました。ぼくの下(した)の前歯(まえば)が抜け(ぬ )たのです。友達(ともだち)はみんな抜け(ぬ )ていたのに、ぼくだけ、まだ一本(ぽん)も抜け(ぬ )ていませんでした。 
 その歯(は)は、前(まえ)から少し(すこ )ぐらぐらしていました。【2】歯(は)が抜ける(ぬ  )前(まえ)の日(ひ)から、走っ(はし )た震動(しんどう)でぐらぐらしてしまうぐらい揺れ(ゆ )ていました。だから、ぼくだけ、朝(あさ)ごはんをおかゆにしてもらいました。おかゆはあまり食べ(た )た気(き)がしません。ぼくは何杯(なんばい)も食べ(た )ました。
 【3】朝(あさ)ごはんはなんとか食べ(た )られたけれど、心配(しんぱい)なのは給食(きゅうしょく)です。その日(ひ)の献立(こんだて)はきびなごフライでした。まるで歯医者(はいしゃ)さんに行っ(い )たときみたいに大きな(おお  )口(くち)を開(あ)け、慎重(しんちょう)に口(くち)に入れ(い )ました。そんなに気(き)をつけて食べ(た )たのに、ぐらぐらの歯(は)にがつんと当たっ(あ  )てしまいました。【4】とても痛かっ(いた  )たです。ぼくは、おなかがぺこぺこでしたが、それからは、もう歯(は)が気(き)になってあまり食べ(た )られませんでした。
 ぼくは、一回(かい)も給食(きゅうしょく)を残し(のこ )たことがありません。それなのに、今日(きょう)は残し(のこ )たので、友達(ともだち)が心配(しんぱい)してくれました。【5】大ちゃん(だい   )は、 
「自然(しぜん)に抜ける(ぬ  )まで待っ(ま )た方(ほう)がいいよ。」 
と言い(い )ました。てっちゃんは、 
「ぼくは、お兄ちゃん(にい   )とケンカしてたら腕(うで)がぶつかって抜け(ぬ )たよ。」 
と言い(い )ました。その話(はなし)を聞い(き )ていた女の子(おんな こ)たちも、自分(じぶん)が抜け(ぬ )たときのことを教え(おし )てくれました。【6】歯医者(はいしゃ)さんで抜い(ぬ )てもらった子(こ)もいました。ぼくがいちばんうらやましいなと思っ(おも )たのは、朝(あさ)起き(お )たら抜け(ぬ )ていたという話(はなし)です。どうしてかというと、寝(ね)ている間(あいだ)だったら痛く(いた )てもきっと気がつか(き   )ないなと思う(おも )からです。
 【7】給食(きゅうしょく)のあとの掃除(そうじ)の時間(じかん)も、帰り(かえ )の会(かい)のときも、ぼくはいつもの元気(げんき)が出(で)ませんでした。きっと給食(きゅうしょく)を食べ(た )られなかったからだなあと思い(おも )ました。帰り(かえ )に大ちゃん(だい   )が 
「今日(きょう)、遊べる(あそ  )?」 
と声(こえ)をかけてきたけど、断っ(ことわ )てとぼとぼと家(いえ)に帰り(かえ )ました。 
 【8】家(いえ)に着く(つ )とお母さん( かあ  )が、 
「うわー、これぬいてあげようか。」 
と、ぼくの歯(は)を指(ゆび)でぐらぐら揺らし(ゆ  )ました。ぼくは、思わず(おも  )逃げ(に )たくなりました。
 晩(ばん)ご飯( はん)も、歯(は)が痛く(いた )て食べ(た )られませんでした。【9】思い切っ(おも き )て抜い(ぬ )てしまおうとも思っ(おも )たけれど、結局(けっきょく)そのままにしてお布団(ふとん)に入り(はい )ました。明日(あした)の朝(あさ)、起き(お )たら抜け(ぬ )ていたらいいなあと考え(かんが )ながら寝(ね)ました。 
 次(つぎ)の朝(あさ)、目(め)が覚める(さ  )と、なんと、枕(まくら)のとなりに歯(は)が落ち(お )ていました。
【0】「やったあ、抜け(ぬ )たよう!」 
ぼくはお母さん( かあ  )のところへ走り(はし )ました。思っ(おも )たとおり、寝(ね)ているときに抜け(ぬ )たので嬉しく(うれ  )てたまりません。痛く(いた )なかったので本当に(ほんとう )よかったです。

(言葉(ことば)の森(もり)長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい) ω)