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音読の丘
 音読で、読む力、書く力が育つ。
 オンドリくんの 音読の丘
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※音読の丘は、家庭での音読の練習用として使ってください。
1.音読する文章が2つある場合は、最初の方の文章を音読してください。
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 生き(い )ているものには、すべて寿命(じゅみょう)があります。しかし、生物(せいぶつ)の体(からだ)を作っ(つく )ている細胞(さいぼう)のレベルで考える(かんが  )と、実は(じつ )寿命(じゅみょう)がないのです。 
 例えば(たと  )、アメーバは、自分(じぶん)の体(からだ)を分裂(ぶんれつ)させながら増え(ふ )ていきます。栄養(えいよう)がいいと、自分(じぶん)の体(からだ)の一部(いちぶ)を分裂(ぶんれつ)させて、自分(じぶん)を増やし(ふ  )ていきます。
 このアメーバのような増え(ふ )方(かた)をしている生物(せいぶつ)は、たまたま一つの個体(こたい)が死ん(し )でも自分(じぶん)の分身(ぶんしん)は生き(い )ていますから、死ん(し )だことにはなりません。
 実は(じつ )人間(にんげん)にも、同じ(おな )ようなことが言え(い )ます。人間(にんげん)はアメーバのように分裂(ぶんれつ)して増える(ふ  )わけではありませんが、自分(じぶん)の細胞(さいぼう)の一部(いちぶ)を子供(こども)に伝え(つた )て生き(い )ています。だから、子供(こども)は、お父さん( とう  )やお母さん( かあ  )に似(に)ているのです。 
 このように細胞(さいぼう)は無限(むげん)に生き(い )続け(つづ )ていきますが、人間(にんげん)の個体(こたい)には寿命(じゅみょう)があります。どうして、このような寿命(じゅみょう)があるのかはわかりませんが、この理由(りゆう)は次(つぎ)のように考える(かんが  )ことができるかもしれません。
 例えば(たと  )、もし何百(なんびゃく)年間(ねんかん)も壊れ(こわ )ない自動車(じどうしゃ)があったらどうでしょう。古く(ふる )なって、いろいろ改良(かいりょう)したいところが出(で)てきても、いつまでもその古い(ふる )車(くるま)に乗り(の )続け(つづ )なければなりません。物(もの)は壊れる(こわ  )から、また新しい(あたら  )ものを作る(つく )ことができるのです。 
 プラスチックは、人間(にんげん)が人工(じんこう)的(てき)に作っ(つく )たものです。そのプラスチックの特徴(とくちょう)は、腐り(くさ )にくいことでしたが、その腐り(くさ )にくさのためにいつまでも自然(しぜん)の中(なか)に残り(のこ )環境(かんきょう)を汚染(おせん)するようになりました。壊れ(こわ )ないものばかりで世の中(よ なか)ができていると、新しい(あたら  )ものが登場(とうじょう)できなくなるのです。 
 生物(せいぶつ)も似(に)ています。寿命(じゅみょう)があるから、新しい(あたら  )生物(せいぶつ)が生まれ(う  )、その新しい(あたら  )生物(せいぶつ)が古い(ふる )生物(せいぶつ)のできなかったことをできるようにしていくのです。
 アメーバと同じ(おな )ような生き物(い もの)にゾウリムシがいます。このゾウリムシは、栄養(えいよう)状態(じょうたい)のよいときに自分(じぶん)を分裂(ぶんれつ)させて増え(ふ )ていきます。しかし、七百(ひゃく)回(かい)ぐらい分裂(ぶんれつ)を繰り返す(く かえ )と、それ以上(いじょう)の分裂(ぶんれつ)はできなくなり、突然(とつぜん)すべてのゾウリムシが死ん(し )でしまいます。そうならないように、ゾウリムシはときどき別(べつ)のゾウリムシと結婚(けっこん)して、今(いま)までの自分(じぶん)とは違う(ちが )新しい(あたら  )子孫(しそん)を作り(つく )ます。と言っ(い )てももちろん、ゾウリムシがゲタムシやサンダルムシになるのではありません。ゾウリムシのまま新しい(あたら  )性質(せいしつ)を手(て)に入れる(い  )のです。
 寿命(じゅみょう)があるということは、新しい(あたら  )ものを生み出す(う だ )条件(じょうけん)だと言える(い  )のかもしれません。

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