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級:★   山:mi   年:★   月:07   週:3  苗:mi
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題名:
本文:



題名:人間は他の人間と(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】人間は他の人間と自由にまじわることができる。あるいは、まじわる相手を自由にえらぶことができる。学校の友だち、職場での友人、恋人(こいびと)、そして夫婦でさえも、それぞれの当事者の自由な選択(せんたく)によって成立している人間関係だ。
 【2】相手方に誰(だれ)をえらぶかは、ある意味では自由であり、べつな見方からすれば偶然(ぐうぜん)である。ふとめぐりあい知り合った人びと――その人びととわたしたちはつきあって生きている。【3】仲よくなれば一生をつらぬいた、親しい友人関係をとりむすぶこともできようし、けんかをして、それでお互い( たが )ふたたび顔をあわせない、といったようなことになるかもしれぬ。
 【4】とりわけ、現代のように、都市化がすすみ、偶然(ぐうぜん)性の高い社会では、人間関係は、ふと結ばれ、そしてふと消えてゆく一時的なものであることが多い。学校の友人にしても、それは卒業後数年間で、いつのまにかごぶさたになってしまう。【5】すくなくとも、そのような人間関係では「ごぶさた」がゆるされるのである。
 しかし、そのように自由な人間関係のなかで、ひとつの例外がある。それは、血縁(けつえん)の関係、とりわけ親子の関係である。【6】友人だの隣人(りんじん)だの夫婦だのは、「えらぶ」ことができるが、親子関係だけは、「えらぶ」ものではない。人が生まれた瞬間(しゅんかん)に、親子の関係は宿命的にあたえられてしまっている。こればかりは、誰(だれ)にも、どうにもならない。
 【7】そのうえ、人間という動物は養育期間がながい。「親はなくても子は育つ」というのも真実だけれども、親がわりになるおとながいなければ人間の乳幼児は死んでしまう。そして、ふつうのばあい、子を育てるのは親である。【8】親子というのは、人間にとって、のっぴきならない関係なのだ。自由にみちあふれた現代の人間関係のなかで、親子だけはまったく別枠(べつわく)の関係なのである。そこでは人間関係一般(いっぱん)についてのさまざまな原則はあてはまらない。【9】どんな社会、どんな時代にも、こうした特殊(とくしゅ)関係としての親子関係は生きつづけ、そのことによって、人類の歴史はつづりあわされてきた。そして、ついこのあいだまで、そういう親子関係は、ごく自然なものとして誰(だれ)もがうけいれていた。∵
 【0】しかし、現代のひとつの特徴(とくちょう)は、親子という関係が「問題」化してきた、ということであろう。むかしのように、親子は自然なスムーズな関係ではなくなってきたのだ。新聞の身の上相談などをみても、親子「問題」がぐんとふえてきた。いわく、どうやって子どもを育てたらいいのでしょう。いわく、親がわたしを理解してくれません、どうしたらいいのでしょう。……親子のあいだには、あきらかに、深い溝(みぞ)がうまれてきている。
 なぜ親子が「問題」化してきたのか。いくつもの理由をあげることができる。
 まず第一に、変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまったという事実に注目したい。かつて、社会が「伝統」社会であったとき、親と子は、おなじ経験を共有していた。子を育てながら、親は、じぶんが子どもだったころのことを回想することができたし、その子どもをこれからどんなふうに育てていったらいいか、についても確信をもつことができた。
 『どんなふうに育てていったらいいか』といった疑問は、伝統社会の親からみれば想像を絶している。子どもの育てかた――それはきわめて簡単だ。じぶんが育てられたのとおなじように育てればよい。それだけのことなのだ。じぶんの子どもは、将来、じぶんとおなじようになるだろう、と親は考え、また、子どもは、親とおなじような人間になりたい、と考えた。いわば、そこでは、子は親の「複製品」だったのである。
 ところが、現代社会での様子はだいぶちがう。おむつのあて方、授乳の仕方までが、ひと時代まえとすっかりかわってしまった。親は、じぶんが子どもだったときの経験を思い出してそれによって子どもを育てるのではなく、育児書をひもといて子どもを育てる。乳児経験の段階から、親子のあいだには、大きな落差がつくられているのだ。
 社会が進歩し、変化するかぎり、この落差は避け(さ )られない。子どもは親とちがった存在になる。そして、この落差から、さまざまな問題が派生してゆく。完全な保護者・教育者としての親と、完全な被(ひ)保護者・生徒としての子、という安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張(きんちょう)関係がうまれてゆく。

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ミズキ の苗 中1年 7~9月
目標:意見文の基本的な構成を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 構成図構成図 <<構成>>構成図をかく
構成 ○ 要約(感想文)要約 <<構成>>要約を二〇〇字ぐらいでまとめる
構成 ○ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 是非の主題よい 良い べき 大切 <<主題>>私はAがよいと思う
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の理由一理由 <<構成>>…の理由は第一に
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ◎ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の理由二理由 <<構成>>…の理由は第二に
題材 ◎ データ実例・長文実例データ 長文 <<題材>>数字の実例・長文集の実例
表現 【】★ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 名言の引用名言 言葉 ことば <<表現>>主題に合わせて名言を引用する
主題 【】★ 是非の主題よい 良い べき 大切 <<主題>>私はAがよいと思う
構成 ○ これからの結びこれから <<構成>>自分の問題としてこれからのことを書く

字数 ★ 800字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 90分以内書き始めから書き終わりまで90分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

 あなたは、スーパーマーケットで何を買うかどのように決めますか。リストを作りますか。夕食を考えてから何か食品を買いますか。おそらく、あなたがたのうちの何人かはそうしているでしょう。しかし、スーパーマーケットは、あなたのためにいくつかの決定で行っているのです。
 彼ら(かれら)は、あなたにスーパーマーケットにあるより多くの商品を買ってほしいと思っています。彼ら(かれら)は、あなたが気づくことさえもないありとあらゆることを行います。たとえば、パン、ミルク、コーヒーなどのように誰(だれ)でも買わなければならない日常の食品は店のいたるところに並べられています。あなたは、日常の食品を見つける前に、より興味をそそる、より高価なものの横を歩かなければなりません。より高価な食品は明るい色の箱の中にあります。この食品は目の高さに置かれているので、あなたはそれを見て、それを買いたくなります。とにかく買わなければならないものは、通常より高い場所か低い場所にあります。「スーパーマーケットが4種類のものを床(ゆか)から目の高さに移動させたら、それらのものは78パーセント売上が伸び(のび)た」という報告があります。
 別の報告書によると、「人がスーパーマーケットに30分以上留まる場合、その人は50セントを費やす」ということです。誰か(だれか)が40分留まれば、スーパーマーケットはさらに5.00ドルの利益を得ます。したがって、彼ら(かれら)は、店を夏に涼しく(すずしく)、冬に暖かくしておきます。また、彼ら(かれら)は、そこに音楽をかけます。人々が留まり、お金を費やすにはよい場所です。
 スーパーマーケットは、また、毎週、低い値段、すなわち特別価格で少数の商品を売ります。何人かの人々は、すべての値段がより低いと考えます。これらの「特価」のうちのいくつかは実際にはそれほど安くありません。通常50セントであるものが二つで1ドルであるかもしれません。あるいは、29セントで売れ行きのよくないものが二つで60セントであるかもしれません。人々は、それがより安いと考えて、それを買います。
 だから、スーパーマーケットでは気をつけなさい。買うつもりでなかった食品のバッグを持って帰宅するかもしれません。あなたではなくスーパーマーケットがあなたはそれを買うべきだと決めていたのです。 ( n )
 中学1年生は、是非(ぜひ)の主題(よいか悪いかをはっきりさせた意見)と複数の理由の勉強です。「古い時代のように、親子が同じような生き方をしているために断絶のない安定した社会もよいかもしれないが、私は、たとえ親子の断絶や問題があっても、社会が進歩していくことがよいと思う」というような書き方で意見を書いていきましょう。(もちろん逆の意見でもいいです)。
 第一段落は要約と自分の意見、第二段落はその理由(1)、第三段落は理由(2)、第四段落は名言の引用と意見、という書き方です。第三段落に、データの実例や、長文集のほかのページからの実例を入れていきましょう。長文実例は、7.2週の「レストランで、水のことをウォーターと言う」などの例が使えそうです。使い方は自分で考えてみてね。
 親子の関係が「問題」化しているのが現代です。
 原始時代は、お父さんが男の子にイノシシの捕らえ(とらえ)方を教え、お母さんが女の子に木の実の集め方を教えるような社会が何万年も続きました。そういう社会では、親子の関係は「問題」にはなりませんでした。お父さんはおじいさんから教わったと同じことをその子供に伝えていったからです。おじいさんの時代のイノシシはキバしかなかったけど、お父さんの時代のイノシシは新しくカギヅメという武器を持つようになっていた、などということはもちろんありませんでした。
 今の社会は違い(ちがい)ます。お父さんやお母さんが子供時代に見たことも聞いたこともないものが次々に現れてくるからです。「何? ウォークマン。あれは、耳が悪くなるらしいぞ」「何? ファミコン。あれは目が悪くなるらしいぞ」「何? PHS。あれは、電磁波が出るらしいぞ」「何? インターネット。あれはウィルスがこわいらしいぞ」と次々と押し寄せる(おしよせる)新しいものに対処するだけでも大人は精一杯(せいいっぱい)です。
 確かに、こういう時代でも、老人の知恵(ちえ)が役に立たなくなったわけではありません。新しいものばかりに目をむけていると、「姥捨て山」の昔話と同じようになってしまうかもしれません。
 しかし、時代はどんどん新しくなっていきます。「脱皮(だっぴ)できない蛇(へび)は滅びる(ほろびる)(ニーチェ)」という言葉があるように、変化の激しい時代には、親も子も新しい関係を作るために脱皮(だっぴ)し続けなければならないのかもしれません。 ( n )
 第一段落は、長文の要約をします。「人間は他の人間と自由にまじわることができる。自由な人間関係のなかで、ひとつの例外が血縁(けつえん)の関係、とりわけ親子の関係である。しかし、現代、親子という関係が「問題」化してきた。変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまった。社会が進歩し、変化するかぎり、親子のあいだには、大きな落差がつくられていく。安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張(きんちょう)関係がうまれてゆく。」そして意見をあげます。「私たちは社会の変化を受け入れ、新しい親子関係をつくっていくべきだ。」
 第二段落は、理由のその一を書きます。「適応力がないと、新しい時代についていけないからだ。」そして、自分自身の体験談を書いていきましょう。外来語がどんどん日本語になってきています。また、情報化社会ゆえの新しい用語が使われます。舌を噛みそうだからといって、毛嫌い(けぎらい)ばかりしていられませんよね。メールを電子による手紙、メル友を電子メールの文通相手とかいっていたのでは、ますます舌を噛みそうです。
 第三段落は、理由のそのニを書きます。「よいものは、自然と残っていくからだ。」時代が目覚しく動くと、全てが変わっていくように思いがちですが、よいもの普遍(ふへん)的なものは残ります。温故知新といいますよね。昔の人の知恵(ちえ)は、どんな新しい技術よりも頼り(たより)になることがあります。難しい学問をしている子どもが、親の言う素朴(そぼく)な教えに感銘(かんめい)することは、たくさんあるのです。
 第四段落は、反対意見に理解を示しながら、自分の意見を主張します。「確かに、昔のように親子が同じことを伝えていく方が、安定はある。しかし「脱皮(だっぴ)できない蛇(へび)は滅びる(ほろびる)(ニーチェ)」という名言もあるように、私たちは進化し続ける時代の中で、新しい親子のあり方を模索(もさく)していくべきだ。」 ( k )
●是非(ぜひ)の主題
親子の関係ということに関して自分の考えを述べていきましょう。
例えば、
 子どもが親のようになるよう育つ社会がいい
 子どもは親と別のものとして育つ社会がいい
 親の文化や価値観を受け継い(うけつい)で生きたい
 自分なりの文化や価値観を大切にしていきたい
 ( m )
○参考までに〜社会の変化と人間関係
 社会のあり方が変化すると、人間関係のあり方も変化することは避け(さけ)られないものです。(是非(ぜひ)の主題)
 たとえば、あるとき大学に進学する人が増えました。地方から都市に出て、大学に通います。いろんなことを勉強し、地元の生活と違う(ちがう)都市の生活になれて生きます。
 そのときに大きな問題になったのが、両親を尊敬できないという悩み(なやみ)でした。これは一種の社会現象になったのです。
 新しい世代の彼ら(かれら)は、生活の仕方も考え方も違う(ちがう)。しかも両親を尊敬できない。子どもを産んだあと、「さてどうやって育てようか」となったわけです。
 その後、彼ら(かれら)が産んだ子たちが成長し、今度は女性が結婚(けっこん)や出産後も働くことが多くなってきました。親の世代ではまだまだ子育てに専念する女性が多かった時代。彼ら(かれら)は「働きながらどうやって子どもを育てよう」「二人や三人はとても無理だわ」と悩み(なやみ)ました。
 近ごろは保育所の整備など、働きながら子育てができる環境(かんきょう)が整いました。最近のアンケート調査では、子どもをたくさん産みたいという人は働いている女性に多いのです。保育所で子どもの世話をしてくれるから子育てのストレスが減り、また、自分が兄弟が少なかった経験から「子どもがたくさんほしい」と思うようです。
 こうして、社会のあり方は時代とともに変わり、人間関係(親子関係)も、私たちの考え方も変わります。それは避け(さけ)られないものでしょう。
 なぜか? 人間は自分を取り巻く様々な条件に従わざるを得ないからです。都会で生活しているのに、農村地方の生活に憧れ(あこがれ)て実践(じっせん)しようとしても無理でしょ?(理由1)
 そして、人間と人間のつながりは永遠に広がっているものですね。親子関係は社会とつながっているのです。だから親子関係も社会のあり方に順応させないと、世渡り(よわたり)上手になれませんね(苦笑)。(理由2) ( b )
 第一段落 要約の後、是非(ぜひ)の主題は「親子のコミュニケーションを大切にするべきだ。」という意見を述べます。
 第二段落 複数の理由一 「コミュニケーションが不十分だと、親子の断絶が大きくなるからだ。」お父さんやお母さんが子どもの頃(ころ)にはなかった遊びや、携帯(けいたい)電話・スマホの普及(ふきゅう)によって、放っておくと親子の断絶はますます大きくなってしまいます。時代が違う(ちがう)から仕方がない、忙しく(いそがしく)て十分な会話の時間がない、などの理由で十分にコミュニケーションを取らないままでいると、家族であっても互いに(たがいに)何を考えているのかわからない冷たい関係になってしまうのではないでしょうか。
 第三段落 複数の理由二「コミュニケーションを取ることで、愛情を伝え合うことができるからだ。」身近な存在だから、わかっているはずだから、と思っていても、十分なコミュニケーションがなければ、愛情は相手に伝わらないかもしれません。とはいえ、愛の名を借りてはいても、押しつけがましい(おしつけがましい)ものだと子供の心には届きませんね。
 第四段落 反対意見への理解「確かに親子はべったりと依存(いぞん)しあうのではなく自立した関係であるのが望ましい。」名言は「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」が使えそう。この名言にもあるように、親は子供の価値を認めつつ、コミュニケーションを大切にするべきだ。」と是非(ぜひ)の主題でまとめましょう。
 ( s )
 体験実例は、自分の家庭で家族はどのようにコミュニケーションを取っているかを、振り返っ(ふりかえっ)て書いてみましょう。家族がそろって食事をする機会は、週に何回くらいありますか? 家族そろって出かけたり、スポーツを楽しんだりすることはありますか? ( s )