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級:★   山:na   年:★   月:05   週:3  苗:na
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題名:モグラは食虫類に属し(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】モグラは食虫類に属し(ぞく )、からだのしくみは原始的です。歯も特に発達したものではありません。
 昔の人は、畑の作物の根をかじる悪獣(じゅう)と思って殺しましたが、それはぬれぎぬ。真犯人(しんはんにん)は、かじるのがしょうばいのノネズミであって、モグラの貧弱(ひんじゃく)な歯では、堅い(かた )植物の根などかじれるものではありません。【2】しかし、柔らかい(やわ   )虫を捕え(とら )て食べることはできるのです。
 モグラは、ミミズ食いしょうばいです。だから、食事をするには土を掘り(ほ )、トンネルを掘ら(ほ )ねばなりません。でも、トンネル掘り(ほ )は重労働で、とてもお腹( なか)がすきます。【3】だから、ミミズを食べなければなりません。それには、トンネルを掘ら(ほ )ねばならず、とてもお腹( なか)がすいて……。だからモグラは一日に五〇匹(ひき)もミミズを食べ、一日なにも食べないと死んでしまいます。【4】そんなことを知らないで昔の人は、モグラを捕らえ(と  )てかごに入れておくと一日で死んでしまうものですから、「日光に当たると死ぬ」のだ、と誤解(ごかい)したのです。
 そんな苦労があっても、土の中にはモグラ以外のミミズ食いの競争相手も、モグラ食いの動物も、まあいないので、モグラは「気らく」に生きていくことができます。【5】これが、地上で虫を食う生活だと、すばしこい鳥たちみたいな競争相手や、イタチみたいな小動物食いしょうばいのけものなどがいっぱいいて、原始的なからだのモグラはとてもやっていけないでしょう。
 【6】このようなモグラの、きわめてモグラ的な生活を支え(ささ )、まるでモグラのシンボルみたいにみえるのが、モグラの前あしです。それはシャベルそっくりで、じつに巧み(たく )に、すばやくトンネルを掘る(ほ )ことができます。【7】掘っ(ほ )て掘っ(ほ )て掘り(ほ )まくり、ミミズを食べて食べて食べまくるモグラの生活を可能(かのう)にしているのが、モグラの「シャベル」なのです。
 モグラのからだは、ほかの食虫類と同じように、原始的なのですが、前あしだけ特別に発達しているのです。
 【8】哺乳類(ほにゅうるい)のそれぞれの種のからだには、その種の生活の実体を象徴(しょうちょう)的に現し(あらわ )ているしくみがそなわっています。ライオンの牙(きば)はけもの食いしょうばいのシンボルです。キリンの長い首はいかなる∵猛獣(もうじゅう)をも先にみつけてしまいます。【9】ゾウの長い鼻は、巨大(きょだい)なからだを移動(いどう)させるために支出(ししゅつ)するエネルギーを最小に抑え(おさ )て、大量の木の葉を一網打尽(いちもうだじん)に食べることを可能(かのう)にしています。
 では、人間のからだにそなわった、人間の生活を象徴(しょうちょう)するものはなにでしょうか。それは、手です。【0】
 はるか昔、人間の祖先(そせん)は直立二足歩行をかちとることによって、前あしを手に転化することができました。手は、木片(もくへん)や動物の骨(ほね)や石や、つまり自然のものに働きかけてそれを意図的につくりかえ、さまざまな道具をつくり出すことができました。
 モグラの前あしは、ちょっと見たところでは、人の手に似(に)ているようにみえるかもしれません。しかし、それは、トンネル掘り(ほ )一本槍(いっぽんやり)で、ほかのことはしません。もし、モグラの前あしがほかのことをすれば、それはモグラであることをやめることを意味し、滅び(ほろ )てしまいます。
 人間の手は、そうではありません。手は、それがつくられたはじめから、いろいろな目的に対応(たいおう)した、多様な道具をつくりだしたのです。
(中略(ちゅうりゃく))
 ライオンの牙(きば)はどんなに鋭く(するど )ても、それはライオンの遺伝子(いでんし)によって伝えられたものであって、ライオンの意志(いし)で作ったものではありません。モグラのすばらしい「シャベル」も、当のモグラにとっては「知っちゃいない」のです。
 それにたいして、人間の祖先(そせん)が作った道具は、それがかりにきわめて単純(たんじゅん)なものであっても、やはり、人間が意図的に、人間の意志(いし)によって作ったものです。

 (中原正木「人は足から人間になった」)

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ナツメ の苗 小5年 4~6月
目標:表現をくふうし構成を意識して書く
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ◎ 中心を決めるいちばん 中心 一番 <<構成>>いちばん……なのは
構成 【】★ 要約/感想文要約 <<構成>>要約を200字ぐらいでまとめる
構成 【】★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 【】★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
題材 ○ その人らしい会話「 」 <<題材>>人柄や気持ちがあらわれている会話
主題 ○ たぶんたぶん 多分 <<主題>>ほかの人の気持ちを推測する
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材 ◎ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
表現 ○ いろいろな思ったいろいろな思った <<表現>>だろう。かもしれない。と言いたい。
表現 【】★ ダジャレ表現ダジャレ だじゃれ 駄洒落 <<表現>>思ったことなどの中にダジャレを使う
表現 ○ 現在形 ところどころに説明や描写を入れる
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
表現 ◎ ことわざの引用ことわざ 言葉 諺 <<表現>>主題につながることわざを引用する
主題 【】★ わかったこと分かった わかった <<主題>>理解したこと学んだこと発見したこと
構成 ◎ 書き出しの結び/作文書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ
表現 ○ 絵をかく そのときのようすを絵でかく

字数 ★ 500字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ○ 短い会話少なく会話はその人らしさが出ているものを
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ★ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ★ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 一文百字以内一つの文が百字をこえないように


課題のヒント

要約 (1)モグラは大量にミミズを食べる。(2)その生活に合わせて前足がシャベルのように進化した。(3)人間の手は、道具を作り出すことによって、高い文化を創造(そうぞう)した。(4)意図的に作られた道具を持つことが人間と動物との大きな違い(ちがい)である。

似(に)た例 人間の作った道具と動物の本来持っている体の特徴(とくちょう)を比較(ひかく)してみましょう。たとえば、鳥は空を飛びますが、飛べない人間は飛行機を作りました。魚は海に潜り(くぐり)ますが、潜(もぐ)れない人間はアクアラングを作りました。いろいろありそうですね。

感想とことわざ 「人間とは、……」と大きく考えてみましょう。または、「道具とは……」と考えてもいいでしょう。ことわざは、逆(ぎゃく)の意味で「多芸は無芸」。モグラの手は役に立つがそれ以外には使えないという意味で「長所は短所」など。「もちはもち屋」なども使えそうです。 ( n )
 第一段落(いちだんらく)は要約です。要約は、三文抜き(ぬき)書きと同じようなものと考えておけばいいです。長文を大きく三つに分け、それぞれから一文ずつ抜き出し(ぬきだし)ていきます。できれば三つの文がうまくつながるように文を直して書いていきましょう。長文は敬(けい)体になっていますが、常体(じょうたい)に直すことができるといいですね。

 第二段落(だんらく)と第三段落(だんらく)は、似(に)た例です。生き物はそれぞれ何かしらすぐれた特徴(とくちょう)を持っています。でも、人間は自分の意思で何かを作り出すことができます。たとえば鳥は空を飛ぶための翼(つばさ)を持っています。人間は空を飛ぶことはできませんが、飛行機を発明しました。また、チーターは速く走ることができます。人間はとてもチーターの足にはかないませんが、自動車を発明しました。鳥やチーターは、ある特定のことにしかすぐれていないとも言えるでしょう。

 第四段落(だんらく)は、人間と他の動物との違い(ちがい)についてわかったことをまとめます。全ての生き物にはそれぞれ特にすぐれたところがあり、そのすぐれたところをうまく使って生活しています。一方、人間は、賢い(かしこい)頭と器用な手で自分の意図するものを作り出すことができますね。 ( j )