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級:★   山:ni   年:★   月:08   週:2  苗:ni
氏名:
題名:
本文:



題名:花の絵を描き始める時(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】花の絵を描き(えが )始める時、心は画用紙のように真白でありたいと思っている。同じ名前がついている花でもよく見ると、一つ一つが人間の顔が違う(ちが )ように、それぞれの表情(ひょうじょう)を持っているからである。【2】また同じ花でも、朝と昼ではほんのわずか色が変わっている場合が多い。
 いくら見なれた花でも「この花はこういう形をしているんだ」などと先入観をもって描き(えが )始めると、花にソッポを向かれてしまうことがある。【3】花屋さんでは、開きすぎたものは売り物にならないようだけれど、開きすぎて雌蕊(めしべ)や雄蕊(おしべ)がとび出したものも、時にはハッとするくらい美しい表情(ひょうじょう)を見せてくれることがある。【4】花びらが一、二枚(まい)落ちてしまったのも、虫が食っているのもいいなあと思う。咲き(さ )終わって花びらが茶色くなってしまったのも……、それは決して死んだ花ではなく一生懸命(いっしょうけんめい)生きて、いま実を結び始めた最もすばらしい時期を迎え(むか )ているのではないだろうか。
 【5】風で折れてぶらさがっているのもあれば、病気か何かでゆがんで咲い(さ )ているのもある。日向(ひなた)で勢い(いきお )よく咲い(さ )ているのもあるが、根元の方では雨の日に土のはねかえりを受けて、うすぎたなくなったのもある。そういうのを見ていると、人間の社会と同じだなあと思ったりする。【6】頭の良いのもいれば、悪いのもいる。美しい人も、そうでない人も、病気の人も、健康な人も……、いろいろな人がいる。
 しかし、私(わたし)自身、「あいつは、ああいうやつなんだ」とほんのわずかしか知らないうちに決めつけてしまうことが、なんと多いのだろう。【7】花の色が一日にして変化するのだから、まして心を持っている人を見るとき、自分のわずかな秤(はかり)で決めつけてしまうのなんて全く間違っ(まちが )ていると思う。
 いま私(わたし)の前には、みごとな菊(きく)の大輪(たいりん)が咲い(さ )ている。【8】菊(きく)は比較的(ひかくてき)長い期間咲い(さ )ている花だけれど、それでも人にその花をほめられている時期はほんとうにわずかである。【9】花の下にある葉の一つ一つを、さらにその下にある土の中の根の美しさを、花びらの中に描ける(えが  )ようになりたいと思っている。【0】
(『風の旅』星野富弘(とみひろ)著(ちょ))

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ニシキギ の苗 小5年 7~9月
目標:表現をくふうし構成を意識して書く
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ◎ 中心を決めるいちばん 中心 一番 <<構成>>いちばん……なのは
構成 【】★ 要約/感想文要約 <<構成>>要約を200字ぐらいでまとめる
構成 【】★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 【】★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
題材 ○ その人らしい会話「 」 <<題材>>人柄や気持ちがあらわれている会話
主題 ○ たぶんたぶん 多分 <<主題>>ほかの人の気持ちを推測する
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材 ◎ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
表現 ○ いろいろな思ったいろいろな思った <<表現>>だろう。かもしれない。と言いたい。
表現 【】★ ダジャレ表現ダジャレ だじゃれ 駄洒落 <<表現>>思ったことなどの中にダジャレを使う
表現 ○ 現在形 ところどころに説明や描写を入れる
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
表現 ◎ ことわざの引用ことわざ 言葉 諺 <<表現>>主題につながることわざを引用する
主題 【】★ わかったこと分かった わかった <<主題>>理解したこと学んだこと発見したこと
構成 ◎ 書き出しの結び/作文書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ
表現 ○ 絵をかく そのときのようすを絵でかく

字数 ★ 700字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ○ 短い会話少なく会話はその人らしさが出ているものを
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ★ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ★ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 一文百字以内一つの文が百字をこえないように


課題のヒント

 人間でも花でもいろいろな面を持っています。それは日によっても場面によっても違い(ちがい)ます。それなのに、「あの人はああいう人だ」と決めつけてものごとを見ていることが私(わたし)たちには多い、という話です。
 先入観という言葉をキーワードにして書いていくと主題がはっきりすると思います。しかし、キーワードを入れると逆(ぎゃく)に話に広がりがなくなることもあります。
 似(に)た話はいろいろ見つかりそうです。納豆(なっとう)は嫌い(きらい)と決めつけていたけど食べてみたら意外においしかったとか、あの先生はこわいと決めつけていたけど話してみたら意外に優しかっ(やさしかっ)たとか、ほかにもたくさん思いつくでしょう。お母さんやお父さんにも、似(に)た話を相談してみましょう。
 ことわざは、固い考えは柔軟(じゅうなん)性(せい)を欠くという意味で「大木は風に折られる」「柳(やなぎ)に雪折れなし」。先入観で決めつけずにその場に合った対処(たいしょ)をしようという意味で「郷(さと)に入っては郷(さと)に従え(したがえ)」。そのほか、「井(い)の中の蛙」でも「例外のない規則(きそく)は」でもなんでも使えそうですね。 ( n )