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級:★   山:ni   年:★   月:08   週:3  苗:ni
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題名:国際人とは一体(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】国際(こくさい)人とは一体どんな人間のことなのか、わかっているようでわかりにくい。単に外国へ何度も行ったことがあるとか、西洋のマナーを身につけているとか、外国で知名度が高いなどということではないような気がする。【2】また、外国語に堪能(たんのう)であるというだけでも国際(こくさい)人とは呼べ(よ )ないだろう。
 私(わたし)なりの考えでは、「外国人を相手に自分の考えを伝えたり心を通わせることのできる人」というようなものではないかと思っている。【3】こう考えるとき、国際(こくさい)人たるべき最も大切な条件(じょうけん)とは何だろうか。それは多分、「論理(ろんり)的に思考し、それを論理(ろんり)的に表現(ひょうげん)する能力(のうりょく)を持つこと」ではないかと思う。【4】言語、風俗(ふうぞく)、習慣(しゅうかん)などは国によって異なっ(こと  )ていても、論理(ろんり)なるものは万国共通だからである。日本人の議論(ぎろん)ベタは有名であるが、その原因(げんいん)は日本人がこの能力(のうりょく)に欠けているからだと思われる。
 【5】なぜ、論理(ろんり)的思考の訓練が我が国(わ くに)では十分にされていないのだろうか。やはり教育が真先に頭に浮かん(う  )で来てしまう。大学入試を目指して階段(かいだん)を駆け(か )上がるような小・中・高の学校教育、しかもその中で知識(ちしき)の修得(しゅうとく)が偏重(へんちょう)されているということ。【6】このあたりに大きな原因(げんいん)があるのではないか。
 アメリカの大学初年生を日本の学生と比べ(くら )てみると、アメリカ学生の方が知識(ちしき)量でははるかに劣っ(おと )ている。びっくりするほど無知であると言ってもよい。【7】しかし論理(ろんり)的に考え表現(ひょうげん)し行動することにかけては、彼ら(かれ )は十分な訓練を受けているから、精神(せいしん)的には成熟(せいじゅく)していて、論争(ろんそう)になったりした場合には日本人学生はとても太刀打ちできない。【8】一見アメリカの学校は生徒を自由に遊ばせているだけのように見えるが、そういった訓練はきちんとなされているのである。
 【9】たとえば小学生の宿題として「ピューリタン(キリスト教の∵宗派(しゅうは)の一つ)がアメリカに移住(いじゅう)した頃(ころ)の服装(ふくそう)について調べなさい」というようなものが出されるという。生徒はそれを調べるのに何をどんな順序(じゅんじょ)で実行すればよいかをまず考える。【0】そして、どこの図書館へ行けばよいのか、どんな本を読めばよいのか、どのようにしてその本を借出すのか、誰(だれ)に聞けば有益(ゆうえき)な情報(じょうほう)を得られるか、などを考えることになる。
 一方の日本では、受験勉強のために、生徒たちは知識(ちしき)やテクニックの修得(しゅうとく)ばかりに追いまくられている。論理(ろんり)的思考のために適当(てきとう)と思われている数学でさえ、決まりきった幾つ(いく )かの公式のうちからどれをどの場合にあてはめるかというだけのものになっていて、この意味では単なる暗記科目と化している。論理(ろんり)的思考の訓練はほとんど置き去りにされていると言えよう。
 それでは、論理(ろんり)的思考を育てるにはどうしたらよいだろうか。普通(ふつう)まず数学教育が頭に浮かぶ(う  )が、これは一般(いっぱん)に信じられているほど効果(こうか)的とは思えない。数学は確か(たし )に論理(ろんり)の上に組み立てられているが、いわゆる論理(ろんり)的思考に最適(さいてき)の教材かどうか疑わしい(うたが   )。私(わたし)にはむしろ、「言葉」を大切にすることが最も効果(こうか)的なように思われる。言葉というものは人間の思考と深く結びついている。言葉は単なる思想の表現(ひょうげん)ではない。言葉によって思考する、という意味では言葉が思想を形作るとさえ言える。思考と言葉とはほとんど区別の出来ないほどに一体化している。この意味で、論理(ろんり)的言葉を大事にするということは、論理(ろんり)的思考を大事にすることに等しい。
 このような観点から、国語教育を充実(じゅうじつ)させることが第一と思われる。洞察(どうさつ)力に恵まれ(めぐ  )た日本人にとって意思の疎通(そつう)に言葉を必要としないことはしばしばある。しかし、我々(われわれ)が国際(こくさい)人として生きようとする限り(かぎ )、論理(ろんり)的言葉から逃れ(のが )られないことは明らかに思われる。
(藤原(ふじわら)正彦(まさひこ)「数学者の言葉では」より)

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ニシキギ の苗 小5年 7~9月
目標:表現をくふうし構成を意識して書く
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ◎ 中心を決めるいちばん 中心 一番 <<構成>>いちばん……なのは
構成 【】★ 要約/感想文要約 <<構成>>要約を200字ぐらいでまとめる
構成 【】★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 【】★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
題材 ○ その人らしい会話「 」 <<題材>>人柄や気持ちがあらわれている会話
主題 ○ たぶんたぶん 多分 <<主題>>ほかの人の気持ちを推測する
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材 ◎ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
表現 ○ いろいろな思ったいろいろな思った <<表現>>だろう。かもしれない。と言いたい。
表現 【】★ ダジャレ表現ダジャレ だじゃれ 駄洒落 <<表現>>思ったことなどの中にダジャレを使う
表現 ○ 現在形 ところどころに説明や描写を入れる
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
表現 ◎ ことわざの引用ことわざ 言葉 諺 <<表現>>主題につながることわざを引用する
主題 【】★ わかったこと分かった わかった <<主題>>理解したこと学んだこと発見したこと
構成 ◎ 書き出しの結び/作文書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ
表現 ○ 絵をかく そのときのようすを絵でかく

字数 ★ 700字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ○ 短い会話少なく会話はその人らしさが出ているものを
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ★ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ★ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 一文百字以内一つの文が百字をこえないように


課題のヒント

 日本の学校では知識(ちしき)を覚えるような勉強が多いが、大切なのは自分の頭(言葉)で考えたり行動したりすることだ、という話です。 5・6年生の人は、塾(じゅく)の勉強などで「どうしてこんな小さなことまでおぼえなきゃいけないの」と疑問(ぎもん)に思ったこともあるでしょう。大化の改新が何年に起こったとか鎌倉(かまくら)幕府(ばくふ)が何年にできたとかいうことは、覚えていても悪いことではありませんが、ほかにもっと大事なことがあるはずです。こういう知識(ちしき)の勉強は苦手でも、体験学習の時間や給食の時間になるとがぜん活躍(かつやく)する人というのがいます。そういう実際(じっさい)の場面で活躍(かつやく)できるということが将来(しょうらい)は大事なことになりそうですね。
 ことわざは、「論語(ろんご)読みの論語(ろんご)知らず」「井(い)の中の蛙大海を知らず」など。 ( n )
 身近な話でにた話を探し(さがし)てみましょう。一番タイムリーな話題は「夏休みの自由研究」。漢字や計算ドリルの宿題はすぐに終わってしまうけれど、自由研究は後回しという人、いそうですね(笑)。自由研究は、何をするか自分で考え、調べ、まとめなければなりません。まさに、「覚える」勉強ではなく「考える」勉強ではないでしょうか。今年の自由研究、どんな課題をやって、どんな苦労をしたのか、という話が書けそうですね。
 また、お父さんやお母さんに昔の学校では、どんな勉強をしていたのかインタビューしてみましょう。夏休みの自由研究、どんなことをしていたか聞いてみてもおもしろいですよね。 ( m )