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級:★   山:ri   年:★   月:08   週:2  苗:ri
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題名:
本文:



題名:最近、料理を趣味とする人が(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】最近、料理を趣味(しゅみ)とする人が増えたが、初心者とプロとで一つ大きく違っ(ちが )ていることがある。初心者の場合は本や自分のレパートリーの中から、まず自分のつくりたいものを決め、必要な材料を買いにゆく。【2】材料の中で一つでも手に入らないものがあれば、どこまでも探しにゆく。これに対してプロの料理人は、まず市場をのぞきにゆくという。そしてその日に入荷した材料の中から良くて豊富な旬(しゅん)のものを見つけると、それを中心にして活かす料理の設計がそれから始まる。
 【3】初心者の場合は技術からの発想である。最初に手持ちの技術と設計があり、それに必要な資源を求める。これに対して、プロのほうは、資源からの発想というべきであろう。【4】最終目標についての大まかなイメージはあろうが、設計が初めからきまっているわけではない。まず手に入れられる、資源を前提にして、それを活用するための技術がそれから決まるのである。
 【5】資源からの発想が可能なためには、レパートリーが広く、しかも自由にそれを応用し得る能力が必要である。だが結果的にはその時期ごとに最も良い材料で安く良いものをつくることができる。
 【6】これまでの近代産業技術は、つねに技術からの発想だったといえる。技術開発も、はじめに既存(きそん)の技術があり、それをいかに修正するかの問題であった。設計図が先にあり、それに必要な資源は世界中から運んできた。【7】石炭の豊富なところで始まった技術が全く石炭のないところへ導入されることもしばしば見られることであった。地元に他の資源があってもそれが既存(きそん)の技術に合わなければ一切かえりみられず、ひたすら既存(きそん)の技術に適する資源を追いもとめてきたのである。
 【8】その結果、石油やウランなど地域的に偏在(へんざい)のはげしい資源への過度の依存(いぞん)が起こり、それをめぐって各国がしのぎをけずり、国際的な政情の変化に一国の経済基盤(きばん)が揺り動かさ(ゆ うご  )れるようになったことは、今のエネルギー問題が雄弁(ゆうべん)に物語っている。【9】そして今、有力な代替(だいたい)資源が見当たらないまま、石油資源の枯渇(こかつ)は目に見えはじめている。
 だが資源は本当にないのだろうか?
 エネルギー資源にせよ、鉱物資源にせよ、最近騒がしく(さわ   )いわれる∵水資源にせよ、よく考えてみると我々の身のまわりにはかなり豊富にある。【0】ないのはそれを活用する技術であり、何よりもそこに目を向ける資源からの発想であった。
 近代文明は、技術からの発想に立ってこれまで目覚ましい発展をとげてきた。手引き書の通りやりさえすれば初めての人でも一応の製品がつくれるからである。日本はまさにその優等生であった。だがそれは所詮(しょせん)、初心者の料理にすぎなかったのではあるまいか? そして今、その基本的な材料の不足に音を上げている……。
 今日、人類が直面している危機を乗り越え(の こ )、新しい文明への道を拓く(ひら )ためには、発想を一八〇度転換(てんかん)して、技術からではなく、資源からの発想に切り換え(き か )得るかどうかが鍵(かぎ)となることであろう。

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 リンゴ の苗 中3年 7~9月
目標:象徴的な題名を主題化する書き方を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ◎ 構成図構成図 <<構成>>構成図をかく
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ○ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 生き方の主題生き 人間 生き方 <<主題>>私は…生きたい
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の方法一方法 <<構成>>…の方法としては第一に
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ◎ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の方法二方法 <<構成>>…の方法としては第二に
題材 ◎ 伝記実例・長文実例伝記 長文 <<題材>>伝記の実例・長文集の実例
表現 【】★ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
表現 ◎ 詩の引用詩 歌 <<表現>>詩や俳句から引用する
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 名言の引用名言 言葉 ことば <<表現>>主題に合わせて名言を引用する
主題 【】★ 生き方の主題生き 人間 生き方 <<主題>>私は…生きたい
構成 ○ 書き出しの結び書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ

字数 ★ 800字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 90分以内書き始めから書き終わりまで90分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

 私たちは猫(ねこ)を飼っていましたが、私たちの家にはネズミがいました。夜、とても静かになり、外に明かりがつき、私たちがベッドに入るころ、私たちはネズミの音を聞くことができました。そのとき、ネズミは穴から出て来て、私たちのキッチンの木製の床(ゆか)の上や私たちの寝室(しんしつ)さえも走り回りました。私たちは注意深く聞けば、ネズミのチューチュー鳴く声を聞くことができました。そして、その鳴き声を楽しみました。
 私は、私たちの家の中にこれらの小さな内気なものがいることは非常によいと思いました。彼ら(かれら)は泥棒(どろぼう)でした。自分たちの食料を盗ま(ぬすま)なければなりませんでした。しかし、ちょうど私たちが家族だったように、彼ら(かれら)も家族でした。ネズミは、私たちといっしょに私たちの家で暮らしていたので、私はネズミに愛情を持っていました。ときどき、ネズミの音を聞くと、私は兄のキルカーもネズミの音を聞いていると感じることができました。私たちは、同じ部屋で眠り(ねむり)、彼(かれ)のベッドは私のそばにあったので、近いところにいました。もし私が起きていて、彼(かれ)も起きていたならば、私は彼(かれ)が起きていることがわかったでしょう。なぜなら、彼(かれ)が起きているときは眠っ(ねむっ)ているときとは違う(ちがう)からです。私は、彼(かれ)が起きているとわかったとき、ときどき言いました。「聞こえる? キルカー。」キルカーは、「話さないで。今、遊び始めるよ。」と言いました。
 ネズミを表す私たちの言葉である「ムーグ」は学名ではありませんが、すばしっこく、すぐにこわがる小さな生き物を意味します。子供が小さく、内気ならば、その子は、時折、この名前で愛情をこめて呼ばれます。私たちの言葉でネズミのことを話す場合、私たちは彼ら(かれら)は内気で遊び好きであると考えています。私たちは、ねずみを私たちの健康に危険なもの、あるいは、私たちの食料を盗む(ぬすむ)ものとは思いません。ネズミは、ここかしこで少しばかりの食料を食べ、私たちは、ときどき、床(ゆか)にふんをみつけますが、これがネズミにとって私たちが言える最悪のことです。私たちは誰(だれ)もネズミのために病気になりませんでした。また、キルカーは、もしネズミが病気になったら私たちを病気にさせる前に死んでしまうだろうと言いました。彼(かれ)もまた病気ではありませんでした。
 一、二度、私たちは、つかまえたネズミといっしょにいるネコを見ました。私たちは、ネコがネズミでどのように遊び、どのようにネズミを食べるかを見ました。私たちは、生きているものが殺されつつあるということを理解し、しかしこれは正しいことだと感じました。ネコはネズミを食べることが好きで、また、ネコの道をさけるのがネズミの仕事でした。
 ネコは、ネズミと同じように、ただ別の家族、別のサイズの生き物で、どちらも知的でした。ネコがネズミをつかまえるためにその知恵(ちえ)を使うのは正しいことであり、ネズミがネコを避ける(さける)ために知恵(ちえ)を用いるのも正しいことでした。それは、本当に全く公正なビジネスでした。ネコがネズミをつかまえたなら、それはネコが特に賢かっ(かしこかっ)たからです。そして、恐らく(おそらく)とてもお腹が空いていたからです。
 これはその問題を見るための唯一(ゆいいつ)の知的な見方です。ネズミをかわいそうに思い、ネコが悪いと思うのはむだなことです。そう考えれば、ネコがネズミをつかまえるのは気楽なことではないとわかるでしょう。ネズミをかわいそうに思うのは、全く間違っ(まちがっ)ているのです。 ( n )
 料理を作るとき、初心者は最初に自分のレパートリーがあってそれに合わせて材料を集めようとします。プロは材料を眺め(ながめ)ながらその材料を活かす料理を考えます。これまでの近代産業技術は、料理の初心者のように、技術から発想して資源を追い求めてきました。資源の枯渇(こかつ)が目に見えはじめた今、資源からの発想が求められています。
 近代産業技術の話で考えると話が広くなりすぎてしまいます。自分の生き方に合わせて考えてみましょう。技術からの発想というのは、「いい学校に入るためには、英語と数学と国語と理科と社会ができなければならない。僕(ぼく)は理科が苦手だから理科をがんばろう」というような発想です。資源からの発想というのは、「僕(ぼく)の得意なことは、人づきあいのいいことと英語の好きなことだから、この二つの資源をうまく生かして何かできるかなあ」というような発想です。苦手をなくす考え方と得意を伸ばす(のばす)考え方の対比と考えてもいいかもしれません。
 長文実例は、資源の枯渇(こかつ)というところで、7.3週「何といっても、現代技術を(感想文)」などが引用できそうです。自分の持っている資源を有効に使い、足りないものはレンタルで間に合わせていくという発想です。企業(きぎょう)の経営も、これまでは、製造部門から販売(はんばい)部門まで全部を自社で持つというやり方が主流でしたが、今は得意な分野だけを持ち、あとはアウトソーシングでほかの会社にカバーしてもらうというやり方が多くなっています。こういうのも、資源からの発想と言えるのでしょう。 ( n )
 第一段落は、長文の要約と意見(生き方の主題)。「私は、目的を定めてから、それに必要なものを集めるのではなく、今あるものを生かして新しい物を作り出すような生き方をしていきたい。」
 第二段落は、方法1と実例。「そのための方法としては第一に、今あるものを無駄(むだ)なく使うように創意工夫することだ。」たとえば、料理するとき、作るものを決めてから材料を買いに行くのではなく、冷蔵庫に残っているもので何が作れるか工夫するということです。
 第三段落は、二つ目の方法と実例。「また第二の方法としては、消費に重きが置かれている社会を見直し、物の再利用を進めていくことだ。」私たちも、日々の生活の中で新しい物を買う前に、他の物をリサイクルしようと心がけることが大切かもしれません。
 第四段落は、反対理解と名言の引用。「確かに、今あるものを生かそうとする方が手間や労力のかかる場合もある。しかし、「時間を作る一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである」という名言があるように、今あるものをどう使うか考えることが私たちの未来を豊かにしていくのだ。」
 ( j )
<第1段落>何かに悩ん(なやん)だり、解決策がみつからなくて困った経験を思い出してみよう。
<第2段落>ものを見るときだけに限らず、我々は常にいろいろな方向、あらゆる角度から考えなければならない。その方が正確で、真の姿をとらえやすい。数学の問題や、八方塞に見える難問が角度を変えてみたら解けた例はないか?
<第3段落>一方でひとつのことを同じ方向に掘り下げ(ほりさげ)ていくという行為(こうい)も重要な時がある。これだ、という信念のもとに。
<第4段落>多角的視野を持ってものを見ることも、ひとつの方向でじっくり深めていくのも重要だ。しかし、もっとも大切なことは、ものの本質を見極め、真実に近づこうとする熱意に他ならない。
 ( m )