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級:★   山:ta   年:★   月:04   週:3  苗:ta
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題名:
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題名:ミイラ取りがミイラになる(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 ミイラ取りがミイラになる

 【1】ミイラを取りにいった人が、目的(もくてき)をはたせずに、自分もそこで死んでミイラになってしまうこと。そこから、帰ってこない人をつれもどしにいった人が、自分もそこにとどまってしまって、帰ってこないことをいうよ。【2】また、相手を説得(せっとく)しようとした人が、かえって相手とおなじ考えになってしまう、という意味にもなる。
 「ミイラ」って知ってるよね。乾燥(かんそう)したまま、長いあいだ元の形をたもった死体のことだ。死体の水分が、五〇パーセント以下(いか)になるとできる。【3】高い温度で乾燥(かんそう)した場所とか風とおしのいい場所の死体は、ミイラになりやすいんだって。
 古代エジプトでは、人工的(てき)にミイラを作った。王様などが死んで三千年たつと、その人の霊魂(れいこん)が肉体にもどってきて死んだ人は復活(ふっかつ)すると信じ(しん )られていたんだ。【4】だから、死んだ王様はかならずミイラにした。死者が旅をしているあいだも、王様らしく生活するため、王族やけらいはもちろんのこと、愛犬(あいけん)までミイラにしたんだよ。東アフリカのブガンダ王国(現(げん)ウガンダ共和(きょうわ)国)、オーストラリアの原住民(げんじゅうみん)、アメリカインディアンなども、死者のミイラ作りをやったよ。【5】日本では、岩手県の中尊寺(ちゅうそんじ)にある藤原清衡(ふじわらのきよひら)のミイラが有名だ。
 中世から十八世紀(せいき)のヨーロッパでは、このミイラが〈医薬品〉としてもてはやされた。ミイラをくだいて粉(こな)にしたものを、けがした人や病気の人にのませると、とてもききめがあるといわれた。【6】ミイラ作りには、瀝青(れきせい)(アスファルト、石油、天然(てんねん)ガスなどの炭化水素(すいそ)化合物をまとめていった言葉)など炭化水素(すいそ)の化合物が使われているので、万病にきく薬になるとされたんだ。
 【7】そのうち、ききめは「死体自身」にあるといわれ、重罪(じゅうざい)人や自殺(じさつ)者の死体をとってきて、にせの「ミイラ」を作るようになった。でもね、ほんとは「ミイラ」には医薬品としてのききめはないんだって。医師(いし)たちがなんども警告(けいこく)したけど、ミイラの貿易(ぼうえき)や薬の販売(はんばい)は十八世紀(せいき)までつづけられたんだ。∵
 【8】日本には、十六世紀(せいき)に薬品〈ミルラ〉として輸入(ゆにゅう)された。打ち身や傷(きず)に、この薬をのむととてもききめがあると、古い本にも書いてある。このミルラ(ポルトガル語)がなまって、ミイラという語になった。
 【9】ミイラは高価(こうか)な薬品だ。見つけて手に入れると、たくさんお金がもうかる。そのため、ヨーロッパでも日本でも、危険(きけん)を知りながら「ミイラ取り」にいった人がたくさんいたらしい。たとえばエジプトでは、ピラミッドの奥(おく)まではいって、そのままもどれなかった人がたくさんいた。【0】日本でも、墓(はか)の深い穴(あな)にはいりこんで、でられずに死んだ人が多かったという。ことわざは、そんなところからうまれたと思われるよ。

 「常識(じょうしき)のことわざ探偵(たんてい)団(だん)」(国松(くにまつ)俊英(としひで)著(ちょ) フォア文庫)より

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 タラ の苗 小4年 4~6月
目標:表現をくふうし、長くくわしく書く
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 【】★ 三文ぬきがき/感三文抜き書き 三文ぬきがき <<構成>>はじめ中おわりから文を三つ抜き書き
構成 【】★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
構成 ○ 中心を決めるいちばん 中心 一番 <<構成>>いちばん……なのは
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材 【】★ 自分だけがしたこと私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分だけがしたこと、初めてしたこと
題材 ○ その人らしい会話「 」 <<題材>>人柄や気持ちがあらわれている会話
表現 【】★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ たぶんたぶん 多分 <<主題>>ほかの人の気持ちを推測する
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材 ◎ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
表現 【】★ ダジャレ表現ダジャレ だじゃれ 駄洒落 <<表現>>思ったことなどの中にダジャレを使う
表現 ◎ ですますです ます <<表現>>説明の「です」や描写の「ます」を入れる
表現 ○ いろいろな言ったいろいろな言った <<表現>>言ったのかわりに動作や表情で表わす
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 心の中で思ったこと心 <<主題>>口に出さないが心の中で思ったことを書く
構成 ◎ 動作情景の結び/作文動作の結び 情景の結び <<構成>>作文の結びを動作や情景で書く
表現 ○ 絵をかく そのときのようすを絵でかく

字数 ★ 400字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ○ 短い会話少なく会話はその人らしさが出ているものを
表記 ○ は、そして、会話、とき、のでたらからるとのてん主語のあと、接続語のあとなどに読点
表記 ★ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ★ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 敬体で書くでした・ました・です・ますで書く練習
表記 ○ 一文百字以内一つの文が百字をこえないように


課題のヒント

 ミイラが薬になるというのは、すごいですね。本当かなあ? 昔は、今のようにいろいろな薬がなかったから、不思議(ふしぎ)なものや珍しい(めずらしい)ものを薬にしたのかもしれません。その中には現代(げんだい)にも生きているものもあります。みなさんも、おじいちゃんやおばあちゃんから、「これは薬だから」とへんなもの(?)を飲まされたことがありませんか。

 「ミイラ取りがミイラになる」ということわざは、この長文に書いてあるとおり、帰ってこない人をつれもどしに行った人が、自分もそこにとどまってしまうという意味で使われています。公園で遊んでいる弟を迎え(むかえ)にいったお兄ちゃんが、自分もそこで遊び出して、仕方なくお母さんが二人を迎え(むかえ)に行った、などというときに使います。

 感想文は、似(に)た話を見つけて書くというところが書きにくいと思います。字数は長く書けなくてもいいですから、次のような順番(じゅんばん)で書いていきましょう。

 この話(長文)を読んで、いちばんおもろしろかった(ふしぎだった・おどろいた)のは……というところです。
  ↓
 わたしにも、にた話があります。このまえ……(と、自分のにた話を書く)
  ↓
 また、ずっとまえは(お母さんの話では)……(と、にた話をできればもうひとつ書く)
  ↓
 わたしは、この話(長文)を読んで……と思いました。
 
 にた話が見つからないときは、「もし……だったら」と自分で想像(そうぞう)した話をにた話のかわりに書いてもいいでしょう。

 4年生の人は、最初(さいしょ)の段落(だんらく)で、三文ぬきがきをしてから始めましょう。長文のはじめのほうから一つ、中のほうから一つ、おわりのほうから一つ、と合計三つぐらいの文をそのままぬきがきしておいてください。(文というのは、「。」から「。」までの間です)
 この三文抜き(ぬき)書きは、5年生で勉強する要約(ようやく)の練習の準備(じゅんび)です。

 項目(こうもく)表の字数どおりに書くのはたいへんだと思いますから、とりあえず、1年生は100字、2年生は200字、3年生は300字、4年生は400字、5年生以上(いじょう)は500字を目標(もくひょう)にして書いていくとよいでしょう。 ( n )
 第一段落(いちだんらく)で、三文抜き(ぬき)書きをしていきます。長文の最初(さいしょ)の方から一文、途中(とちゅう)から一文、最後(さいご)の方から一文というように、全部で三文選ん(えらん)で、行を続け(つづけ)て書いていきましょう。【例(れい)】「古代エジプトでは、人工的(てき)にミイラを作った。中世から十八世紀(せいき)のヨーロッパでは、このミイラが〈医薬品〉としてもてはやされた。そのため、ヨーロッパでも日本でも、危険(きけん)を知りながら「ミイラ取り」にいった人がたくさんいたらしい。(三文抜き(ぬき)書き)」
 三文抜き(ぬき)書きに続け(つづけ)て、「私(わたし)がこの話を読んでいちばん……と思ったところは……です。」と感想を書きます。【例(れい)】「私(わたし)がこの話を読んでいちばんびっくりしたのは、ミイラをくだいて粉(こな)にしたものを、けがした人や病気の人にのませると、とてもききめがあると信じ(しんじ)られていたことです。」

 第二段落(だんらく)は、似(に)た話です。テレビや博物館(はくぶつかん)などでミイラを見た話、にがい薬を飲まされた話など、この長文に関係(かんけい)のある話を思い出して書いてみましょう。

 第三段落(だんらく)も似(に)た話です。だれかをさがしに行って自分も迷子(まいご)になってしまった話や誰か(だれか)を説得(せっとく)しようとしていたのにいつの間にか逆(ぎゃく)に説得(せっとく)されてしまっていたなどという話を書いてみましょう。
 似(に)た話がどうしても見つからない場合は、「もし……だったら」という言葉で想像(そうぞう)した話を書いていってもいいです。【例(れい)】「もし私(わたし)がミイラ取りに行ったら、ミイラを見ただけで気絶(きぜつ)してしまったかもしれません。」

 第四段落(だんらく)は、この長文全体の感想です。【例(れい)】「私(わたし)はこの話を読んで、ミイラは本当は静か(しずか)に眠っ(ねむっ)ていたかったのにみんなにあらされ、粉薬(こぐすり)にされてしまうなんてかわいそうだなあと心の中で思いました。」
 ( j )