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 読解マラソン集(ルビつき)小2冬
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 アライグマ 読解マラソン集 小2 冬 1番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 アライグマは、なんでも洗っ(あら )てしまう動物(どうぶつ)です。食べ物(た もの)であろうとなかろうと、身(み)のまわりにあるどんなものも、前足(まえあし)を器用(きよう)に使っ(つか )て、ざぶりと水にくぐらせてごしごしと念入り(ねんい )に洗い(あら )ます。アライグマが洗わ(あら )ないのは、自分(じぶん)の体(からだ)ぐらいです。前足(まえあし)は水の中に入れるくせに、水浴び(みずあ )は大きらいなのです。だから、きれい好(ず)きに見えて、本当は(ほんとう )きれい好(ず)きではないのかもしれません。何(なん)でも洗う(あら )という行動(こうどう)も、きれいにするためではなく、遊び(あそ )の一種(いっしゅ)だと言わ(い )れています。
 アライグマが、一生懸命(いっしょうけんめい)に何(なに)かを洗っ(あら )ているすがたは、たいへんかわいらしいものです。昔(むかし)、「あらいぐまラスカル」というアニメが放映(ほうえい)され、日本人の頭(あたま)の中に、アライグマはかわいらしい動物(どうぶつ)であるというイメージが定着(ていちゃく)しました。多く(おお )の人が、ペットとして飼っ(か )てみたいと思っ(おも )たのです。そこで、もともと北(きた)アメリカにすんでいたアライグマが、ペット用(よう)に数多く(かずおお )輸入(ゆにゅう)されました。
 しかし、野生(やせい)のアライグマは、イヌやネコとはまったくちがいました。小さいころは、人間(にんげん)になつくのですが、大人になるとあつかい方(かた)が難しく(むずか  )なります。野生(やせい)の動物(どうぶつ)は、自然(しぜん)の中で生きていくために、ある程度(  ていど)獰猛(どうもう)な性質(せいしつ)を持っ(も )ています。アライグマは、気の荒い(あら )、ペットに適し(てき )た動物(どうぶつ)ではなかったのです。そこで、困っ(こま )た飼い主(か ぬし)がアライグマをこっそり捨て(す )てしまうこともありました。捨て(す )られたアライグマは野生(やせい)化(か)して、畑(はたけ)の農作物(のうさくもつ)を食べ(た )あらし、被害(ひがい)が出ました。
 しかし、畑(はたけ)をあらすアライグマが悪い(わる )のでしょうか。野生(やせい)の動物(どうぶつ)がいちばん幸せ(しあわ )に暮らせる(く   )のは、もともと住ん(す )でいた場所(ばしょ)です。遠く(とお )はなれた日本に連れ(つ )て来(こ)られたアライグマは、新しい(あたら  )環境(かんきょう)で必死(ひっし)に生きていただけなのです。∵
 あつかいに困っ(こま )て捨て(す )てしまう人がいる一方(いっぽう)で、アライグマの生態(せいたい)を勉強(べんきょう)して、責任(せきにん)を持っ(も )て飼っ(か )てくれる里親(さとおや)を探す(さが )活動(かつどう)をしている人たちもいます。私(わたし)たちは、もっと動物(どうぶつ)のことを勉強(べんきょう)して、動物(どうぶつ)と人間(にんげん)がおたがいに幸せ(しあわ )に暮らせる(く   )ようにしていかなければならないのでしょう。
「ところで、アライグマさん、本当に(ほんとう )獰猛(どうもう)なんですか。」 
「どうもう、なあんちゃって。」 
「いや、そうじゃなくて。」 

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(κ)
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 カエルの冬眠 読解マラソン集 小2 冬 2番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 【1】夏(なつ)の間(あいだ)、あんなにたくさん見かけたカエルは、冬(ふゆ)にはまったく見かけなくなります。カメやヘビも、冬(ふゆ)の間(あいだ)は見かけません。しかし、また春(はる)になると、姿(すがた)を現す(あらわ )ようになります。【2】カエルにしてもヘビにしても、あんなに毛(け)がなくてつるつるの体(からだ)では、さぞ冬(ふゆ)には寒い(さむ )ことでしょう。それに、冬(ふゆ)の間(あいだ)は、エサにする虫などの生きものもとても少なく(すく  )なります。【3】それでは、こういう生物(せいぶつ)たちは、寒い(さむ )冬(ふゆ)をどうやってすごしているのでしょう。
 じつは、カエルやカメやヘビなどは、冬(ふゆ)の間(あいだ)、冬眠(とうみん)といって、地面(じめん)の中や池(いけ)の底(そこ)、木の穴(あな)など、比較的(ひかくてき)暖か(あたた )そうで安全(あんぜん)な場所(ばしょ)にかくれて寝(ね)ているのです。【4】カエルやヘビは変温動物(へんおんどうぶつ)といって、外(そと)の気温(きおん)が下がってくると、自分(じぶん)の体温(たいおん)も同じ(おな )ように下がってしまいます。だから、冬(ふゆ)になって気温(きおん)が下がって活動(かつどう)できなくなると、冬眠(とうみん)してしまうのです。
 【5】この冬眠(とうみん)の間(あいだ)は、体(からだ)の中に蓄え(たくわ )たエネルギーを使っ(つか )て生きていますから、エサを食べる(た  )必要(ひつよう)がありません。息(いき)さえしなくても大丈夫(だいじょうぶ)なものもいるといいますから驚き(おどろ )ます。【6】息(いき)もせずに生きられるとはちょっと生意気(なまいき)ですね。こうして、まるで死ん(し )だように眠り(ねむ )続け(つづ )、カエルのいなくなった世界(せかい)は静まりかえる(しず     )のです。
 【7】春(はる)になり、外(そと)が暖かく(あたた  )なってくると、眠っ(ねむ )ているカエルたちの体(からだ)もいっしょに温まり(あたた  )、体温(たいおん)が上がってきます。すると、カエルたちの体(からだ)は再び(ふたた )活動(かつどう)を始め(はじ )、「ああ、おなかがすいたなあ」と、外(そと)に出てきます。【8】そのころには、エサたちも冬眠(とうみん)から目覚め(めざ )たり、新しく(あたら  )生まれたりしてたくさんいるので、おなかいっぱい食事(しょくじ)をすることができます。
 「眠れる(ねむ  )森の美女(びじょ)」という、魔法使い(まほうつか )に眠らさ(ねむ  )れたお姫様( ひめさま)の話(はなし)があります。【9】お姫様( ひめさま)は王子様(さま)のキスで長い(なが )眠り(ねむ )から目覚め(めざ )ますが、「眠れる(ねむ  )森のカエルたち」にとっては、春(はる)の暖かい(あたた  )太陽(たいよう)が、まるで∵「王子様(さま)のキス」のように思える(おも  )ことでしょう。カエルたちは、太陽(たいよう)の暖か(あたた )さで次々(つぎつぎ)と我(われ)に返る(かえ )のです。【0】

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(τ)
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 昆虫の擬態 読解マラソン集 小2 冬 3番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 昆虫(こんちゅう)は、いつも危険(きけん)にさらされています。空から舞い降り(ま お )てきた鳥(とり)のくちばしに一瞬(いっしゅん)のうちにはさまれてしまったり、不意(ふい)に伸び(の )てきたカエルの舌(した)に巻き(ま )取ら(と )れてしまったり、昆虫(こんちゅう)は、いつも敵(てき)に狙わ(ねら )れています。そのために、昆虫(こんちゅう)は、敵(てき)から身(み)を守る(まも )ための工夫(くふう)をするようになりました。その一つが擬態(ぎたい)です。擬態(ぎたい)とは、自分(じぶん)の姿(すがた)を、自分(じぶん)以外(いがい)の生物(せいぶつ)や周囲(しゅうい)の色(いろ)や形(かたち)に似せる(に  )ことによって、敵(てき)の目をくらます方法(ほうほう)のことです。 
 擬態(ぎたい)には、大きく分ける(わ  )と二つの種類(しゅるい)があります。一つは、周り(まわ )の植物(しょくぶつ)などに似せ(に )て、敵(てき)に見つからないようにする方法(ほうほう)です。木の枝(えだ)にそっくりのシャクトリムシやナナフシがこの例(れい)です。鳥(とり)だけではなく、人間(にんげん)が見ても、すっかりだまされてしまいます。木の枝(えだ)が落ち(お )てきたと思っ(おも )て拾い上げ(ひろ あ )たら、それが動き出し(うご だ )たのでびっくりしたという経験(けいけん)がある人もいるでしょう。この種類(しゅるい)には、ほかにも、その名のとおり枯れ葉(か は)に化ける(ば  )カレハガや木の皮(かわ)に化ける(ば  )キノカワガ、花に化ける(ば  )ハナカマキリなどがいます。
 もう一つの種類(しゅるい)は、周り(まわ )にいる危険(きけん)な虫などに似せ(に )て、敵(てき)を寄せつけ(よ   )ないようにする方法(ほうほう)です。ハチに似(に)ているアブやスズメガなどがこの例(れい)です。また、悪臭(あくしゅう)を発する(はっ  )マサギマダラに化ける(ば  )カバシタアゲハやキボシアゲハなどもいます。敵(てき)に襲わ(おそ )れそうになると、鳥(とり)の目玉のような羽(はね)を見せたり、毒々しい(どくどく  )色(いろ)をして敵(てき)を脅かし(おびや  )たりする昆虫(こんちゅう)もいます。 
 擬態(ぎたい)の目的(もくてき)は、他(た)の動物(どうぶつ)から身(み)を守る(まも )ことだけとは限り(かぎ )ません。カマキリは、葉(は)の色(いろ)と同じ(おな )色(いろ)をしているので、獲物(えもの)に気づかれずに狩り(か )をすることができます。葉っぱ(は  )だと思っ(おも )て近づい(ちか  )てきた虫は、すぐさまカマキリのカマに捕え(とら )られてしまいます。カマキリの前(まえ)で金切り声(かなき ごえ)を上げても後の祭り(あと まつ )。これっきりというわけです。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(Λ)
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 世界の食べ物 読解マラソン集 小2 冬 4番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 日本の主食(しゅしょく)は、お米(こめ)です。日本と同じ(おな )ように、お米(こめ)を主食(しゅしょく)とする国(くに)は多く(おお )、インド、中国(ちゅうごく)、東南アジア(とうなん   )の諸国(しょこく)などがあります。お米(こめ)は、粒(つぶ)のままで食べる(た  )場合(ばあい)が多く(おお )、水で炊い(た )てご飯( はん)にしたり、多め(おお )の水で炊い(た )ておかゆにしたり、蒸し(む )ておこわにしたり、蒸し(む )たあとついておもちにしたりするなど、さまざまな食べ(た )方(かた)があります。また、炊い(た )たお米(こめ)をいためてたべる焼き飯(や めし)や、いためてから炊く(た )ピラフやパエリヤなどもよく知ら(し )れています。
 世界(せかい)には、お米(こめ)以外(いがい)の主食(しゅしょく)もあります。代表(だいひょう)的(てき)なものは小麦(こむぎ)です。小麦(こむぎ)は、アメリカ、インドなどで多く(おお )生産(せいさん)され、食べ(た )方(かた)は、粉(こな)にしてから食べる(た  )ことが多く(おお )、ねって焼い(や )たり、めんにしてゆでる方法(ほうほう)がほとんどです。パンやスパゲッティは、小麦(こむぎ)から作ら(つく )れます。中国(ちゅうごく)で食べ(た )られている饅頭(まんとう)も、ねった小麦粉(こむぎこ)を丸め(まる )て蒸し(む )たものです。日本でおなじみの肉まん(にく  )も、饅頭(まんとう)の一種(いっしゅ)です。
 トウモロコシは、米(こめ)、小麦(こむぎ)に並ん(なら )で、世界(せかい)三大穀物(こくもつ)の一つと言わ(い )れています。メキシコでは、トウモロコシの粉(こな)で作っ(つく )た生地(きじ)をうすくのばして焼い(や )たトルティーヤが主食(しゅしょく)です。そのほか、トウモロコシを粉(こな)がゆにしたり、蒸し(む )たりして食べ(た )ます。
 世界(せかい)には、それぞれの国(くに)の気候(きこう)、風土(ふうど)によっていろいろな食べ物(た もの)があります。寒く(さむ )て作物(さくもつ)を栽培(さいばい)できない北極(ほっきょく)近く(ちか )に住む(す )イヌイットは、カリブーやアザラシの肉(にく)を主食(しゅしょく)としています。昔(むかし)のイヌイットはアザラシなどの肉(にく)を生で食べ(た )て、ビタミンCが足りなくなるのを防い(ふせ )でいました。もっとも、氷(こおり)の上で肉(にく)を焼い(や )て食べ(た )ていたら、氷(こおり)が溶け(と )て海(うみ)に落ち(お )てしまうという理由(りゆう)もあったかもしれません。
 北極(ほっきょく)を探検(たんけん)したヨーロッパ人たちは、生肉(なまにく)を食べる(た  )のをきらったために、壊血病(かいけつびょう)に苦しめ(くる  )られました。生肉(なまにく)を受け付け(う つ )ないヨーロッパ人にとって、壊血病(かいけつびょう)の問題(もんだい)は、なかなか解決(かいけつ)できませんでした。生の肉(にく)を食べる(た  )のは、北極(ほっきょく)というきびしい場所(ばしょ)で生きのびていくた∵めのイヌイットの知恵(ちえ)だったのです。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(κ)
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 アリの世界 読解マラソン集 小2 冬 5番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 小さなアリの世界(せかい)は、不思議(ふしぎ)です。一つの巣(す)の中のアリたちは、おたがいが仲間(なかま)であることをにおいでたしかめあいます。巣(す)の外(そと)で出会っ(であ )たときも、おたがいの触角(しょっかく)がふれあっただけで仲間(なかま)だということがわかるので、食べ物(た もの)をわけあたえたり、協力(きょうりょく)してものを運ん(はこ )だりします。
 はたらきアリは、おどろくほど大きなものを運ん(はこ )でいることがあります。アリはたいへんな力持ち(ちからも )で、自分(じぶん)のからだの二倍(ばい)ぐらいの重(おも)さのものなら持ち上げる(も あ  )ことができますし、十倍(ばい)の重(おも)さのものでも引きずっ(ひ   )て運ぶ(はこ )ことができます。大きすぎて一匹(ぴき)で運べ(はこ )ないものは、仲間(なかま)といっしょに運ん(はこ )だり、その場(ば)で小さくちぎって少し(すこ )ずつ運ん(はこ )だりします。
 仲間(なかま)どうしはおたがいに協力(きょうりょく)しますが、巣(す)がちがえばみんな敵(てき)です。ちがう巣(す)のアリどうしが出会う(であ )と、ものすごいたたかいになることがあります。じょうぶな大あごや、おしりの先からでる蟻酸(ぎさん)という毒(どく)を武器(ぶき)にたたかいます。
 世界(せかい)には、かわったアリがいます。おそろしいのは、アフリカにすんでいるサスライアリです。サスライアリの通っ(とお )たあとは、食べ(た )られるものは何一つ(なにひと )残り(のこ )ません。サスライアリの群れ(む )は、たとえニシキヘビだろうと、あっという間に(     ま )骨(ほね)だけにしてしまいます。
 北(きた)アメリカやメキシコ北部(ほくぶ)に住む(す )ミツツボアリは、はたらきアリの中におなかが異常(いじょう)にふくらむものがいます。ほかのはたらきアリが集め(あつ )た蜜(みつ)をおなかにたくわえ、蜜(みつ)の入れものの役目(やくめ)をしながら、巣(す)の天井(てんじょう)からじっとぶらさがっているのです。はたらきアリはおなかが空くと、おなかに蜜(みつ)をたくわえたアリの頭(あたま)をたたき、はき出される蜜(みつ)をなめます。おなかに蜜(みつ)をたくわえたアリは、まるで生きている食糧(しょくりょう)倉庫(そうこ)です。∵
 
「蜜(みつ)、ありますか。」 
「はい、どうぞ。」 
「ありがとう。」 
「ぼくにも、ください。」 
「もう、ありません。」 
「ありー。」

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(κ)
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 リスの冬眠 読解マラソン集 小2 冬 6番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 動物(どうぶつ)は、体温(たいおん)の調節(ちょうせつ)ができるかどうかで、大きく二つに分ける(わ  )ことができます。一つは、カエルやヘビ、トカゲ、多く(おお )の昆虫(こんちゅう)など、自分(じぶん)では体温(たいおん)の調節(ちょうせつ)ができない動物(どうぶつ)です。これらの動物(どうぶつ)を変温動物(へんおんどうぶつ)と言い(い )ます。つまり、外(そと)が寒く(さむ )なってくると、自分(じぶん)の体(からだ)の温度(おんど)もいっしょに下がるのです。このような動物(どうぶつ)は、寒(さむ)さの厳しい(きび  )冬(ふゆ)には、暖かい(あたた  )地面(じめん)の中や木の穴(あな)の中で、死ん(し )だように眠っ(ねむ )て過ごし(す  )ます。
 もう一つは、自分(じぶん)で体温(たいおん)を一定(いってい)に保てる(たも  )動物(どうぶつ)です。人間(にんげん)もそうですし、鳥(とり)や哺乳類(ほにゅうるい)はすべて、この恒温動物(こうおんどうぶつ)の仲間(なかま)です。恒温動物(こうおんどうぶつ)は、定温動物(ていおんどうぶつ)とも言い(い )ます。私(わたし)たちは、冬(ふゆ)に外(そと)の気温(きおん)が〇度(ど)近く(ちか )まで下がっても、体温(たいおん)はいつもと同じ(おな )ままです。
 人間(にんげん)は、冬(ふゆ)になるとエアコンをつけるなどして暖房(だんぼう)しますが、森にいる動物(どうぶつ)たちは、そうはいきません。冬(ふゆ)になると、エサも少なく(すく  )なります。そこで、リスやヤマネ、コウモリなどは、やはり冬眠(とうみん)するのです。
 しかし、恒温動物(こうおんどうぶつ)の冬眠(とうみん)は、死ん(し )だように眠り(ねむ )続ける(つづ  )変温動物(へんおんどうぶつ)の冬眠(とうみん)とは少し(すこ )違い(ちが )ます。リスなどは、冬眠(とうみん)に入ると体温(たいおん)を下げ始め(はじ )、体(からだ)の働き(はたら )を最小限(さいしょうげん)にして眠り(ねむ )ます。この間(あいだ)、エサは食べ(た )ませんが、息(いき)だけはしています。気温(きおん)が低く(ひく )なっても、死な(し )ない程度(ていど)の体温(たいおん)調節(ちょうせつ)は行わ(おこな )れているのです。また、二週間(しゅうかん)くらいごとに目覚め(めざ )があります。この時(とき)、リスの体温(たいおん)は上がり、秋(あき)のうちに巣(す)に蓄え(たくわ )ておいたエサを食べ(た )たり、おしっこをしたりしますが、すぐにまた体温(たいおん)が下がって冬眠(とうみん)状態(じょうたい)になります。これを冬(ふゆ)の間(あいだ)くり返し(  かえ )ながら、春(はる)を待っ(ま )ているのです。
 みなさんも、寒い(さむ )冬(ふゆ)の朝(あさ)、「ああ、リスみたいに冬眠(とうみん)して、冬(ふゆ)の間(あいだ)眠っ(ねむ )てすごしたいなあ」と思う(おも )ことがあるかもしれません。でも、そうしたら、クリスマスのケーキも、バレンタインのチョコも、食べ(た )られません。人間(にんげん)は、暖かい(あたた  )服(ふく)や暖房(だんぼう)を発明(はつめい)して、寒い(さむ )冬(ふゆ)の間(あいだ)も夏(なつ)と同じ(おな )ように活動(かつどう)できるようになったのです。リスも、∵本当は(ほんとう )冬眠(とうみん)などしないで、クリスマスくらいは、リースを飾っ(かざ )て楽しみ(たの  )たいなあと思っ(おも )ているかもしれません。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(τ)
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 日食 読解マラソン集 小2 冬 7番
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 いつも空に円く見える太陽(たいよう)が欠け(か )て見えることがあります。地球(ちきゅう)は太陽(たいよう)の周り(まわ )を回っ(まわ )ています。その地球(ちきゅう)の周り(まわ )を月が回っ(まわ )ています。地球(ちきゅう)と太陽(たいよう)の間(あいだ)に月が入ると、月がじゃまになって太陽(たいよう)が見えなくなります。これを日食(にっしょく)といいます。太陽(たいよう)は光(ひかり)を放っ(はな )ているので、月がじゃまをしている部分(ぶぶん)は月の影(かげ)になり、地球(ちきゅう)からは見えないということになります。月が太陽(たいよう)を完全(かんぜん)に隠し(かく )てしまうことを皆既(かいき)日食(にっしょく)といい、一部(いちぶ)を隠す(かく )ことを部分(ぶぶん)日食(にっしょく)といいます。地球(ちきゅう)上に映る(うつ )月の影(かげ)は一つの県(けん)ぐらいの大きさなので、一回(かい)の日食(にっしょく)で皆既(かいき)日食(にっしょく)が見られる地域(ちいき)は限ら(かぎ )れます。これを見ようと海外(かいがい)まで出かける人もいるくらいです。
 月と太陽(たいよう)では、地球(ちきゅう)から見た見かけの大きさはあまり違い(ちが )がありません。実際(じっさい)は地球(ちきゅう)から太陽(たいよう)までの距離(きょり)は、地球(ちきゅう)から月までの距離(きょり)の四百倍(ばい)もありますが、太陽(たいよう)が月の四百倍(ばい)の大きさであるため、地球(ちきゅう)からの見かけの大きさはあまり変わら(か  )ないのです。しかし、よく測っ(はか )てみると、月も太陽(たいよう)も見える大きさが少し(すこ )ずつ変化(へんか)します。これは月や太陽(たいよう)が動く(うご )ことによって、地球(ちきゅう)の観測(かんそく)地点(ちてん)からの距離(きょり)が変わる(か  )からです。月の方(ほう)が大きいときは、太陽(たいよう)全体(ぜんたい)を隠し(かく )きって皆既(かいき)日食(にっしょく)が起こり(お  )ます。太陽(たいよう)の方(ほう)が大きいときは、太陽(たいよう)の方(ほう)がはみ出して、金環(きんかん)日食(にっしょく)となります。
 日食(にっしょく)の仕組み(しく )が分から(わ  )なかった古代(こだい)には、不吉(ふきつ)なことが起こる(お  )前兆(ぜんちょう)だと考える(かんが  )人も多かっ(おお  )たようです。皆既(かいき)日食(にっしょく)を見た昔(むかし)の人は、太陽(たいよう)がすっかり見えなくなってしまうのですから、さぞ怪奇(かいき)な現象(げんしょう)だと思っ(おも )たことでしょう。
 昔(むかし)の暦(こよみ)は太陰暦(たいいんれき)といい、月の満ち欠け(み か )を一ヶ月(かげつ)として作ら(つく )れていました。現在(げんざい)の暦(こよみ)は太陽暦(たいようれき)といい、地球(ちきゅう)が太陽(たいよう)の周り(まわ )を回る(まわ )周期(しゅうき)を元(もと)に作ら(つく )れています。天体(てんたい)の動き(うご )は、私(わたし)たちの生活(せいかつ)にも利用(りよう)されているのです。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(ν)
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 シマウマ 読解マラソン集 小2 冬 8番
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 シマウマの体(からだ)の模様(もよう)は、まるで横断(おうだん)歩道(ほどう)のようです。横断(おうだん)歩道(ほどう)の模様(もよう)はとても目立つので、シマウマの白と黒(くろ)の模様(もよう)も、草原(そうげん)の中で目立ってしまい、肉食(にくしょく)獣(じゅう)に簡単(かんたん)に見つかってしまうのではないかと思う(おも )かもしれません。しかし、そんなことはありません。
 アフリカの日差し(ひざ )は強烈(きょうれつ)です。昼間(ひるま)、太陽(たいよう)がぎらぎらと照りつけ(て   )て大地(だいち)が熱く(あつ )なると、かげろうが立ちのぼります。シマウマの住ん(す )でいるサバンナ地帯(ちたい)は、広く(ひろ )なだらかな丘(おか)のところどころに、背(せ)の低い(ひく )木の茂み(しげ )や、背丈(せたけ)の高い(たか )草むらがあります。ゆらゆらするかげろうの中で、シマウマの姿(すがた)はちょうど木や草にまぎれて、見えにくくなります。あのシマ模様(もよう)は、ライオンやハイエナの嗅覚(きゅうかく)がとどかないところにいるかぎり、身(み)を守る(まも )のにとても都合(つごう)がよいのです。このように、身体(からだ)を見えにくくさせる色(いろ)のことを、保護色(ほごしょく)と呼び(よ )ます。
 シマウマが、なぜ横断(おうだん)歩道(ほどう)のような模様(もよう)をしているかについて、もう一つ説(せつ)があります。それは、サシバエ(刺し(さ )バエ)から身(み)を守る(まも )ためという説(せつ)です。アフリカには、ツェツェバエという大きなハエがいて、アブのように人や動物(どうぶつ)を刺し(さ )ます。ツェツェバエという名前(なまえ)は、ボツワナの言葉(ことば)で「牛(うし)を倒し(たお )てしまうハエ」という意味(いみ)です。ハエにとっては、栄(は)えある名前(なまえ)かもしれません。人間(にんげん)がこのハエに刺さ(さ )れると、体(からだ)の中に病原(びょうげん)体(たい)が入って、ときには命(いのち)を落とす(お  )こともあります。
 ツェツェバエの目から見ると、シマウマのシマ模様(もよう)は見えにくいらしく、シマウマのまわりにたかるハエは、ほかの動物(どうぶつ)と比べ(くら )てぐんと少ない(すく  )のです。
 ところで、シマウマのしま模様(もよう)は、一頭(とう)ずつすべて異なっ(こと  )ています。人間(にんげん)の指紋(しもん)には一つも同じ(おな )ものがありませんが、シマウマの模様(もよう)もちょうどそれと似(に)ています。私(わたし)たち人間(にんげん)から見ると、どれも同じ(おな )ように見える模様(もよう)ですが、一つとして同じ(おな )ものがありません。∵
 さて、しまのつく動物(どうぶつ)は、ほかにもいます。シマリス、シマダイ、シマヘビ、島田(しまだ)君(くん)。それは人間(にんげん)です。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(κ)
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 宇宙のひろがり 読解マラソン集 小2 冬 9番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 【1】いまから五千年くらい昔(むかし)のことです。文明(ぶんめい)がさかえはじめたころの人々は、夜空(よぞら)を見上げて、宇宙(うちゅう)というのは、自分(じぶん)たちの住ん(す )でいるこの地球(ちきゅう)だけだと思っ(おも )ていました。【2】きらめく星(ほし)は、空という高い(たか )天井(てんじょう)にはりついているもので、太陽(たいよう)も月も、空にはりついて動い(うご )て行き(い )、しずむと地面(じめん)の下を通っ(とお )てまた東(ひがし)にいくと考え(かんが )ていたのです。
 ギリシャ時代(じだい)になって、宇宙(うちゅう)のしくみが考え(かんが )られるようになりました。【3】二世紀(せいき)頃(ごろ)に活躍(かつやく)した天文学者(しゃ)プトレマイオスは、天動説(てんどうせつ)という考え(かんが )を唱え(とな )ました。それは、地球(ちきゅう)が宇宙(うちゅう)の中心(ちゅうしん)にあって、そのまわりを太陽(たいよう)や月や惑星(わくせい)がぐるぐる回り(まわ )、いちばん外側(そとがわ)に恒星(こうせい)があるという考え方(かんが かた)です。【4】まだ、望遠鏡(ぼうえんきょう)も発明(はつめい)されていない時代(じだい)のこの考え方(かんが かた)は、その後(  ご)千年もの間(あいだ)人々に信じ(しん )られました。
 十六世紀(せいき)になって、地球(ちきゅう)が宇宙(うちゅう)の中心(ちゅうしん)という考え方(かんが かた)に異議(いぎ)を唱え(とな )たのは、ポーランドの天文学者(しゃ)コペルニクスでした。【5】コペルニクスの考え方(かんが かた)は、宇宙(うちゅう)の中心(ちゅうしん)は太陽(たいよう)で、地球(ちきゅう)と惑星(わくせい)は太陽(たいよう)のまわりを円形(えんけい)の軌道(きどう)にそって回っ(まわ )ているというものでした。地球(ちきゅう)の方(ほう)が動い(うご )ていると考え(かんが )られたことから、地動説(ちどうせつ)と呼ば(よ )れています。
 【6】はじめて望遠鏡(ぼうえんきょう)を使っ(つか )て星(ほし)を見たのは十七世紀(せいき)、イタリアのガリレオ・ガリレイでした。ガリレオは望遠鏡(ぼうえんきょう)によって、月のクレーターや太陽(たいよう)の黒点(こくてん)などをつぎつぎと発見(はっけん)しました。
 ニュートンが「万有引力(ばんゆういんりょく)の法則(ほうそく)」を発見(はっけん)すると、惑星(わくせい)の動き(うご )はもっと正確(せいかく)にわかるようになりました。【7】万有引力(ばんゆういんりょく)の法則(ほうそく)では、すべてのものはたがいに引き合っ(ひ あ )ていると考え(かんが )られました。そこで、月と地球(ちきゅう)、地球(ちきゅう)と太陽(たいよう)もたがいに引か(ひ )れ合っ(あ )ていて、まわりを回る(まわ )ことができるとしたのです。しかし、その時(とき)もまだ、宇宙(うちゅう)の中心(ちゅうしん)は太陽(たいよう)で、宇宙(うちゅう)とは太陽系(たいようけい)のことでした。∵
 【8】十八世紀(せいき)になり、イギリスの天文学者(しゃ)ハーシェルによって、宇宙(うちゅう)は恒星(こうせい)の世界(せかい)までひろがり、銀河系(ぎんがけい)というものがわかるようになってきました。私(わたし)たちの地球(ちきゅう)の位置(いち)が、銀河系(ぎんがけい)の中のひとつになったのです。
 【9】二十世紀(せいき)に入ると、すぐれた技術(ぎじゅつ)の望遠鏡(ぼうえんきょう)が次々(つぎつぎ)と開発(かいはつ)され、恒星(こうせい)までの距離(きょり)を測る(はか )ことができるほど高性能(こうせいのう)になりました。この観測(かんそく)のおかげで、銀河系(ぎんがけい)の大きさも、銀河系(ぎんがけい)の中のさまざまな天体(てんたい)のことも、そして銀河系(ぎんがけい)以外(いがい)の銀河(ぎんが)、さらに宇宙(うちゅう)全体(ぜんたい)のすがたまでもがわかるようになってきたのです。
 【0】人間(にんげん)の見る世界(せかい)は、どんどん広がっ(ひろ  )ていきます。やがて宇宙(うちゅう)の大きさも超え(こ )て広がっ(ひろ  )ていくのかもしれません。 

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(μ)
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 クマの冬眠 読解マラソン集 小2 冬 10番
 読解マラソン集は、みなさんの声を取り入れて編集します。ご意見ご要望は、マラソン広場まで。 http://www.mori7.com/marason/hiroba/
 秋(あき)になると、「クマが出た」「クマに襲わ(おそ )れた」などといったニュースを聞く(き )ことがあります。これは、冬ごもり(ふゆ   )に備え(そな )てたくさんのエサを食べよ(た  )うとしているクマが、人間(にんげん)の住ん(す )でいるところにまでやってきてしまうからです。
 動物(どうぶつ)には、外(そと)の気温(きおん)に合わせ(あ  )て体温(たいおん)が下がってしまう変温動物(へんおんどうぶつ)と、外(そと)の気温(きおん)にかかわらず、体温(たいおん)を一定(いってい)に保てる(たも  )恒温動物(こうおんどうぶつ)がいます。恒温動物(こうおんどうぶつ)といっても、決して(けっ  )体温(たいおん)が高温(こうおん)というわけではありません。クマも、冬(ふゆ)の間(あいだ)は穴(あな)の中でじっとしていますが、これはカエルのような変温動物(へんおんどうぶつ)の冬眠(とうみん)や、リスやヤマネのような小動物(しょうどうぶつ)の冬眠(とうみん)とは少し(すこ )違い(ちが )ます。したがって、クマの場合(ばあい)は冬眠(とうみん)とは呼ば(よ )ず冬ごもり(ふゆ   )と呼ん(よ )でいます。
 冬ごもり(ふゆ   )中のクマの体温(たいおん)は、いつもと比べ(くら )て二、三度(ど)しか下がりません。エサも食べ(た )ず、おしっこや糞(ふん)もしませんが、完全(かんぜん)に眠っ(ねむ )ているわけではなく、いつでも目覚める(めざ  )ことができます。だから、何(なに)かが近く(ちか )を通る(とお )と飛び出し(と だ )てきたり、冬(ふゆ)でもエサを探し(さが )てうろついたりするものもいるそうです。寒く(さむ )てもエサが見つかればええさ、と思っ(おも )ているのでしょうか。
 冬(ふゆ)の間(あいだ)、ほとんど飲ま(の )ず食わ(く )ずですごしたクマの体重(たいじゅう)は、もとの三分の(ぶん )二くらいに減っ(へ )てしまいます。また、メスは、この冬ごもり(ふゆ   )の間(あいだ)に一頭(とう)から二頭(とう)の子グマを産み(う )ます。そして、冬(ふゆ)の間(あいだ)、何(なに)も食べ(た )ずに子育て(こそだ )をするのです。
 秋(あき)の間(あいだ)にたくさん食べ(た )て栄養(えいよう)を蓄え(たくわ )ているとはいっても、何(なん)ヶ月(かげつ)もエサも食べ(た )ず、排泄(はいせつ)もしないで生きている動物(どうぶつ)たちの冬眠(とうみん)の仕組み(しく )は、じつはまだあまりよくわかっていません。しかし、人間(にんげん)も冬眠(とうみん)できるようにして、その間(あいだ)に病気(びょうき)を治療(ちりょう)しようという研究(けんきゅう)がされているそうです。もしかしたら将来(しょうらい)、戸口(とぐち)に、「サンタさんへ。冬眠(とうみん)中なのでプレゼントは春(はる)になってからとどけてくださいね」などと張り紙(は がみ)をする家(いえ)が出てくるかもしれません。∵

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(τ)
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 お雑煮いろいろ 読解マラソン集 小2 冬 11番
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 お正月に食べる(た  )お雑煮(ぞうに)は、新しい(あたら  )年の豊作(ほうさく)や家族(かぞく)の健康(けんこう)を祈る(いの )気持ち(きも )がこめられたおめでたい料理(りょうり)です。
 しかし、お雑煮(ぞうに)と言わ(い )れて思い浮かべ(おも う  )た料理(りょうり)をほかの人に出すと、「これは、お雑煮(ぞうに)じゃないよ。」と言わ(い )れてしまうことがあるかもしれません。実は(じつ )、お雑煮(ぞうに)は、日本全国(ぜんこく)それぞれの地方(ちほう)で見かけも味(あじ)も異なる(こと  )のです。たとえば、おもちの形(かたち)は西日本(にしにほん)では丸(まる)、東日本(ひがしにっぽん)では四角(しかく)の場合(ばあい)が多く(おお )、焼い(や )てから汁(しる)にいれるところや、別(べつ)ゆでしてから汁(しる)に入れるところなど、おもちの入れ方(かた)も地方(ちほう)によって違い(ちが )ます。汁(しる)の味(あじ)も、みそ味(あじ)のところもしょうゆ味(あじ)のところもあります。お雑煮(ぞうに)の中の具(ぐ)もさまざまです。新潟(にいがた)ではサケやイクラ、広島(ひろしま)ではカキ、福井(ふくい)では茎(くき)のついたカブを入れるそうです。ほかにも、香川(かがわ)のように、あんこの入った甘い(あま )丸(まる)もちを白みその汁(しる)に入れるところや、沖縄(おきなわ)のようにお雑煮(ぞうに)をお正月に食べる(た  )習慣(しゅうかん)がないところもあります。
「うちは関西(かんさい)に住ん(す )でいるけど、お父さん( とう  )もお母さん( かあ  )も関東(かんとう)出身(しゅっしん)だから四角い(しかく )もちを使う(つか )よ。最後(さいご)にイクラを乗せる(の  )のは、新潟(にいがた)出身(しゅっしん)のおばあちゃんに教わっ(おそ  )たんだって。」というふうに、お雑煮(ぞうに)を知る(し )とその家(いえ)のいろいろなことがわかるのです。
 アフリカのピグミー族(ぞく)は昔(むかし)、ゾウを捕まえ(つか  )て食べ(た )ていました。ですから、 
「ぼくの家(いえ)では、おゾウ煮(に)にゾウを入れて食べる(た  )よ。」 
という家(いえ)では、お父さん( とう  )がアフリカに住ん(す )でいたのかもしれませんぞう。
 現代(げんだい)では、いろいろな地方(ちほう)や国(くに)の人同士(どうし)が結婚(けっこん)して、新しい(あたら  )家庭(かてい)を持つ(も )のは珍しく(めずら  )ありませんから、その家(いえ)オリジナルの新しい(あたら  )お雑煮(ぞうに)を考え(かんが )てみるのもいいかもしれません。お父さん( とう  )とお母さん( かあ  )は関東(かんとう)と関西(かんさい)の出身(しゅっしん)だから、おもちの形(かたち)は三角(さんかく)とか、お母さん( かあ  )は韓国(かんこく)出身(しゅっしん)だからキムチを入れるなどという家(いえ)があってもよさそうで∵す。ピンクのハート型(がた)おもちにコンソメスープ、トリュフも乗せ(の )たフランス風(ふう)お雑煮(ぞうに)、ちょっと食べ(た )てみたい気がします。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(Ν)
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 カブトムシ 読解マラソン集 小2 冬 12番
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 【1】夏休み(なつやす )の友(とも)といえばやはりカブトムシです。昆虫(こんちゅう)の王様(おうさま)と呼ぶ(よ )にふさわしいその姿(すがた)は、子どもたちの視線(しせん)をとらえてはなしません。ペットショップのカブトムシコーナーは、毎年(まいとし)黒山(くろやま)の人だかりができていますし、採集(さいしゅう)ツアーも登場(とうじょう)するほどです。
 【2】いかにも丈夫(じょうぶ)そうな姿(すがた)のカブトムシですが、その命(いのち)はそれほど長い(なが )ものではありません。卵(たまご)からかえり、冬(ふゆ)を越し(こ )た幼虫(ようちゅう)は、蛹(さなぎ)へと姿(すがた)を変え(か )、夏(なつ)になると成虫(せいちゅう)、つまりカブトムシへと変身(へんしん)しますが、成虫(せいちゅう)になってからの命(いのち)はおよそ一か月ほどといわれています。【3】ですから、夏休み(なつやす )が終わる(お  )ころは、ちょうどカブトムシの命(いのち)もつきる時期(じき)にあたるのです。クワガタムシも、カブトムシと並ん(なら )で人気があります。カブトムシがひと夏(なつ)の命(いのち)なのに対して( たい  )、クワガタムシの場合(ばあい)、種類(しゅるい)によっては越冬(えっとう)できるものもあります。えっとうれしくなってしまうでしょう。
 【4】大切(たいせつ)に育て(そだ )ていたカブトムシの死(し)は悲しい(かな  )ものですが、死ん(し )でしまったからといってすぐに飼育(しいく)ケースを処分(しょぶん)してはいけません。ケースの中の腐葉土(ふようど)をそっとのぞいてみましょう。もしかしたら、小さな卵(たまご)が見つかるかもしれません。【5】直径(ちょっけい)三ミリ程度(ていど)の白くて丸い(まる )卵(たまご)です。孵化(ふか)直前(ちょくぜん)の卵(たまご)は大きさは五ミリ程度(ていど)になり、色(いろ)も黄色(きいろ)味(み)を帯び(お )てきます。この卵(たまご)をじょうずに育てる(そだ  )ことができたら、大切(たいせつ)にしていたカブトムシの二世(にせい)と対面(たいめん)できる日がやってくるのです。
 【6】卵(たまご)からかえった幼虫(ようちゅう)は、おもに腐葉土(ふようど)を食べ(た )て大きくなります。幼虫(ようちゅう)時代(じだい)に摂取(せっしゅ)した栄養(えいよう)が、成虫(せいちゅう)のカブトムシの大きさを決定(けってい)付(づ)けます。いったん成虫(せいちゅう)になってしまったら、どんなに樹液(じゅえき)を吸っ(す )たところでそれ以上(いじょう)大きくはなりません。【7】立派(りっぱ)な大きさのカブトムシは、幼虫(ようちゅう)時代(じだい)に十分(じゅうぶん)な栄養(えいよう)を取っ(と )ていたのです。もしも人間(にんげん)がカブトムシと同じ(おな )性質(せいしつ)だったらどうでしょう。成人(せいじん)したらいくら食べ(た )ても太ら(ふと )ないわけですから、ダイエットに励ん(はげ )でいる大人にとってはなんともうらやましい話(はなし)です。∵
 【8】通常(つうじょう)、一匹(ぴき)の幼虫(ようちゅう)が蛹(さなぎ)になるまでに食べる(た  )腐葉土(ふようど)の量(りょう)は、洗面(せんめん)器(き)に山盛り(やまも )一杯(いっぱい)分(ぶん)にもなるそうです。カブトムシは、そんな大量(たいりょう)の腐葉土(ふようど)をかぶっとむしゃむしゃ食べ(た )てしまうのです。さすがに昆虫(こんちゅう)の王者(おうじゃ)、驚い(おどろ )てしまいます。
 【9】友達(ともだち)に自慢(じまん)できるくらいの大きなカブトムシを育てる(そだ  )ためには、良質(りょうしつ)な腐葉土(ふようど)を絶えず(た  )補充(ほじゅう)してあげることが大切(たいせつ)です。また、飼育(しいく)ケースの中のフンを取り除い(と のぞ )たり、掃除(そうじ)をしたり、根気(こんき)よく世話(せわ)を続ける(つづ  )ことが必要(ひつよう)です。
 【0】では、カブトムシとクワガタムシでは、どちらが強い(つよ )でしょうか。カブトムシの得意(とくい)技(わざ)は、カブト割り(わ )でしょう。クワガタムシの得意(とくい)技(わざ)は、もちろんクワ固め(かた )です。結果(けっか)は、カブトもクワガタも、お互い( たが )をムシして引き分け(ひ わ )になりました。

 言葉(ことば)の森長文(ちょうぶん)作成(さくせい)委員(いいん)会(かい)(ω)
読んだ回数を「正」で記録しておきましょう。 読解マラソン集              回目  12番目