森の長文/読解マラソン長文  ●文章類似度判定


 世界の移動図書館 λ
 たくさんの本を置いている図書館。好きな本をさがしたり、何かを調べたりすることができて、本当に便利です。図書館のある場所から遠くに住んでいる人のためには、図書館の本を積んだバスが、決まった日に来てくれるところもあります。これを「移動図書館」といいます。
 移動図書館は、世界中にあります。たいていは、バスに本をつんだ「図書館バス」ですが、中には、かわった「移動図書館」もあります。たとえば、モンゴルという国では、らくだが本を積んでさばくの道を行く、「図書館ラクダ」がいるそうです。ヨーロッパの北では、トナカイのそりに本をのせていく「図書館トナカイそり」があって、雪や氷の上をすいすいと本を運んでくれるそうです。タイという国では、ゾウの背に本をつんだ「図書館ゾウ」がいるそうです。ゾウは、どんなに木がおいしげったジャングルの道も平気でばりばりすすんでいき、山奥の村の学校に本を届けてくれるそうです。
 国が広いところでは、ヘリコプター図書館もあるそうです。
 また、インドネシアでは、日本の人たちの寄付も使って、オートバイで本を運ぶ、「バイク図書館」もできました。どうしてかというと、インドネシアでは、大きい津波があって、村も道もめちゃめちゃにされてしまいました。でも、それで細くなったり、じゃまものがふさいでいる道も、バイクなら通りぬけていくことができるからです。
 世界には貧しい国の人や、戦争などでたいへんな暮らしを送っている人たちがたくさんいます。そして、そういうところにこそ、図書館を作ろうという人たちがいるのです。図書館ができると、人というものは、食べ物にもこまっていても、いえ、生きるのにぎりぎりなつらい生活だからこそ、喜んで本を借りに来るということです。そういう人たちは、こう言うのです。
 「図書館は、人間らしく生きるための、命の灯台だ」と。
 この話、「本、灯台(ほんとうだい)」!