森の長文/読解マラソン長文
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いちばん古いマンガ γ
みんなが大好きな、マンガ。日本は世界一のマンガ王国とよばれています。おとな向けのものまでふくめると、一年間に7億冊以上のマンガが出版されているのです。マンガをもとにして、アニメーションや映画やテレビ番組もたくさん作られ、いろんな国の言葉にほんやくされて、世界中の人気を集めています。
ではマンガは、いつの時代からあったのでしょうか。いちばん古いマンガは、なんと今から八百年ほど前にかかれたと言われています。それは、京都の高山寺というお寺にある、「鳥獣人物戯画」(ちょうじゅうじんぶつぎが)という絵です。鳥羽僧正(とばのそうじょう)という人がかいたと言われていますが、たしかなことはわかりません。
その中には、人まねをして遊ぶ動物たちがかかれています。はじまりは、動物たちの川遊び。川に飛びこむウサギや、泳ぐサル。ウサギに背中を流してもらって、気持ちよさそうなサルもいます。別の絵には弓矢の練習をしたり、すもうをとって遊ぶ、カエルやウサギの様子がかかれています。カエルに投げ飛ばされて、ひっくりかえったウサギのそばで、見物のカエルたちが大わらいしている絵もあります。カエルの仏様にお経をあげている、サルのお坊さんの絵もあります。どの動物も生き生きとえがかれ、今にも絵の中から飛び出してきそうです。
この昔のマンガには、セリフがかかれておらず、ストーリーもはっきりしません。しかし絵の中には、今のマンガに似たところもあるのです。たとえば今のマンガでは、すばやい動きをあらわすために線を何本もひき、スピードの出ているようすをあらわします。鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)の中にも、同じようなかきかたが見られるのです。
こんなに昔から、マンガを楽しんでいた日本人。これからも、たくさんの名作が生まれ、多くの人に愛されていくことでしょう。
「マンガは、世界中に自マンガできる、日本のたからだね!」