森の長文/読解マラソン長文  ●文章類似度判定


 世界の食べもの κ
 日本の主食はお米です。日本と同じように、お米を主食とする国は多く、インド、中国、東南アジアなどがあります。粒のままで食べる場合が多く、水で炊いてご飯にしたり、多めの水で炊いておかゆにしたり、蒸しておこわにしたり、蒸したあとついておもちにするなどの食べ方があります。また、炊いたお米をいためてたべる焼き飯や、いためてから炊くピラフやパエリヤなどもよく知られています。
 世界にはお米を主食としない国もあります。代表的なものは小麦です。小麦は、アメリカ、インドなどで多く生産され、食べ方は粉にしてからねって焼いたり、めんにしてゆでる方法がほとんどです。パンやスパゲッティは小麦から作られ、中国で食べられている饅頭(まんとう)とよばれるものも、ねった小麦粉を丸めて蒸したものです。日本でおなじみの肉まんも、饅頭の一種です。
 また、トウモロコシは、米、小麦に並んで、世界三大穀物と言われています。メキシコでは、トウモロコシの粉で作った生地をうすくのばして焼いたトルティーヤが主食です。そのほか、粉がゆにしたり、蒸したりして食べます。
 世界には、それぞれの国の気候、風土によっていろいろな食べ物があります。寒くて作物を栽培できない北極近くに住むイヌイットは、カリブー(トナカイ)やアザラシの肉を主食としています。今では、南からたくさんの食物が運ばれてくるため、さほど不自由はないのですが、昔のイヌイットはアザラシなどの肉を生で食べて、ビタミンCが足りなくなるのを防いでいました。北極を探検したヨーロッパ人たちは生肉を食べるのをきらったために、壊血病に苦しめられました。生の肉を食べるのは、北極というきびしい場所で生きのびていくための原住民の知恵だったのです。