森の長文/読解マラソン長文
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お雑煮いろいろ Ν
お正月に食べる「お雑煮」は、新しい年の豊作や家族の健康を祈る気持ちがこめられた、とてもおめでたい料理です。
でも、自分が「お雑煮」と言われて思い浮かべた料理を他の人に出すと、「これは『お雑煮』じゃないよ。」と言われてしまうことがあるかもしれません。実は「お雑煮」は日本全国それぞれの地方で見かけも味も異なるのです。たとえば、おもちの形は西日本では丸、東日本では四角の場合が多く、焼いてから汁にいれるところや、別ゆでしてから汁に入れるところなど、おもちの入れ方も地方によって違います。汁の味もみそ味のところも、しょうゆ味のところもあります。「お雑煮」の中の具もさまざまです。新潟ではサケやイクラ、広島ではカキ、福井では茎のついたカブを入れるそうです。他にも、香川のように、あんこの入った甘い丸もちを白みその汁に入れるところや、沖縄のように「お雑煮」をお正月に食べる習慣がないところもあります。
「うちは関西に住んでいるけど、お父さんもお母さんも関東出身だから四角いもちを使うよ。最後にイクラを載せるのは、新潟出身のおばあちゃんに教わったんだって。」というふうに、「お雑煮」を知るとその家のいろいろなことがわかるのです。
現代では、いろいろな地方や国の人同士が結婚して、新しい家庭を持つのは珍しくありませんから、その家オリジナルの新しいお雑煮を考えてみるのもいいかもしれません。お父さんとお母さんは関東と関西の出身だから、おもちの形は三角とか、お母さんは韓国出身だからキムチを入れるなんて家があっても良さそうです。ピンクのハート型おもちにコンソメスープ、トリュフも載せたフランス風お雑煮、ちょっと食べてみたい気がします。