【1】
春眠
(
しゅんみん
)
暁
(
あかつき
)
を
覚え
(
おぼ
)
ず
処処
(
しょしょ
)
啼
(
てい
)
鳥
(
ちょう
)
を
聞く
(
き
)
夜来
(
やらい
)
風雨
(
ふうう
)
の
声
(
こえ
)
花落
(
はなお
)
つること
知る
(
し
)
多少
(
たしょう
)
(「
春暁
(
しゅんぎょう
)
」
孟浩然
(
もうこうねん
)
)
【2】
国
(
くに
)
破れ
(
やぶ
)
て
山河
(
さんが
)
在り
(
あ
)
城
(
しろ
)
春
(
はる
)
にして
草木
(
そうもく
)
深し
(
ふか
)
時
(
とき
)
に
感じ
(
かん
)
ては
花
(
はな
)
にも
涙
(
なみだ
)
を
濺
(
そそ
)
ぎ
別れ
(
わか
)
を
恨ん
(
うら
)
では
鳥
(
とり
)
にも
心
(
こころ
)
を
驚かす
(
おどろ
)
【3】
烽火
(
ほうか
)
三月
(
さんげつ
)
に
連なり
(
つら
)
家
(
か
)
書
(
しょ
)
万金
(
ばんきん
)
に
抵
(
あた
)
る
白頭
(
はくとう
)
掻け
(
か
)
ば
更に
(
さら
)
短く
(
みじか
)
渾
(
すべ
)
て
簪
(
しん
)
に
勝
(
た
)
へ
(
え
)
ざらんと
欲
(
ほっ
)
す
(「
春
(
しゅん
)
望
(
ぼう
)
」
杜
(
と
)
甫
(
ほ
)
)
∵