ちょうちょは はねが とれても また はえてくるの
1はねの とれた ちょうちょは ほんとうに きのどく。
もう とべません。みつも すえません。しぬばかりです。2はねは もう はえてきません。
にんげんの かみや つめとは ちがいます。
とりは どうして とべるの
3すずめも はとも つばさを はげしく ばたばたさせて まいあがります。そのために つばさの つけねの きんにくも ほねも おおきく じょうぶに できています。
4また、とりの からだは とても かるいのです。ほねの なかにも くうきが はいって いるのです。
5わたしたちの りょうてに おおきな はねを つけても わたしたちは とべません。
6にんげんの うでの ちからでは おおきな はねを ばたばたさせることは できません。
からだも おもすぎて とべません。
いぬは どうして あなを ほるの
7いぬは にくの ついた ほねが だいすき。あとの おたのしみに、あなを ほって ほねを しまいこんだりします。
8たべものが ありは しないかと あなを ほったりします。
9なつに あまり あついと、つめたい つちをほりだし、そのうえに はらばいに なることも あります。0
「なぜだろうなぜかしら ようちえん 上」(星野芳郎著)
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