a 長文 7.3週 0i
 日本にほんのくには、アジアたいりくと、つながったりはなれたりをくりかえして、いまのようになりました。
 りくがつながったときは、ゾウをはじめ、いろいろなどうぶつが、つぎつぎと日本にほんにやってきました。
 また、それらのどうぶつをおって、日本人にほんじんのそせんになったひともやってきました。
 いまのように、日本にほんがうみで、たいりくとへだてられてからは、どうぶつはこられなくなり、ゾウは、へるいっぽうでした。
 きこうや土地とち大きなおお  へんかがくりかえされたことや、ひとがだんだんふえていったことで、ゾウのすむばしょが、うばわれていきました。
 そういうことで、ついに日本にほんにはゾウがいなくなったのだと、かんがえられています。
 どうぶつやしょくぶつは、とてもながい年月としつきをかけていまのような、すがたやかたちになりました。ゾウのいちばんのそせんはメリテリウムというちいさいどうぶつで、はなもながくなかったのですが、じだいがうつるにつれて、からだは大きくおお  なり、はながのびていきました。
 どうぶつやしょくぶつがしんかのみちをたどるときは、そのからだのとくちょうを、どんどんはってんさせてゆくものです。 
 からだが大きくおお  、はなのながいことは、ゾウにとってつごうのよいことで、それであのようになったものでしょう。

 「なぜだろうなぜかしら」(実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ)より
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