1日本のくには、アジア大りくと、つながったりはなれたりをくりかえして、いまのようになりました。
2りくがつながったときは、ゾウをはじめ、いろいろなどうぶつが、つぎつぎと日本にやってきました。
3また、それらのどうぶつをおって、日本人のそせんになった人もやってきました。
4いまのように、日本がうみで、大りくとへだてられてからは、どうぶつはこられなくなり、ゾウは、へるいっぽうでした。
5きこうや土地に大きなへんかがくりかえされたことや、人がだんだんふえていったことで、ゾウのすむばしょが、うばわれていきました。
そういうことで、ついに日本にはゾウがいなくなったのだと、かんがえられています。
6どうぶつやしょくぶつは、とてもながい年月をかけていまのような、すがたやかたちになりました。7ゾウのいちばんのそせんはメリテリウムという小さいどうぶつで、はなもながくなかったのですが、じだいがうつるにつれて、からだは大きくなり、はながのびていきました。
8どうぶつやしょくぶつがしんかのみちをたどるときは、そのからだのとくちょうを、どんどんはってんさせてゆくものです。
9からだが大きく、はなのながいことは、ゾウにとってつごうのよいことで、それであのようになったものでしょう。0
「なぜだろうなぜかしら」(実業之日本社)より
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