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 チョウの幼虫ようちゅうは、動きうご 遅いおそ ため、てきから守るまも 工夫くふうをしています。
 たとえば、アゲハチョウの幼虫ようちゅうは、とりのフンのようないろかたちをしています。
 アゲハチョウの幼虫ようちゅうは、脱皮だっぴ繰り返しく かえ ながら大きくおお  なります。三かいまでの脱皮だっぴでは、からだ大きおお さは少しすこ ずつ大きくおお  なるものの、姿すがたはあまり変わりか  ません。
 かい脱皮だっぴで、アゲハチョウの幼虫ようちゅうは、黄緑色きみどりいろのイモムシになります。とりのフンの真似まねをするにはからだ大きくおお  なりすぎたので、今度こんど緑色みどりいろ葉っぱは  真似まねをするのです。また、このときに、大きなおお  目玉めだまのような模様もようもでき、近づいちか  てき脅すおど ための役割やくわり果たしは  ます。
 いろかたちだけでなく、においもアゲハチョウの幼虫ようちゅう守っまも てくれます。アゲハチョウの幼虫ようちゅう好んこの 食べるた  のは、ミカンやユズやカラタチなど、ミカンの仲間なかま植物しょくぶつです。黄緑色きみどりいろ幼虫ようちゅうは、ひたすら葉っぱは  食べた 丸々まるまる太っふと ていきます。からだなかに、ミカンの仲間なかま植物しょくぶつ苦みにが 成分せいぶんをためこんでいくのです。そして、てき襲わおそ れたり、危険きけん感じかん たりすると、黄色きいろいつのを突き出しつ だ 、そのにおいを出しだ 守りまも ます。
 ころころに太っふと 幼虫ようちゅうは、やがてさなぎになります。さなぎは、緑色みどりいろ薄茶うすちゃいろで、まわりの葉っぱは  いろ合わせあ  目立ためだ ないようになっています。
 羽化うかをするまえにウカウカしていたらてき襲わおそ れてしまいます。幼虫ようちゅうはアゲハチョウになるまでいろいろな工夫くふうをして守っまも ているのです。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい ω
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