1ゾウは、たくさんのえさを食べます。一日に大人三人分ぐらいの重さのえさを食べます。起きているときは、ほとんど食べている時間です。2えさは、草やわらや木の皮です。動物園では、パンや野菜やくだものも食べています。食べるだけではなく水もたくさん飲みます。3その量は、牛乳パック七十本くらいです。あの大きな体を保つには、こんなにたくさんの食べ物や水が必要なのです。
4ゾウは、長い鼻を上手に使って生活しています。鼻を丸めて重いものを持ったり、鼻の先で小さなものをつかんだりします。5鼻でつかんだ食べ物を口に入れたり、鼻から水を吸い上げて飲んだりします。
6土や水を体にかけるときは、一度鼻のなかに吸いこんでからシャワーのように吹きだします。
7ゾウとゾウのあいさつの仕方は、人間が握手をするように、鼻と鼻とをからみ合わせます。
ゾウは、記憶力もよく、自分に優しくしてくれた人をよく覚えています。
8また、ゾウは、人間には聞こえない声を使って、仲間どうし連絡をとることもあります。
9動物園に行ったときは、どうぞ(う)ゾウをよく見てきてください。きっとゾウたちも「待ってるゾウ!」と言っていることでしょう。0
言葉の森長文作成委員会 Β
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