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 どこの水族館すいぞくかんでも人気にんきのショーといえば、イルカのショーでしょう。みずなか気持ちよきも  さそうに泳いおよ でいるイルカは、実はじつ さかな仲間なかまではありません。わたしたち人間にんげん同じおな ほ乳類 にゅうるい呼ばよ れる生き物い ものなのです。わたしたちはみずなか呼吸こきゅうをすることはできません。それと同じおな ように、あれほど自由自在じゆうじざい泳ぎおよ 回れるまわ  イルカも、みずなかでは呼吸こきゅうができません。イルカのあたまうえには噴気孔ふんきこう呼ばよ れる小さいちい  あな開いひら ています。イルカは、わたしたちのはなあなのように、このあなをつかって呼吸こきゅうをしているのです。
 イルカは、昼間ひるま起きお ているときには、一分間いっぷんかんにおよそ六かいみずからあたま出しだ 呼吸こきゅうをします。そして、眠りねむ につくよるは、昼間ひるまのほぼ半分はんぶんの二かいから三かい呼吸こきゅうをします。ですから、水面すいめん近いちか 浅いあさ ところをゆっくりと泳ぎおよ ながらているのです。
 けれども、えさをとるために深くふか もぐる必要ひつようがあるときなどは、十五ふんくらいのあいだいき止めと ていることもできます。
 生物せいぶつむかしうみから誕生たんじょうしました。さかなのひれがあしになり、地上ちじょう歩き回るある まわ 生物せいぶつになりました。イルカの先祖せんぞも、大昔おおむかしは、地上ちじょう歩いある ていたのでしょう。それがなぜか「やっぱりうみにいるか。」と、再びふたた うみ戻りもど 自分じぶん手足てあし泳ぐおよ のに適してき たひれのようなかたち変えか ていきました。うみ戻っもど たイルカがいまどんな気持ちきも でいるか、聞いき てみたいがします。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(ω)
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