長文 9.3週
1. 【1】ひとは、うまれて六~七か月 げつたつとはがはえはじめ、二さいか三さいごろまでには、二〇ぽんほどになります。この小さいちい  ときにはえるはをにうしといいます。
2. 【2】このはは、子どもこ  大きくおお  なるにつれて、だんだんぬけてはえかわり、二〇さいごろに、あたらしいはがはえそろい三二ほんになります。これをえいきゅうしといいます。
3. 【3】はは、あごのほねにくっついています。あごのほねは、子どもこ  大きくおお  なるにつれて大きくおお  なります。【4】それで、小さいちい  あごにはえたはじめのはのままでは、あいがわるくなります。はえかわって大きいおお  あごにあうしっかりしたはがひつようになります。
4. 【5】二〇さいをすぎると、あごのほねは、もうそれほど大きくおお  なりません。はがふたたびはえかわることはありません。
5. 
6. 
7. 【6】毛糸けいとは、ちぢれたり、もつれたり、こまかいえだがからみあったりして、できています。そのもやもやしたのあいだには、空気くうきがたくさんふくまれています。
8. 【7】毛糸けいとなか空気くうきは、ちょうど、スポンジにふくまれたみずのように、あまりうごいたり、ながれたりしないで、じっとしているせいしつがあります。
9. 【8】この空気くうきは、そとのつめたい空気くうきが、うちに、はいりこむのをふせぎます。
10. 【9】また、この空気くうきはからだからにげだそうとするねつをつかまえて、たくわえるので、わたしたちのからだを、ほかほかしたかこいのようなかんじに、つつみます。
11. それで毛糸けいとでつくったものは、あたたかいのです。【0】
12. 
13. 「なぜだろうなぜかしら」(実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ)より